議案等の審議結果
農林水産商工常任委員長報告
委員長 弘川 貴紀
農林水産商工常任委員長の報告をいたします。
6月20日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、6月25日及び26日の両日、委員会を開催し「果樹試験場」及び「畜産試験場」への現地視察を含め慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
乙第40号議案を採決した結果、賛成者多数をもって原案のとおり可決いたしました。
次に、甲第35号議案中本委員会関係分、甲第37号議案及び乙第41号議案から乙第43号議案まで3件、以上5件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました、付託議案についての主な意見の概要を申し上げます。
1 輸出関連企業価格転嫁・交渉支援事業による県内企業への支援については、新たな挑戦や先を見据えた経営に踏み出す後押しとなるよう支援に取り組まれたい。
1 佐賀型ドライバー人材受入チャレンジ事業については、事業者任せにせず、あらゆる段階において伴走し、県が主導的に関わられたい。
との意見が出されました。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました、主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 唐津湾海区砂採取協同組合の概要
◎ 玄海地区六漁協が唐津湾海区砂採取協同組合から受領している海砂採取の協力金の実績
◎ 佐賀県中小企業生産性向上支援補助金の目的と概要及び採択状況や不採択事業者へのフォロー並びに今後の事業実施の見通し
◎ 産業技術学院の役割と訓練内容及び運営課題並びに今後の取組み
◎ 奨学金返還支援事業の概要と特徴及び企業の反応や取組状況並びに補助金交付のスケジュールと広報の内容
◎ 水稲新品種「ひなたまる」の開発経緯や特性及び今後の普及の見通し
◎ イチゴやカンキツ類及び畜産における高温による影響の内容とその対策
◎ ゲノム育種価を種雄牛造成に活用するメリット及び県産種雄牛「二尺玉」の概要と利用推進の取組み
◎ 白石平野地域における農業水利施設の役割及びこれまでの保全管理の状況と課題並びに今後の取組み
◎ 収穫時期を迎えた人工林の伐採と再造林の現状並びに伐採後の再造林を支援するための情報発信の考え方
◎ 小規模森林所有者の現状と森林施業を集約化するための取組み
◎ 森林資源の循環利用を担う人材の現状と確保・育成するための取組の方向性
◎ 森林資源の循環利用を推進するための今後の取組み
◎ 長期的な視点による森林管理の考え方
◎ 有明海の漁獲量の推移及び二枚貝の資源回復に向けた今後の取組み
◎ 有明海特措法に基づく有明海再生事業を活用したタイラギやアサリの資源回復に向けた取組み及び県の事業予算額の推移と国の予算額
◎ 有明海再生加速化対策交付金の概要と今年度の取組み及び公正な使い方
◎ 玄海の漁獲量の推移や減少の要因及び漁業振興に向けた今後の取組み
◎ 玄海地区における水産資源の回復や漁業のスマート化に向けた取組み
◎ 近年のノリの生産状況や令和6年度漁期のノリ養殖の状況及び二枚貝による色落ち対策の取組状況と今後の展望
◎ ノリ養殖におけるシステム船の概要と導入に向けた検討状況及び安定生産に向けた今後の取組み
などの質疑が行われました。
最後に、2月定例会から引き続き審査中の
1 産業労働行政について
1 農林水産行政について
以上2件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、農林水産商工常任委員長の報告を終わります。