議案等の審議結果
新幹線・地域交通問題対策等特別委員長報告
委員長 指山 清範
新幹線・地域交通問題対策等特別委員長の報告をいたします。
九州新幹線、新幹線停車駅周辺整備、及び在来線、バス路線等地域交通体系に関する諸問題の調査に関する件につきまして、9月30日に委員会を開催し、質疑を行いましたので、その過程で申し述べられました主な質疑の概要を報告いたします。
◎ 九州新幹線西九州ルートをフル規格で整備した場合のCO2削減効果及び建設費負担以外のメリットに対する県の認識
◎ 総合交通体系に係る佐賀駅と佐賀空港の連携を想定した場合の県の考え
◎ 在来線の利便性が低下した鹿島・太良地域の方々の思いに対する県の考え
◎ 県内の新幹線停車駅の開業時期や自治体の負担及び開業の効果
◎ 並行在来線を経営分離させないためのJR九州との協議の在り方
◎ 佐賀県、長崎県、JR九州のトップ三者による意見交換の目的及び議論の内容と結果並びに今後の議論の進め方と国との関わり方
◎ 県や県内市町の首長による特急「かささぎ」に関するJR九州への要望と回答の内容及び県の今後の対応
◎ 在来線の利用状況と利用促進の取組み及び筑肥線の活用に関する検討会の取組状況
◎ 長崎本線上下分離区間における列車運行及び鉄道施設に関する利便性向上の取組み
◎ 長崎本線上下分離区間へのICカードのエリア拡大に向けた県の見解
◎ 在来線の持続可能な利用促進及び利便性の向上に向けた今後の取組み
◎ 県内の第三セクター鉄道の概要と経営状況及びこれまでの県の関わりや今後の取組み
◎ 鉄道事業再構築実施計画の概要及び県における計画概要と変更の内容
◎ 国の「交通空白解消本部」が考える交通空白の概要や取組方針及び国の支援制度を活用した県内の取組み
◎ 県内の「交通空白」の状況と解消に向けた県や市町の取組み
◎ 佐賀県地域公共交通計画の概要と評価及び国土交通大臣への報告実績や助言の有無並びに計画満了後の県の対応や決意
◎ 地域交通の定義と国・県・市町・事業者それぞれの役割
◎ 地域交通を維持するための市町職員による運転業務の有無及びふるさと納税の活用事例
◎ 県内のライドシェアの取組事例や特定技能外国人の活用事例及び免許取得の補助の有無
◎ 路線バス「江見線」の減便による沿線住民への影響に対する県の認識及び廃止路線に対する県の対応状況
◎ 県内の路線バスの再編状況及び持続可能なものとするための利用促進並びに運転士の確保策と運行効率化の取組み
◎ 県内のコミュニティバスやデマンドタクシーの運行方法及び地域交通システム全体を持続可能なものとするための取組みと県の決意
などの質疑が行われました。
最後に、九州新幹線、新幹線停車駅周辺整備、及び在来線、バス路線等地域交通体系に関する諸問題の調査に関する件につきましては、今後なお検討すべき重要な問題が残されておりますので、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、新幹線・地域交通問題対策等特別委員長の報告を終わります。