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令和5年7月九州北部豪雨災害復旧・復興推進チーム 第3回会議を開催しました

最終更新日:
 

令和5年7月九州北部豪雨災害復旧・復興推進チーム 第3回会議を開催しました

7月19日(水曜日)に第3回会議を開催しました。 


会議資料



会議内容

○チーム長(落合副知事)

 それでは、第3回目の復旧・復興推進チーム会議を始めさせていただきたいと思います。

 発災から約10日たちまして、かなり全体像が見える状況になってきたのではないかと思います。

 最初に各部局における復旧・復興の取組状況について報告をお願いしたいと思います。

 最初に県土整備部お願いします。

○県土整備部

 資料に沿って説明させていただきたいと思います。

 まず、被害の状況の把握でございますが、土木事務所や建設業界の協力を得ながら調査を実施して被害の状況を把握してまいりました。

 被害箇所の把握が済んだ地点につきましては、順次、災害復旧に向けて調査、測量の準備を進めているところでございます。

 被害箇所の多い山間部につきましては、被害の大きな箇所の把握は済んでいるものの、まだ全体の詳細がつかめておりませんので、引き続き状況の把握を続けてまいります。

 また、昨日は午後、県の防災ヘリ「かちどき」で上空の方から山間部の土砂災害に対する点検ですとか、海岸漂着物の状況を上空から確認させていただいております。引き続き被害状況の把握に努めてまいります。

 応急対応の状況でございますが、応急対応といたしまして、まず、道路の崩土とか倒木の状況を進めてきたところでございまして、あと1か所残っております。この部分についても、通行規制解除に向けて現地で対応しているところでございます。

 また、河川の護岸など応急対応が必要な箇所につきましては、大型土のうですとかブルーシートの設置などを進めておりまして、引き続きこの対応を進めてまいります。

 また、人的被害がありました浜玉町の平原今坂地区につきましては、今後、土砂災害の箇所につきまして、雨量計とか土石流を感知するワイヤーセンサー、回転灯とかサイレン、こういう警報装置の設置を行いまして、斜面の監視を行っているところでございます。避難指示が昨日の15時に唐津市で解除されたところでございます。現在、復旧工事を行うための現地調査とか対策の検討を行っておりまして、国や地元と協議しながら引き続き安全対策に配慮して対応してまいりたいというふうに思っております。

 あと、今後の本復旧につきましてですが、今回、豪雨による被害が多かった唐津地域の体制を強化するため、技術職員の派遣を行っているところでございまして、昨日、唐津市役所に2名を派遣しております。また、唐津土木事務所には明日から4名を派遣して、災害復旧に向けた調査、測量の体制を強化しているところでございます。

 そして、被害の状況でございますが、大雨から1週間がたちまして、道路、河川といった公共土木施設の被害状況について、市町からの災害の報告が上がってきました。昨日までの状況といたしましては、県施設で265か所、約55億円、市町施設で415か所、約51億円、合計680か所、約106億円の被害報告となっております。県、市町ともに唐津市内での被害が多い状況というふうになっております。

 全体での件数とか被害額は、令和元年、3年よりも上回っているところでございます。災害申請に向けて調査、測量設計を進めてまいりたいというふうに思っております。

 今後の対応になりますが、繰り返しになりますが、引き続き被害状況の実態の把握、応急対応の実施、また、災害査定に向けた調査、測量設計などを進めまして、被害を受けた公共土木施設の復旧・復興に取り組んでいきたいというふうに思っております。

 また、海岸漂着物の除去につきましては、ヨシ等の漂着が確認されておりますので、現在、撤去作業を開始するための準備を進めているところでございます。

 県土整備部からは以上でございます。

○チーム長

 ありがとうございます。

 次に、農林水産部からインフラ関係と産業関連、併せて報告願います。

○農林水産部

 まず、インフラ関係でございますけれども、山林、農地の被害箇所、のり面が崩れたり、山腹が崩壊したりという被害の全容がまだつかめていないという状況であります。

 今、18日現在で農地、水路、農道の被害が600件程度ということで、前回が220件でしたので、大幅に増えておりますけれども、今後もまた増えてくるかと思っております。また、林地・林道の被害につきましては、310件ということで、前回の240件よりも増えておりますけれども、今後も増える見通しとなっております。発災から3週間程度は被害箇所を特定するのにかかるんじゃないかなと思っております。

 林地・林道の林地については、林野庁の協力を得まして、航空写真の提供を受けております。「かちどき」も合わせて林野庁から提供された航空写真なども参考にしながら、今、被害箇所の特定を行っているところでございます。

 で、先ほど県土整備部からも農地海岸へのヨシ等の漂着、あとは漂流のごみ、流木等があります。これについては、昨日、今日が大潮でございます。大潮で、海岸に主にアシ、ヨシのごみですけれども、流木も幾らか打ち上げられております。これの撤去に向けて準備を進めております。漁港については既に、漁業者の協力を得まして、市町が撤去を行っております。

 次の大潮が8月2日ですので、それまでには一旦漂流・漂着しているごみは撤去していきたいというふうに思っております。

○チーム長

 漂流ごみというのは前回、令和元年、令和3年に比べてどうですか、ボリュームは。

○農林水産部

 有明の調査船で巡回したところ大きな流木の、もちろん漂流はしているんですけれども、そんなに多くはないという報告を受けておりますが、やはりその、今、くらげ漁とかで操業して、実際に漁船のプロペラにあたって被害を受けたという報告もありますので、できるだけ早期に復旧をしていきたいというふうに思っております。

 で、下の方に災害査定に向けた準備で県職員2名を昨日から唐津市の応援に出しております。これは農地関係で2名ですけれども、明日から林地災害の関係で急遽、1日2名ずつを唐津市の応援ということで支援をしていきたいと思っております。合計4名になります。

 それから、4ページをお願いいたします。産業関連でございます。

 これもまだ、全容が把握できていない状況でございますけれども、農業振興センターを中心に、今、現場に出向いて、被害状況の把握と、回復のための支援を、技術指導を行っているところであります。

 今、上がっている状況としましては、唐津のハウスみかん、ほうれんそう、アスパラガス、こねぎ等々の農作物に被害が出ておりますけれども、唐津については、インフラ等の復旧が優先されて、あとはハウスの土砂の撤去等を優先しておりますので、全体像ということではまだ、件数が上がってくるかと思っております。農業振興センターの現場で、応急的な土砂の撤去については、支援をしているところでございます。

 それから、ハウスについては今回、土砂流入によるハウスの損壊ということで24件上がっております。これも増える見込みとなっております。

 早急にハウス内に流れ出てきた土砂、それから流木、そういうものの撤去を優先してやっている状況でございます。

 農林水産部からは以上でございます。

○チーム長

 ありがとうございます。

 続きまして、地域交流部お願いします。

○地域交流部

 地域交流部からご報告いたします。

 5ページ目をお願いいたします。

 これはインフラ関連についての事項になっております。前回から特に変わってご報告すべきものはございません。

 長崎本線の復旧につきましては、河川堤防の復旧工事との調整が必要となります。引き続き復旧の検討状況の把握に努めてまいりたいというふうに考えております。

 それから、続けて6ページをお願いいたします。

 住宅支援の取組状況についてご報告いたします。

 住宅の復旧修理については、みなし仮設住宅の取扱につきまして国との協議を進めておりましたが、協議が整いましたことから、本日、それから明日と分けまして、関係する市の方に制度の概要ですとか事務の進め方について説明を行っております。円滑に事務が進むようにということで行っているものでございます。

 被災者からの修理に関することや賃貸物件の状況など、様々な相談に対して対応をいただきますよう、建築や不動産の事業者の団体にこういった対応をしていただくように依頼をしているところでございます。

 被災者の方々には、こうした事業者の団体をご紹介しておりまして、住宅の修理に当たりまして、修理の内容を、本当にこういうことでいいのだろうかとか、見積りを取ったけど果たしてこれが適正なのかとか、いろいろ分からないこと、迷うことがあろうかと思います。困ったことがあれば、こういった機関もご利用いただければというふうに考えております。

 それから、県営住宅への入居相談の受付も既に開始しております。また、相談窓口は市町営住宅の入居相談と併せてできますよう、市町と調整して窓口を一本化して対応しているところでございます。

 引き続き被災者の意向に沿って対応できるよう努めてまいります。

 以上でございます。

○チーム長

 内閣府と協議が整ったってどういう意味ですか。どういう協議が整ったんですか。

○地域交流部

 住宅の応急修理やみなし仮設住宅を運用するに当たりまして、事前に内閣府と協議することになっておりまして、これらが昨日、協議が整いましたことから、制度についての説明を行っているところです。

○チーム長

 今回の災害がこの対象になるということが、協議が整ったということですか。

○地域交流部

 具体的な運用方法とかについての協議をしているところでございます。具体的には要綱、そのものについて事前に協議をして、定めているものでございます。

○チーム長

 それと、あと住宅に関する相談というのは、どれぐらい出てきているかというのは把握されていますか。まだ分からないですか。

○地域交流部

 まだ、分かりません、ちょっと把握しておりません。

○チーム長

 次回に向けて把握をお願いします。

 続きまして、産業労働部お願いします。

○産業労働部

 資料7ページでございます。

 まず、被害状況ですけれども、随時報告が上がってきておりまして、前回会議の報告から8件増えまして44件になっております。内訳は浸水が26件、土砂崩れが17件あるということでございます。また幾つか出てくるかもしれないですけれども、大幅に増えているというようなことはないのかなというふうに見ております。

 各事業者におきまして今後どうするか対応は検討されている状況なんだろうなと思いますので、引き続き事業者の声にしっかりと耳を傾けて、状況把握に努めてまいりたいと考えております。

 産業労働部は以上でございます。

○チーム長

 ありがとうございます。

 続きまして、健康福祉部お願いします。

○健康福祉部

 被災者の支援ということで取り組んでおります。今現在、唐津市で1か所、避難所が設けられております。5世帯8人が避難をされておるんですけれども、この方々は、もともと家が全壊したというわけではなくて、避難指示が出されていましたので、家に戻れなかったという人が多くいらっしゃいます。昨日、避難指示が解除されましたので、現在、片づけ等に適宜戻られて整理をされているという状況ですので、家に戻ることができるということになれば、この数も減ってくるということになります。

 一方、全壊された方がいらっしゃいますけれども、その方々は親類の家の方に身を寄せたり、あるいはまだ入院中の方がいらっしゃったりということで、そういった方々、被害を受けられた方々については、唐津市の方で個別に訪問をして、生活再建に向けた相談対応をされているということで、県では、唐津市と連絡を取り合いながら、必要な支援を県としても行うということで、そういった唐津市からの相談に乗っているという状況です。

 一方、佐賀市でも全壊された方、一部損壊の方いらっしゃいますけれども、こちらにつきましても、市の方で個別訪問をして支援ニーズを把握して対応していくということでされておられますので、相談があれば、県としてもそこをしっかりと支援をしていきたいということで考えています。

 今回、新たな項目としましては、取組状況のアンダーラインの部分になりますけれども、昨日、内閣府が災害救助法のWEB説明会を開催しています。佐賀市、唐津市、伊万里市の職員の方にもWEB上で参加いただきまして、直接内閣府の方からも唐津市の方には質問があったりということで、双方向でやり取りをしております。

 今後、災害救助法に基づく弔慰金ですとか、災害援護資金貸付などの生活再建の制度について、市町と連携を取りながら対応していきたいというふうに考えているところでございます。

 健康福祉部は以上でございます。

○チーム長

 続きまして、県民環境部お願いします。

○県民環境部

 県民環境部から、まず災害ボランティアの活動支援についてご報告をいたします。県と市町は、県、社会福祉協議会さん、佐賀災害支援プラットホーム、SPFさん方と連携を図りながら、ボランティア活動が円滑に進むように支援を行っております。災害ボランティアセンターの活動状況と災害ボランティア団体の活動状況につきましては、後ほど佐賀県の社会福祉協議会とSPF様の方から後ほどご報告をいただきたいと思っております。

 県の支援状況でございますけれども、真ん中の方に書いておりますけれども、災害ボランティアの参加の呼びかけでありますとか、企業への物資等の提供・貸与の依頼、要請でありますとか、有料道路の通行料金の無料化、それと、被災地支援を行いますCSOへの寄附の呼びかけなどの支援を行っております。

 10ページにありますように、企業等から支援をいただいておりまして、アンダーラインで引いておりますとおり、トヨタから新たに、トヨタカローラ佐賀様、佐賀トヨペット様、佐賀トヨタ自動車様、それと第一生命保険様、それとグッドネーバーズ・ジャパン様、あいおいニッセイ同和損害保険様から新たに資材物資の提供、ここにも記載しておりますように、新たな資材物資等の提供をいただいております。

 ボランティアの活動支援につきましては、引き続き県社協、それとSPF様と連携を図りながら、ボランティア活動が円滑に進むよう取り組んでまいりたいと思っております。

 続きまして、11ページをお願いしたいと思います。

 災害廃棄物の処理支援の方ですけれども、こちらの方につきましては、それぞれ市町で鋭意取り組んでいただいておりますけれども、県の方には具体的に、現時点で具体的な要望はあっていない状況でございます。こちらの方では引き続き、市町からのニーズ等の情報収集を図って支援を行っていきたいと考えております。

 私からは以上でございます。

○チーム長

 次に、教育委員会お願いします。

○教育委員会事務局

 教育委員会です。教育委員会からは、児童・生徒の復興の件に関して、状況を報告いたします。

 唐津市教育委員会からの要請に基づき、スクールカウンセラー1名を2日間派遣しておりました。これに関して、他の市町に対しても、その必要性がないか確認しておりましたけれども、現時点で派遣の要請はあっておりません。

 今後とも子供たちの状況に変化がないか、引き続き確認をしていきたいというふうに思っております。

 報告については以上でございます。

○チーム長

 続きまして、男女参画・こども局お願いします。

○男女参画・こども局

 保育の確保についてということで、13ページをお願いいたします。

 平原保育園は休園されておりましたけれども、本日から公民館と集会所の方で保育受入れが再開をされたと聞いております。ボランティアスタッフの皆様方のご支援もあって、早期の再開ということで本当にありがとうございました。

 ただ、2か所に分かれておりますので、これをどうするのかというのが今後の課題だと思っております。プレハブの形で一つにするのか、その辺りを園と唐津市の方で検討を進められると聞いております。今後も引き続き唐津市と連携しながら、保育の提供の継続、それから、園舎等の復旧について支援をしてまいります。

 以上でございます。

○チーム長

 続いて、政策部お願いします。

○政策部

 復旧・復興等に関します相談窓口の設置についてでございますけれども、コールセンターを7月13日木曜日に設置をして、引き続き運用を行っているところでございます。

 昨日まで6日間経過をいたしましたけれども、相談件数が累計で11件というような状況でございます。現状を見ますと、回線数については変更の必要性はないというふうに考えております。

 これまでに、主に罹災証明であったり、廃棄物の処理、さらには道路、法面等の復旧など、こういったことに関する相談を中心に電話をいただいているというような状況でございます。

 以上です。

○チーム長

 次に、危機管理・報道局お願いします。

○危機管理・報道局

 唐津市の方の今の体制等についてご報告します。

 唐津市の方は、現在、災害情報連絡室というふうなことで、一度ランクを下げて、対策本部から下げた形で災害の発生を防ぐ、そういう対策についての対応をされているというふうなところです。

 なお、避難等の情報なんですけれども、避難支援につきましては、土砂災害を防止するための措置、例えば、先ほど県土の方から説明がありましたけど、雨量計ですとか、センサーですとか警報器、そういったところを設置しているというふうな避難重点区域体制に移行したことをもって指示が解除されております。

 それと、避難者数なんですけれども、先ほど健康福祉の方から報告があったところとかぶりますが、現在、家の片づけ等がされている状況なので、片づけが終わり次第、ご自宅の方に帰られるのではないかなと思われます。

 あと、保育園につきましても先ほどの報告どおりでして、本日、19日から公民館等を利用して開園をして実施されているというふうなことです。

 災害救助法については、後日説明があったことに応じて、今後、弔慰金等の対応に入ってくるというふうな流れになります。

 以上でございます。

○チーム長

 総務部お願いします。

○総務部

 15ページの下のところに総務部の案件がございます。

 1つ目の案件として、総務部からリエゾン派遣を行っております。先般の復旧・復興チーム立ち上げと同じタイミングで、13日より派遣を行っております。現在3名派遣をされております。現在、市役所でありますとか、現地の浜玉、あるいは七山の市民センターがありまして、現地の状況などを聞いて、こういうところの報告なんかをしていただいておりますけれども、今、1つのテーマといたしまして、住まいの部分があるかなと考えておりまして、先ほど5世帯、8名の方々が避難所に入っていらっしゃると。こういったところに今センターの職員が個別に今後の、例えば、自宅が片づきましたので帰られるとか、あるいは公営の住宅、あるいは住宅に類似するような、そういったものを自宅としての提案などもしているということ、ただ、結論等は出ていないんですけど、個別のケアを行っているということで継続的に我々も総務部としても把握をしているという状況でございます。

 続きまして、最後のページになりますが、総務部の所管案件といたしまして、従来からお伝えしております、県税のお話と納税のお話ということで、こちらに載っているものは全て、ほとんど既に対応を済ませている、あるいは廃止をしている、継続をしているという案件でございまして、そういったものに下線を引かせていただいております。一つのテーマとして、県税事務所における減免等についての申請受付・相談対応等を引き続き実施をしているということでございます。

 それから、ふるさと納税という箇所につきましては、先日も既にポータルサイトに掲載が完了しているということでございますけど、これについてはプレスリリース、それから県のホームページへの今回の開始についての掲載、あるいは法人寄附募集についての周知をしております。また、首都圏事務所でありますとか、関西・中京事務所へも周知を行っているという状況でございます。

 こういった対応を含めまして、総務部としても引き続き随時の対応を行っていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○チーム長

 本日も関係機関等からこの会議にご出席をいただいております。順次活動状況をご説明いただけたらと思います。

佐賀県社会福祉協議会

 私の方からご報告いたします。佐賀県社会福祉協議会です。

 9ページの資料とダブるところがありますけれども、私どもで用意しましたカラー刷りの横長の資料でご説明をしたいと思います。

 災害ボランティアセンターを佐賀市と唐津市に設置しているということは前回ご報告をしたとおりなんですけれども、今日は佐賀市で延べ9件に対して延べ146人が入っております。また、唐津市の方は延べ23件、これにはボランティアの登録者数は207人なんですけれども、プラス唐津市の職員さんが3連休の3日間、150人、200人、50人くらい、合わせて約400人ぐらいボランティアチームとして入っておりまして、これで結構、唐津市の方は大きくさばけたという状況にあります。

 一方で、佐賀市なんですけど、佐賀市の方は結構被害が大きいんですけれども、多いんですが、前回の武雄、大町というような、広く浸水してみんな被災したというパターンではなくて、山間地域で土砂が崩れたところにたまたまあった家屋に土砂が入って破壊されたという状況で、その被害が大きいという状況です。その代わり、被災されていない家屋も結構あるわけでありまして、そういったところが非常に地域の地域力でもって助け合って、被災家屋の復旧のお手伝いをしてあるという状況であります。だから、最初にニーズ調査に入ったときに結構お願いしようかなというような声もあったところも、自ら地域の中で重機を入れて、土砂を取ったりされていて、大丈夫ですという声もあったりします。これはある意味、地域力というか、共に支え合う共助社会の中で喜ばしいことなんでしょうけども、それが果たしてどこまでちゃんと、ボランティアセンターとしては、ちゃんと生きていける、暮らしていけるようになるまでが復旧・復興だというふうに思ってボランティアに入っているんですけれども、見た感じがきれいになってしまうと終わった感があるのが心配だなということで、しっかりとアフターケアをしていかないといけないかなと。

 そういう意味で、件数的にいうと延べ9件ですけれども、もっと地域にはまだまだ恐らく、困ってらっしゃる方が多いのかなと。例えば、井戸水なんですけど、井戸の中に土砂がばっと入ってしまって水が取れなくなっていて、水はもらって、鍋で沸かして、それを風呂桶に入れてお風呂に入ったりしておられるんです。これはまだまだ本当に暮らしがよくなった、暮らしが戻ったというふうには言えないかなと思って、そういうご家庭にはちゃんとボランティアに入っていってもらって、していく必要があると思います。

 そういう意味で、2ページ目の数字ですけれども、ボランティアの活動状況の左下の方、中止、中止となっています。これは何もボランティアがなくなったというわけじゃないです。これはお宅は被災していて、息子が別のところに住んでいるので、そこに避難をしていて、息子が帰ってきて活動できるのが週末なので、平日にニーズがなくて、週末に集中するみたいな、そういうこともありまして、これは何もこれで終わっているわけではありません。唐津の方も似たようなところがあるんですけれども、唐津も引き続きボランティア活動はやっぱり必要なのかなというふうに思っているところです。

 私の方からは以上です。

○チーム長

 ありがとうございました。

 続いて、日赤さんの方からよろしくお願いします。

○日本赤十字社佐賀県支部

 佐賀県支部では、7月18日から義援金の受付を開始しております。

 それから、活動につきましては、先週7月14日から佐賀市の災害ボランティアセンターにボランティアの方々のための救護所を設置運営をしております。唐津日赤病院の看護師がついております。

 今のところ、虫刺されの事例などございましたが、けがや熱中症の対応や、手当てが必要だったという報告は受けておりません。

 この活動は一応区切りとしましては、7月23日を考えておりますけれども、その後、ニーズとしてどうなのかというふうなところの見極めが必要になってくるかと思っております。

 それから、避難所の方は唐津市の保健師さんや県の保健福祉事務所の方で避難された方々の健康聞き取りなどをされているかと思いますけれども、先ほどお話を聞きますと、まだまだ在宅の方で片づけなどに従事をされている方がいらっしゃるというふうなことですので、例えば、巡回訪問の予定などはあるのかどうかですね、それをちょっと市の方でどのように考えてあるのかを知りたいなと思いまして、要請があれば私どもも対応を考えたいと思っておりますが、いかがなものでしょうか。

○チーム長

 今のお話は市の方から、そういうニーズが聞こえたりしてきているんですかね。リエゾンの方から何か聞かれていますか。

○総務部

 ちょっとまだそこは、はい。

○チーム長

 その辺も両市に確認をしていきたいと思います。

○佐賀災害支援プラットホーム

 今、唐津市の災対本部会議にも入らせていただいたので、県、そのほか福祉、総務部とか、先ほどちょっと課長さんのところに電話してみて、被災者の方もちょっとしんどいので、何か訪問とかされてますかと聞いたら、県の保健師さんと唐津市も一緒になって回って社協さんもローラーかけるという話は、先ほど唐津に行ったので聞いてはおります。

足りないところとか日赤さんから連絡いただいて、回るよと言ってジョウタキさんから言っていただいているので、そこでちょっとセットアップして足りないところとかフォローしようかなと思いながら今話をしておりました。佐賀も同じです。

○チーム長

 ありがとうございます。

 続きまして、SPFさんから。

○佐賀災害支援プラットホーム

 変わらず佐賀市と唐津市に入らせてやらせていただいております。先ほど職員さんの唐津市のボランティアにも入らせていただいてお手伝いさせていただいて、峰市長も3日間、毎朝来られて、激励されていました。

 ここが終わると、3連休過ぎるとあとはボランティアスタッフでやっていくので、今後のところをどうしていくかということで、社協さんが全部聞き取りまでして、ニーズ調査を今からかけてくださるということなんですけど、そこのニーズが出たのをどう対応していくかということにしています。

 今日から重機ボランティアを始めて、午前中から一番大変な家から入って、重機でボランティアをするということを社協さんと連携しながらやっています。

 NPOの数もそんなにないので、今回長野から来ていただいて3日間やるという状況で、なかなか福岡とも連携しながら、専門的なテクニカルというふうに呼んでるんですけども、重機とかチェーンソーを使われる方というのを、今後はやっていくということと、唐津市の農地、農林の方とも一応お話をさせていただいて、農地の被害もまだ把握はできていないので、そこの部分で農道とかがもしできれば、こちらにという話も来ているので、ちょっとできるところからやっていくということを今やっています。

 我々そういった土砂とかも環境課の方々もいつも調整していただいて、そこに土砂を置く場所とかも用意していただいて、非常になんか、唐津市さんの対応と、あとリエゾンの方にも言っていただいて対策本部も入れるようになったので、今後の復旧・復興に、最後の対策本部会議の場で、今後の復旧・復興会議のところはまだ決まってないですけども、あるところには出させていただいたり、連携を取りながらやらせていただいているという状況です。

個人のお宅の法面のところはさきほどお話されていたように、土砂とセットになっているので、そこをどうするかという、民有地なので、その対応とかも結構、法面とかが気になるので、そこの支援はなかなか我々もどうしたらいいか、ちょっと分からない。今後、制度が入っていくと思うので、制度とか補助のところの対応を含めて、どうしてもできないところは我々が社協さんとやっていくという感じなので、この辺の整理をしたいので、唐津市さんとどういう制度が入っていくかとか、県も入っていくのかみたいなところを考えながら今後動いていくということをしている状況です。

 あとは、宿泊施設みたいなところを、唐津市の社協さんが提供していただいて、遠くから来られても、そこに泊まって、七山地区という、ボラセン(ボランティアセンター)からも30分かかって、ここからさえ30分ぐらいかけて現場に行くので、サテライトみたいな形で県に調整していただいているので、そこに今後のボランティアさんとかは宿泊もしていただきつつ、重機とか、ボランティアの作業を展開していくということを今、唐津市の社協さんと打合せをしています。神埼市のところも結構動いている団体さんがいて、そこをちょっとやってくださっている中で、どうしていくかみたいなところはお話としても、脊振の方とか、街中も出てくるので、今日お話しがあったんですけど、件数も多いんだというところもあるので、そこは我々もチェーンソー含めて気にしながらやっているところでございます。

 大きな動きとしては以上です。

○チーム長

 ありがとうございます。今、全体聞いて、何かありますか。

土木農林の報告で、まだ全容は把握できていないと。今後データをという話だったんですけど、大体いつぐらいに全体見えてくる感じですかね。

○農林水産部

 目安としては、農地以外、先ほど林地の崩壊とか農道の崩壊とかありますけれども、それは、3週間をめどに。

〇チーム長

発災後

〇農林水産部

発災後。それで、林地、林道は1か月をめどとして全容を把握して、それから測量とかに入って、復旧に向けた準備を順次取っていきたいなと思っています。できるだけ、早期に把握をしていきたいということは思っております。

〇県土整備部

 2週間の調査という形で、これで一旦国に報告をして、順次、また情報が入れば訂正していくような形で、おおむね確定するのは1か月を予定しているといいますか。その期間でおおむね災害の全容が固まるみたいな感じになりますが。大体同じような形でひと月で、全体が固まるんですけども。でも一月前には大体全体が見えてくるんじゃないかなと。今回は一週間で大体、大まかつかめたんじゃないかなというふうには思っていますが、まだ、小さくて手が届いていないようなところについて、これから確認を…

○チーム長

 分かりました。おおむね1か月ぐらいで被害の全体像は見えてくるだろうということですね。ほかに何かありますか。

○農林水産部

 先ほどの被害ですけれども、できるだけ早く把握をしたいということで、農地については県職員も、そのチームに入って、例えば相知町の災害の調査チームに組み入れてもらって、実際回るようにしています。林地も、奥まったところありますので、林業についても結構応援を出して、やるようにはしています。

○チーム長

 ありがとうございます。そのほかございますか。

○佐賀災害支援プラットホーム

 農地のところありがとうございます。農地に行くまでの道が被害を受けていて、今月中に消毒とかあれしないともう廃業するみたいなこともあったりとか、農地そのものは大丈夫なんですけど、そこに細い道がおっしゃるとおり多いので、そこに行けないみたいなところも、ちょこちょこっといま社協に伺っても、声が上がっているというのはありました。

○チーム長

 ほかありますか。

 本日は関係機関等からも大変お忙しい中にご出席いただきまして、また、貴重な情報をいただきましてありがとうございます。

 発災から10日ぐらい過ぎ、先ほどの話ですと1か月ぐらいをめどに災害の全体像が把握できるのかなと思っております。当面はまだ、被災地の方で生活が、避難者がいらっしゃったり、あるいは家屋が全壊されて、次の住宅がまだ決まっていない、そういう、生活に支障を来している状態がありますので、そういったところから一刻も早く立ち直っていただけるような支援をしていくことが重要かなと思いますけれども、中長期的には、被害が出た全体像を把握して、手を打っていくということが必要かと思います。引き続きそれぞれ必要な対応をお願いしたいと思います。

 次回に関しては、これから、約2週間くらいをめどに開催したいと思っておりますので、日程に関してはまた追って連絡をしたいと思います。

 本日はどうもお疲れさまでした。ありがとうございました。




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