所在地
佐賀市東与賀町田中、下古賀 0952-45-1022(佐賀市東与賀支所)
遺産にまつわる物語
有明海沿岸に自生する希少種のシチメンソウは、昭和62年(1987)、昭和天皇が全国植樹祭の行幸の際、有明海干潟も視察され、その時にシチメンソウやヒロハマナツ等の塩生植物をご覧になられたことで、一躍脚光を浴びるようになった。 これをきっかけに、当時、葦の中に隠れるようにひっそりと自生していたシチメンソウを地域の財産として保護していこうと、地元の有志で「シチメンソウを育てる会」が発足した。会では、種取り・種まき、周辺の環境美化活動を続け、晩秋の有明海の干潟を真っ赤に染め上げるシチメンソウの群生地が見られるようになった。
特徴
シチメンソウは、生長の過程で色の変化がみられ、秋には全体が鮮やかな紅紫色となる。 シチメンソウヤードの南には、広大な干潟・有明海が広がり、その先に雲仙普賢岳を見ることができ、又、北には豊かな佐賀平野、さらにその先に天山・脊振の山々を見渡すことができるなど、地区内の景観だけでなく、周辺の景観を楽しむ眺望拠点として貴重である。
保存や活用の取組
シチメンソウを育てる会では、他の地域住民の協力も得ながら、月1回の清掃活動やシチメンソウの生態に応じた管理作業など、シチメンソウの保護育成を行っている。10月下旬から11月上旬のシチメンソウが赤く色づくシーズンには、シチメンソウまつりのイベントが行われ、地元産品の物販の他、シチメンソウのライトアップもされ、多くの観光客が訪れている。