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平成19年1月臨時県議会 文教厚生常任委員長報告《委員長 楢崎近》

最終更新日:
 
議案等の審議結果
平成19年1月臨時県議会

文教厚生常任委員長報告
委員長 楢崎 近


文教厚生常任委員長の報告をいたします。
 
 1月31日の本会議におきまして、本委員会に付託されました乙第1号議案
「玄海原子力発電所におけるプルサーマル計画の受け入れの賛否に関する県民
投票条例」について、1月31日、及び2月1日の両日委員会を開催、特に2
月1日には知事の出席による総務常任委員会との連合審査会を開催し、慎重に
審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
 まず、採決の結果を申し上げます。
 連合審査会における質疑終結の後、討論に移り、乙第1号議案について、賛
成の立場から、「経済的にも高くつき、リサイクルになるとは思えないプルサ
ーマルの玄海原子力発電所への導入は危険であり、これまで知事と議会に県政
を委ねてきた県民が、初めて直接請求による条例制定を求めたこの問題に対し、
県民の声を聞いて欲しいと署名をされた様々な立場の人に応えるためにもその
制定は必要である」との討論がありました。
 討論の後、直ちに採決に移り、乙第1号議案「玄海原子力発電所におけるプ
ルサーマル計画の受け入れの賛否に関する県民投票条例」を採決の結果、賛成
者少数をもって、否決いたしました。
 
 続いて、連合審査会における審議の過程で申し述べられました付託議案につ
いての主な意見及び要望の概要を申し上げます。
1、住民投票の実施を限定的なものと考えるのではなく、県民の権利として住
 民投票条例を制定すべきである。
1、県民から県民投票条例制定の直接請求がなされたことを真摯に受け止め、
 プルサーマル導入に伴う県民の不安解消に、より一層努められたい。
との意見などが出されました。
 この他、付託議案についての主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 原子力政策が住民投票制度により否定されていることに対する県の考え
◎ 九州電力がフランスに発注しているMOX燃料の一部原料となる使用済み
 ウラン燃料のリサイクルの実態
◎ 今後八十五年も使える安価な天然ウランが存在する現時点において、世界
 最高のプルトニウム富化度でプルサーマルを始める理由
◎ MOX燃料装荷時に放射線を遮断するために必要な設備の内容と情報公開
◎  電力会社の相次ぐデータ改ざんとプルサーマル推進の資格の有無
◎ 条例制定後、県民投票の執行までに必要な期間及び全県的な選挙と同時に
  県民投票を実施した場合の経費
◎ 間接民主主義が機能しているということの判断の主体
◎ 常設型住民投票条例制定の必要性
◎ 県がプルサーマル計画を受け入れたことにより上乗せ交付された電源立地
  地域対策交付金で実施されたプルサーマル理解促進事業の妥当性と真の理解
  に向けた事業のあり方
◎ 県民投票条例制定の直接請求がなされたことに対する県の認識
◎ 県民投票条例請求の要因となった事前了解後のプルサーマルに関する広報
  のあり方
◎ プルトニウム保有に関する国際公約とプルサーマルとの関係
◎ プルサーマル計画に対する県議会決議で求めた「県民の不安解消」「情報
  公開」等の状況と今後の県の原子力安全行政への取り組み
◎ プルサーマル導入事前了解の前提となったプルサーマル計画を安全である
  と県が確認した 科学的な根拠
◎ プルサーマル計画導入に対して反対議決をした旧町村に対する理解促進
  
  などの質疑が行われました。
 以上をもちまして、文教厚生常任委員長の報告を終わります。
 
 
 
 
 
 
 
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