佐賀県 佐賀県議会TOP総合トップへ佐賀県 佐賀県議会TOP総合トップへ
佐賀県 佐賀県議会佐賀県 佐賀県議会(スマホ版)
背景色 青黒白
文字サイズ 拡大標準

平成19年11月定例県議会 決算特別委員長報告《委員長 篠塚周城》

最終更新日:
 
議案等の審議結果
平成19年11月定例県議会

決算特別委員長報告
委員長 篠塚周城


決算特別委員長の報告をいたします。
 
 9月25日の本会議におきまして、本委員会に付託され、閉会中の継続審査と
なっておりました、乙第91号議案「平成18年度佐賀県歳入歳出決算の認定に
ついて」、乙第92号議案「平成18年度佐賀県立病院好生館事業決算の認定に
ついて」及び乙第93号議案「平成18年度佐賀県工業用水道事業決算の認定に
ついて」、以上3件の議案について、11月5日から16日まで現地視察を含め
委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告
いたします。
 まず、採決の結果を申し上げます。
11月15日に全ての質疑を終了、翌16日に採決を行い、乙第91号議案を採
決の結果、賛成者多数をもって認定されました。
 次に、乙第92号議案及び乙第93号議案、以上2件の議案を一括して採決の
結果、全会一致をもって認定されました。
 続いて、審議の過程で申し述べられました主な意見及び要望の概要を申し上げ
ます。
 まず、総務常任委員会関係の事項について申し上げます。
1、行財政改革緊急プログラムの収支見通しの検証を毎年度できるだけ早く行い、
 佐賀県の財政状況についてその都度、県民にわかりやすく説明されたい。
1、行政事務の合理化、効率化を推進し、より一層の経費削減に取り組まれたい。
1、県民に、よりわかりやすい県政運営を行うため、県における広報の機能を充
 実されたい。
1、原子力災害発生時の避難所については、地区住民への周知方法を見直すとと
 もに、原子力防災訓練は、海水浴客などの観光客が多い夏場での実施や放射性
 物質の飛散を想定した避難所の設定など、より実態に即した訓練を検討された
 い。
1、市町防災行政無線の整備を促進し、災害情報の県民への提供体制を充実され
 たい。
1、現行の地方財政制度の問題点について、国に改善を求め、安定的な財源の確
 保に取り組まれたい。
1、公債費の平準化を図り、財政の安定化に取り組まれたい。
1、自主財源の安定的な確保と、県税の収入未済額の解消に努められたい。
1、高齢者の交通事故を減少させるため、高齢者に対する交通安全教育、指導に
 努められたい。
1、警察官が現場業務を遂行するに際し、未成年者や障害者の方々へ適切な対応
 を行うため、警察学校や警察署職場における教育及び研修を充実されたい。
1、地域住民に対する最大の社会福祉である治安の維持を確保するため、検挙率
 の更なる向上など、警察力の向上に努められたい。
との意見などが出されました。 
 次に、文教厚生常任委員会関係の事項について申し上げます。
1、子育てと仕事の両立支援及び放課後における児童の健全育成を図るため、放
 課後児童クラブは、必要とする全小学校区等への設置を促進するとともに、保
 護者や児童の立場から考えた運営に努められたい。
1、菖蒲処分場の整備を契機とした地域振興策の早急な実施に加え、完成後の健
 全な運営に努められたい。
1、指定管理者制度の導入後の成果及び問題点を分析し、指定管理者が管理する
 公の施設が、サービス低下等を来たさないよう取り組まれたい。
1、近年の厳しい予算編成が、県民生活に及ぼす影響を十分に認識し、補助金の
 減額や廃止等の見直しにあたっては、市町や学校現場と十分に協議されたい。
1、生活困窮者の最後の拠り所である生活保護制度が適正に運用されるよう、今
 後とも福祉事務所への指導や関係機関との連携に努められたい。
1、障害のある方の生活の質の向上及び高収入が得られる就労への支援に努めら
 れたい。
1、子どもを安心して生み、育てることができる環境づくりのため、小児救急医
 療体制の充実と、小児科、産科等の不足診療科の医師確保・定着に取り組まれ
 たい。
1、県立病院好生館の決算状況を総括し、新病院の健全経営に向けて、将来を見
 据えた取組みをされたい。
1、小学校低学年での小規模学級とティームティーチングの選択制は、それぞれ
 の成果を検証するとともに、対象学年の拡大も検討されたい。
1、育英資金制度を将来にわたり適切な貸付制度として維持するため、返還金の
 収入未済防止対策に努められたい。
1、障害のある児童生徒が、地域の身近な場で教育を受けられる環境を整備する
 とともに、特別支援学校卒業後の自立と社会参加に向けた支援を充実されたい。
1、学習や集団参加等が困難な発達障害児が、将来自立し社会参加していくため
 に、一人一人のニーズに応じた適切な指導や支援の充実に努められたい。
との意見などが出されました。 
 次に、産業常任委員会関係の事項について申し上げます。
1、不適正な事務処理の根絶に向け、コンプライアンスの徹底に努められたい。
1、県内産業の発展や地域振興に貢献できるものとなるよう、県立九州シンクロ
 トロン光研究センターの設置効果を最大限に発揮されたい。
1、地球温暖化の防止に向け、石油に替わるエネルギー源となる新エネルギー分
 野の産業振興に努められたい。
1、佐賀牛の一層のブランド力強化に向け、間断のない情報発信の実施により販
 路開拓を推進されたい。
1、今後も農産物の輸出に積極的に取り組み、海外での佐賀ブランド充実に努め
 られたい。
1、佐賀商工共済問題について県が平成16年2月に作成した調査報告書等と、
 裁判で指摘された県の法的責任についての整合性を図るため、再調査を実施し、
 報告書の誤りを訂正されたい。
1、「地産地消」の推進など、消費者と生産者の信頼関係の構築に向け、農業県
 佐賀としての施策を持続的に推進されたい。
1、玄海地区における水産団体の経営の健全化と漁業生産性の向上に向けた対策
 を早急に講じられたい。
1、佐賀農業の発展を図っていくため、より高収益が期待される野菜や果樹、お
 茶など園芸農業の振興に努められたい。
1、佐賀牛の一層の生産拡大に向け、関係機関・団体と十分連携しながら、肥育
 素牛を生産する繁殖農家の基盤強化を推進されたい。
1、ノリ養殖生産県日本一の維持に向け、引き続き協業化を推進されたい。
1、木材生産はもとより、水源の涵養や地球温暖化防止など、様々な公益的機能
 を有する森林の 整備を引き続き推進されたい。
との意見などが出されました。 
 次に、県土整備常任委員会関係の事項について申し上げます。
1、行財政改革緊急プログラムの実施による厳しい財政状況を考慮し、投資的経
 費については、予算編成を硬直化させる直轄事業負担金等の事業の必要性を十
 分に検討されたい。
1、建設投資額が減少する中、建設業者が適正利益を確保し、経営を維持できる
 よう多様な支援策を実施されたい。
1、県営住宅のバリアフリー化や耐震対策を計画的に進めるとともに、収入未済
 額の解消を図るため、滞納家賃の回収業務を民間に委託することを検討された
 い。
1、住宅供給公社が行う県営住宅管理業務の全部撤退時期を延長し、プロパー職
 員の処遇は、県が責任を持って対応されたい。
1、堆砂量が計画値に近づいている平木場ダムについては、原因特定のための調
 査や対策を早急に取り組まれたい。
1、河川改修などの公共工事にあたっては、そこに生息する動植物にやさしい、
 環境に配慮した取組みを継続されたい。
1、開港以来、赤字が続く有明佐賀空港については、さらなる収支改善に努める
 とともに、事故が発生した場合の危機管理体制を充実されたい。
1、高齢者や障害者等交通弱者の移動の円滑化に向けて、総合的な交通対策を積
 極的に推進されたい。
1、九州新幹線鹿児島ルート整備の経済波及効果を分析・検証し、期待どおりの
 経済効果が達成されるよう事業主体である鉄道・運輸機構へ要請されたい。
1、九州新幹線長崎ルートについては、県独自の費用対効果調査を早急に実施し、
 県民に調査結果を示されたい。
1、高齢者や子供たちなど交通弱者の安全・安心を確保するため、日常生活に密
 着した歩道の整備を推進するとともに、事業採択の可否に関する情報をわかり
 やすく公表されたい。
1、佐志浜埋立地の住宅関連用地は、早期の売却が実現できるよう土地の再調査
 や基盤整備に取り組まれたい。
との意見などが出されました。
 以上をもちまして、決算特別委員長の報告を終わります。

このページに関する
お問い合わせは
(ID:40104)
佐賀県議会事務局   〒840-8570  佐賀市城内1丁目1-45  
(総務課)TEL:0952-25-7215  (議事課)TEL:0952-25-7216  (政務調査課)TEL:0952-25-7306  メール(共通):gikai@pref.saga.lg.jp

Copyright© 2016 Saga Prefecture.All Rights Reserved. 佐賀県

佐賀県議会事務局

佐賀市城内1丁目1-45
(総務課)TEL:0952-25-7215
(議事課)TEL:0952-25-7216
(政務調査課)TEL:0952-25-7306
メール(共通):gikai@pref.saga.lg.jp
Copyright© 2016 Saga Prefecture.All Rights Reserved.