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 9月2 5日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、9月27日及び28日の両日、委員会を開催し、慎重に審議いた しましたので、その経過及び結果について報告いたします。 
  
まず、採決の結果を申し上げます。 
質疑終結の後、直ちに討論に移り、乙第86号議案について、反対の立場から、「県は、厳しい財政状況にもかかわらず、国策という理由のみで、県民の意見も聞かず、県独自の費用対効果も全く試算せず、知事のみの判断で、九州新幹線長崎ルートを強引に整備しようとしている。全国新幹線整備計画の一環である、九州新幹線鹿児島ルート建設に対する鳥栖市の負担についても、認められない。」との討論がありました。 
また、甲第41号議案中、本委員会関係分、に関し、「県職員の意識を改め、事務処理を適正に行うようおおいに反省を促す。」との意見がありました。 
  
討論の後、直ちに採決に移り、甲第41号議案中、本委員会関係分、及び乙第86号議案を採決の結果、賛成者多数をもって原案のとおり可決いたしました。 
次に、甲第37号議案中、本委員会関係分、乙第80号議案、乙第83号議案から乙第85号議案まで3件、乙第87号議案、及び乙第88号議案、以上7件の議案を一括して採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。 
  
続いて、所管事項一般として、申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。 
◎  新たな行財政改革プランにおける公共事業予算の今後の見通し 
◎  佐賀県1万人雇用創出計画の目標達成と、建設業者の倒産等により失業者が発生している現実と整合性が取れる政策の展開 
◎  条件付き一般競争入札における対象地域の見直し、及び最低制限価格等の引き上げ等による地域の建設業の育成 
◎ 上場地区の老朽化した土地改良施設更新に対する支援策 
◎ 県営住宅の管理業務における指定管理者公募資格の条件緩和 
◎ 城原川における野越し等による減災施設の現状、及びダムによらない治水対策への見直し 
◎ 九州新幹線長崎ルート整備の是非を判断するための、佐賀県独自の費用対効果試算の必要性 
◎ 県財政が厳しい中、九州新幹線長崎ルートを今整備する必要性 
◎ 九州新幹線長崎ルート着工条件の見直しに対する知事の発言内容と、従来からの姿勢との矛盾 
◎ 九州新幹線長崎ルートに導入予定されているフリーゲージトレインの試験の実施状況 
◎ 国道204号唐房バイパス、県道唐津呼子線、及び県道唐津北波多線などの早期整備 
◎ 原子力災害時における避難道路の整備状況、及び今後の取組み 
◎ 歴史的文化資産に配慮した道路整備 
◎ 呼子港におけるコースタルリゾート計画の促進 
  
などの質疑が行われました。 
  
最後に、6月定例会から引き続き審査中の 
1、県土づくり行政について 
1、交通政策行政について 
1、災害対策について 
 以上3件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。 
  
以上をもちまして、県土整備常任委員長の報告を終わります 
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