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佐賀県は「障害者プラン」(ともに生きわかちあう社会をめざして)として平成10年度(1998年)から平成15年度(2003年)までの各分野の数値目標をきめた。長びく不況のための失業と高齢化のため、くらしは深刻な状況においこまれている。障害者、家族にとってはどの分野でも切実なものばかりである。早期の実施がまたれるところである。また、2000年4月から実施の介護保険について「公費のサービスや負担はどうなるのか」不安や疑問がだされている。行政の温かい施策を求めるものである。わたしたちは次の項目が早急に実現するよう請願する。
請 願 項 目
1.「障害者プラン」の概要の普及に努めること。なお、年度別の施策と予算措置を行うこと。
2.障害者年金を増額(生活保護費並)するとともに所得制限をなくすこと。また、国に働きかけること。
3.精神障害者の社会復帰施設(援護寮、福祉ホーム、通所授産施設) について計画を明示すること。
4.小規模作業所(通所)の補助を増額し、入所者の通勤費補助を新設すること。
5.障害者雇用で企業(事業所)を指導して雇用率を上げること。とくに、自治体の雇用率達成に努めること。市町村合同の別枠採用試験を実施し、職種も検討するよう指導すること。
6.障害乳幼児の療育施設をふやすこと。また、医療と専門職(OT・PT)の指導がうけられるように予算を増やすこと。
7.佐賀駅、唐津駅、基山駅にエレベーター(エスカレーター)の設置とターミナル周辺の段差解消などを行うこと。また、公共交通機関に障害者、高齢者が利用しやすい車両(超低床車両)の導入を指導すること。
8.介護保険について、障害者にたいしては保険料を免除し、自己負担分は公費で実施すること。
平成12年12月5日
佐賀県議会議長 宮 原 岩 政 様
紹介議員 牛 嶋 博 明 木 下 治 紀 伊 藤 豊
増 本 亨 武 藤 明 美 宮 崎 泰 茂
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