総務常任委員長の報告をいたします。
9月19日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、9月25日及び26日の両日、委員会を開催し「佐賀県警察本部科学捜査研究所」及び「佐賀県警察本部体育館」への現地視察を含め慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
甲第40号議案中本委員会関係分、甲第41号議案から甲第43号議案まで3件、甲第45号議案中本委員会関係分、乙第46号議案から乙第48号議案まで3件、乙第50号議案及び乙第56号議案、以上10件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
次に、乙第60号議案「公安委員会委員の任命について」を採決した結果、全会一致をもってこれに同意することにいたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見の概要を申し上げます。
1 県内の少年自然の家については、県が主体となって施設の磨き上げを行いながら、多くの人が利用し、子どもたちが自然に親しんで社会性を豊かにし、心身ともに健やかに学び育つ場所となるよう努められたい。
との意見が出されました。
続いて、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
まず、県立大学関係として、
◎ 令和7年7月に開催されたシンポジウムの参加者から受けた県の気づき
◎ 大学職員の確保と将来の人材育成に向けた県のイメージ
◎ 地域構想推進プラットフォームの概要と県が描く将来の姿
などの質疑が行われました。
次に、佐賀駐屯地関係として、
◎ 県の駐屯地開設までの向き合い方と今後の駐屯地との向き合い方
◎ 駐屯地開設による災害時の活用に対する県の考え
◎ オスプレイの訓練内容や具体的なスケジュールと訓練時の飛行ルート及び夜間飛行訓練の実施に係る佐賀空港周辺住民への周知方法
◎ オスプレイ配備後の騒音に対する県民の声と今後の県の対応
◎ 駐屯地調整室が行う知事への日報の概要と議会に対する情報提供の必要性
◎ 将来的な駐屯地の拡張に対する県の認識
◎ 駐屯地開設後の県内の反応及び地域との関係構築に向けた取組み
◎ 駐屯地からの具体的な排水対策及び今期のノリ漁期に向けた今後の対応
などの質疑が行われました。
次に、その他所管事項一般として、
◎ 国勢調査の目的や意義
◎ 国勢調査実施までの県の準備状況及び前回調査からの改善点
◎ 国勢調査調査票の回収後の作業概要及び調査結果の公表時期
◎ 県職員の採用状況や他県との比較及び今後の見通し
◎ 県の技術職員の採用状況と課題及び人材確保に向けた取組み
◎ 県職員の中途採用者の割合と他県との比較や今後の見通し及び中途採用の効果や課題
◎ 県職員の早期退職の状況と要因分析及び早期退職防止に向けた今後の取組み
◎ 県庁の組織力強化に向けた総務部長の思い
◎ 来日外国人犯罪の検挙件数や検挙人員の推移及び来日外国人犯罪の組織化の現状
◎ 県内で発生した来日外国人犯罪に対する所見と県警察の取組み及び来日外国人が犯罪に関わらず被害に遭遇しないための取組み
◎ DNA型鑑定不適切事案の概要と発覚の経緯及び長期間に及ぶ不正行為が発生した理由や気づかなかった理由並びに公判等への影響
◎ DNA型鑑定不適切事案の発生要因を踏まえた具体的な再発防止策
◎ 科学捜査研究所の体制の現状及びDNA型鑑定不適切事案の発覚後の改善策
◎ 公安委員会の位置づけと役割及びDNA型鑑定不適切事案に対する公安委員会からの指摘
◎ DNA型鑑定不適切事案において第三者委員会の設置の必要がないと判断した理由
などの質疑が行われました。
最後に、6月定例会から引き続き審査中の
1 財政確立について
1 政策の企画・調整について
1 危機管理・報道行政について
1 総務行政一般事項について
1 警察行政について
以上5件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、総務常任委員長の報告を終わります。