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平成19年6月定例県議会 文教厚生常任委員長報告《委員長 竹内和教》

最終更新日:
 
議案等の審議結果
平成19年6月定例県議会

文教厚生常任委員長報告
委員長 竹内 和教


文教厚生常任委員長の報告をいたします。
 
  
 月22日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案、及び請願、
並びに継続審査中の事件につきまして、6月26日及び27日の両日、委員会を
開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
 
 まず、採決の結果を申し上げます。
 質疑終結の後、甲第30号議案 平成19年度一般会計補正予算に対し、原田寿雄委員
他7名から付帯決議案が提出されました。
 付帯決議案についての提出者説明の後、甲第30号議案中、本委員会関係分、及び
付帯決議案について一括して討論に入り、甲第30号議案中、本委員会関係分について、
反対の立場から、「伊万里地区新高校における農業実習施設の用地取得に関する予算の計上は、
撤回または凍結すべきである。
 県立高校再編については、当初から県民の反対の声が多いのにもかかわらず、伊万里商業高校と
伊万里農林高校とを統合し、総合選択制の新高校をつくる準備が行われている。
 一旦白紙に戻された経緯がある統合事案について、生徒の父母、県民、地元住民に対する十分な
説明なしに強行しようとする教育委員会の態度はいかがなものか」との討論がありました。
 この討論の後、直ちに採決に移り、まず、甲第30号議案中、本委員会関係分を採決の結果、
賛成者多数をもって、原案のとおり可決いたしました。
 続いて、付帯決議案について、採決の結果、賛成者多数をもって、原案のとおり可決いたしました。
 なお、本付帯決議は次のとおりであります。
甲第30号議案 平成19年度佐賀県一般会計補正予算に対する付帯決議
 今定例会に上程されている甲第30号議案平成19年度一般会計補正予算には「県立高等学校再編に
伴う伊万里地区新高校における農業実習施設の用地取得費」が含まれている。これは、伊万里商業高校に
隣接する農地を温室及び実習棟建設のため購入しようとするものであるが、この農地は三方を住宅地に
囲まれており、事前に当該地域とも十分協議を尽くし、地元の理解のもとに予算を計上する必要が
あったにも拘わらず、十分な協議がなされていない。
 この用地取得については、まず地域の理解を得ることが先決であり、このことについては、本定例会でも
質問がなされたが、事前協議をしなかった理由については答弁がなされていない。これらのことは誠に
遺憾である。
 県立高校再編計画は、平成17年2月に「県立高等学校再編整備第1次実施計画における専門高校等の
再編計画」が決定したが、現在に至っても特に議論が頻発しているのは、地元の十分な理解が得られて
いない証拠である。
 教育委員会が、このことに思いを巡らせれば、今回の用地取得については、まず第一に地元の理解を
得ることが肝要であるということが容易に想像ができたにも拘わらず、地元の理解を得る努力すら
しなかったことは、教育委員会の説明責任を放棄したものであると言わざるを得ない。
 なお、県立高等学校再編整備計画は、平成十四年に第一次実施計画が公表されたが、本議会においては、
同年11月定例会で「県立高等学校の再編整備計画に関する決議」を可決し、地元住民の理解が得られる
努力を求めたところである。
 今回の教育委員会のこうした対応は、教育行政に対する地域の信頼を大きく損なうものであり、また、
平成14年の決議が活かされていないことであり、地元への十分な説明が尽くされるまで、当該予算の
執行は凍結すべきである。
 教育委員会におかれては、今回のように協議がなされないまま議会に提案するということではなく、
今後、県立高等学校再編整備計画に関する諸事業については、地域にも十分な情報提供を行い、
協議がなされ、理解が得られたうえで議会に提案されるよう強く要請する。
以上、決議する。
以上です。
 次に、乙第60号議案を採決の結果、賛成者多数をもって、原案のとおり可決いたしました。
 次に、甲第31号議案、乙第57号議案から乙第59号議案まで3件、乙第61号議案及び
乙第66号議案以上6件の議案を一括して採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
 次に、請第5号請願「最低保障年金制度創設の意見書採択を求める請願書を採決の結果、
賛成者少数により不採択となりました。
 次に、請第6号請願「『消えた年金問題』の早急な解決を求める意見書採択についての請願書」を
採決の結果、賛成者少数により不採択となりました。
 次に、請第3号請願「新佐賀県立病院好生館の歯科設置に関する請願」を採決の結果、全会一致に
より採択となりました。
 続いて、付託議案についての主な意見及び要望の概要を申し上げます。
 1、障害者の住まいの場、働く場の確保については、実情を十分把握し、より一層努力されたい。
 1先端的がん治療施設の誘致については、実現へ向けて、強力に取り組まれたい。
 1図書館先進県づくりにあたっては、学校における朝の十分間読書等、児童・生徒の読書習慣の
  さらなる定着を推進されたい。
 1伊万里地区新高校における農業実習施設の用地取得については、地元住民の十分な理解を得るよう
  努められたい。
 との意見などが出されました。
 続いて、所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
 放課後子どもプランについての今後の取り組み
 県有施設、公立小中学校のアスベスト使用状況の把握とその対応
 有明海再生特別措置法見直しへの取組み
 MOX燃料工場のトラブルと中間貯蔵施設問題への対応
 介護保険制度の改正に伴う利用者負担増等への対応
 新県立病院の整備スケジュール及び体制(歯科設置、スタッフ数等)についての考え
 コムスンの不正事案への対応
 養育困難な乳幼児の保護対策
 狂犬病の予防・治療への対応
 周産期医療体制の整備への取組み
 医師の偏在対策、医師確保対策への取組み
 自殺防止対策、遺族支援への取組み
 動物愛護思想の普及と動物取扱業者の指導監視への取組み
 公立学校の耐震化への取組み
 発達障害児の支援への取組み
 教職員の健康管理への取組み
 平成19年度全国学力・学習状況調査の実施状況を踏まえての平成20年度調査への対応
 児童生徒の登下校時の安全対策
 参院選投票日変更に伴う「2007青春・佐賀総体」への影響と対策
 学校等のプールの安全対策への取組み
 県立中学校の入学者選抜における抽選についての見直し

 などの質疑が行われました。

 最後に、5月臨時会から引き続き審査中の

くらし環境行政について

1、健康福祉行政について

1、教育の振興について

 以上3件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
 以上をもちまして、文教厚生常任委員長の報告を終わります。

 

  

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