会議内容
○チーム長(落合副知事)
皆様お疲れさまです。今回、復旧・復興推進チーム第2回目の会議となります。今回は災害支援プラットフォーム、日赤の佐賀県支部、それと県社協の方からのご出席を賜っております。どうもありがとうございます。
昨日、谷防災担当大臣、それと古川政務官の現地視察に合わせて現地を確認してまいりました。実際、被災地、あるいは被災者の方を目の当たりにして、災害の大きさというか、深刻さというのを改めて実感しました。また、浜崎の方に行く七山越えですね、古湯と七山を通っていきましたけれども、その道すがらもかなりあちこちで被害が発生しているということが確認されました。まだ被害の全容はこれから把握していくことになると思いますけれども、本日の17時をもって県の災害警戒本部も次の情報連絡室態勢に移るということになっておりますので、いよいよ我々の復興・復旧推進チームがその次を担ってしっかり災害からの立ち直りに取り組んでいきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。
それでは、会議に入ります前に、今回ご出席いただきました関係機関等の皆様から自己紹介をお願いできますか。山田さんの方からお願いします。
○佐賀災害支援プラットフォーム
お世話になっております。佐賀災害支援プラットフォーム、一般社団法人です。3NPO、CSOの方々と一緒に地域で災害の支援、復旧・復興をやっております。どうぞよろしくお願いいたします。
○日本赤十字社佐賀県支部
日本赤十字社佐賀県支部事務局長の川久保と申します。支部は災害救護を主に所管しております。どうぞよろしくお願いいたします。
○佐賀県社会福祉協議会
お世話になっております。佐賀県社会福祉協議会の白井でございます。
社会福祉協議会の方では、佐賀県ボランティアセンターを立ち上げまして、県内各市町で立ち上げていただくボランティアセンターと調整しながら、人員の調達、あるいは資機材の調達等について県域を越えて調整をしたり、ニーズを取ったり、そういった取組をしております。どうぞよろしくお願いいたします。
○チーム長
関係担当の皆様にも後ほど活動状況についてご説明をいただきたいと思います。
それでは、各部局における復旧・復興の取組状況、現状について報告をしてもらいたいと思います。
まず、インフラ関係の方から、県土整備部からいいですか。
○県土整備部
1ページ目をご覧ください。
取組の項目としましては、道路、河川などのインフラ関連の復旧、それから、(2)として土砂災害への対応ということでございます。
課題としまして3つ挙げております。まず早急な被害状況の全容把握、それから、被害拡大を防ぐための応急対策、それから復旧に向けた体制の確保ということでございます。
これまでの取組でございますが、まず1つ目の被害状況の把握でございます。現時点、今日の15時までに河川、道路等の被災箇所としては246か所が確認されてございます。それから、県の管理道路の全面通行止めについては現在も5か所という状況でございます。
把握については、土木事務所の職員など調査を実施しておりまして、現在も調査中という状況でございます。
河川被害につきましては、河川の水位が下がり始めておりますので、今後、新たな被災箇所が判明してきているという状況でございます。
また、調査においては佐賀県の防災ヘリですとか、ドローンを活用しながら調査を実施しております。
それから、浜玉地区の土石流災害につきましては、国土交通省のTEC-Doctorによる調査も実施しておるところでございまして、引き続き速やかに被害の状況の全容把握に努めていきたいというふうに思っております。
それから、2つ目の応急対策でございます。
ここにつきましても、発災後、直ちに県民の生命ですとか、安全への影響がある道路につきましては交通規制を実施いたしました。また、雨で増破をする可能性もありますので、応急対策を実施中でございます。
その結果、道路交通につきましては、倒木の除去などを速やかに行っておりまして、先ほどご説明したように5か所に交通規制区間は減少している状況でございます。
それから、2つ目のポツに下線を引いておりますけれども、浜玉地区の二次被害の防止ということで、捜索活動のときは測量機器によって地盤の変動がないかを観測しながらそういう支援をしているところでございます。
それから、今後の対応でございます。
まず、1つ目の早急な被害状況調査の完了ということでございますが、被害の大きいのがやはり唐津土木というのが分かってまいりましたので、そこへ職員の応援をして、調査体制の強化を図りたいと思っております。
それから、(2)の土砂災害箇所の復旧活動を安全に進めるための対策としまして、ワイヤーセンサーというものを本日中を目標に設置したいというふうに考えておりまして、それを設置することにより復旧時の二次被害防止などを図ってまいりたいというふうに考えておるところでございます。
県土整備部からは以上でございます。
○チーム長
ありがとうございます。
質問などあったら順次手を挙げてください。よろしいでしょうか。
次、農林水産部お願いします。
○農林水産部
農林水産部の取組項目につきましては、農地・農業用施設等、あるいは林地等の被害対応でございます。
今現在、被害が山間部に及んでいることから、被害の全容はまだ把握をできていないような状況でございますが、7月13日、昨日現在におきまして、農地や農道等の被害が約220件、それから、林地、林道等の被害が240件程度となってございます。12日の1回目の会議からしますと、4倍強というふうな数字になってございます。
漁港への流木等の漂着につきましては、それぞれの管理者におきまして漁業活動等に支障のあるものにつきましては撤去作業を開始してもらっております。
県独自の支援対策といたしましては、特に被害が大きかった唐津市に対しまして、唐津農林事務所の農業土木職員2名を来週から派遣いたしまして、農業施設等の調査を行うようにしております。
1ページめくっていただきまして、4ページ、農林水産部の産業関連でございますけれども、これにつきましても被害が山間部に及びますことから、被害の全容はまだ把握をできていないような状況でございます。
被災後の災害管理に生かしてもらうために、農業技術防除センターの方からこれまで3回、技術情報を発信しております。また、栽培管理につきましては、センターの方から現地に入って技術指導を行っているような状況でございます。
農作物被害に関しましては、唐津市のハウスミカン、それから、富士町、佐賀市山間部のホウレンソウにかなり被害が出ております。また、東部のアスパラガスについても浸水被害が出ておりますので、こういったものについても技術指導等を入念に行っていきたいというふうに考えております。
今後、農林水産業の経営継続に向けて、農業振興センター、あるいは水産振興センターから農林水産物の生産の技術指導・支援を強化してまいりたいというふうに考えております。
農林水産部は以上でございます。
○チーム長
ありがとうございます。
次に、地域交流部お願いします。
○地域交流部
資料3ページ目をお願いいたします。
私の方からはインフラ関連のうち鉄道の復旧についてご報告いたします。
長崎本線など3路線で線路の損傷、また、土砂が線路の方に流れてくるなどの被害が生じておりました。事業者でありますJR様のご尽力によりまして、7月11日のうちにこうした路線については全て通常運行に戻っているところでございます。
この中でもとりわけ長崎本線の被災箇所につきましては、県管理河川との交差箇所でございまして、河川の堤防も被災しているという状況でございました。仮復旧におきましても鉄道施設、それから、河川施設が同時並行に工事を進めていく必要がございまして、相互に調整を行いながら進められているところでございます。今後、本復旧に向けましても必要な調整を進めていく所存でございます。
インフラ関連については以上でございます。
続けてになりますけれども、生活関連の分野のうち、住宅支援につきまして、地域交流部の方からご報告させていただきたいと思っております。
資料6ページ、7ページをお願いいたします。
住宅支援についてでございます。災害救助法に沿って、住宅の応急修理、あるいはみなし仮設住宅への入居ができるだけ早く、また、円滑に進むよういま取組を進めているところでございます。
7ページの下の方の取組状況の方をお願いいたします。
現在、窓口業務を行います市に対しまして、円滑に業務が進むよう資料の準備を進めているところでございます。国との協議が必要でございまして、今進めております。来週にでも市などに対してこうした制度の説明を行いたいというふうに考えているところでございます。また加えまして、公営住宅への入居についても準備をしておりまして、今、入居可能な住戸の確認を行っているところでございます。
今後も被災者の意向に沿って速やかな対応に取り組んでいく所存でございます。
以上でございます。
○チーム長
ありがとうございます。
続きまして、産業労働部お願いします。
○産業労働部
資料は5ページになります。
取組状況のところに記載してございますけれども、現在も商工団体のご協力をいただきながら被害状況の調査を進めているところでございます。そこに記載してございますのは昨日時点でございますが、本日の15時時点の数字を申し上げます。6市町は変わっておりませんが、23件と記載しておりますところが現在36件になっております。内訳ですが、浸水が23件、土砂崩れが11件などとなっております。調査を進めておりますので、まだ増えてくるものというふうに見ております。
今回いろいろ調査する中でございますが、1つ例を申し上げますけれども、神埼市にある事業所でございますけれども、令和2年、3年と2年連続で浸水によって大変大きな被害を受けた事業所があったんですが、今回は上流地区の皆様のご協力、また、地元神埼市の取組によりまして特段の被害がなかったといったこともございました。
それから、取組状況の一番下に記載してございますけれども、長崎自動車道の東脊振インターチェンジ-鳥栖インターチェンジ間が通行止めとなっておりましたけれども、昨日の5時に解除されたということで、物流への影響などを心配しておりましたけれども、早期に解除していただいて大変ありがたいことだと思っております。NEXCO西日本、また関係者の皆様に感謝申し上げたいと思います。
私からは以上でございます。
○チーム長
ありがとうございます。
続きまして生活関連で、まず健康福祉部お願いします。
○健康福祉部
被災者の支援ということで、6ページ、7ページをご覧いただきながら聞いていただければと思います。
まず、課題といいますか、現在の状況ですけれども、災害警戒本部でも話があっておりましたとおり、現在、唐津市で1か所、避難所に避難をされている方が5世帯9人いらっしゃいます。その方々の避難生活面における健康管理、それと生活再建に向けたニーズを把握していくということでやっていきたいと思っております。
7ページの方に取組状況を書いておりますけれども、避難所、浜玉市民センターになるんですけれども、ここは整備をされてまだ新しいということで、施設が新しいこともあって、空調面も非常に整っているということで、毎日、唐津市の保健師さんが避難されてある方々の健康チェックをされているところですけれども、体調が悪い方はいらっしゃらないというご報告を受けています。県の保健福祉事務所の方からも職員がお伺いして、対応等必要があればいつでも相談してくださいということで対応しているところでございます。
それから、生活再建に向けてですけれども、唐津市の方で相談窓口を設置して対応いただいております。県の方では、県の日赤、それと共同募金会と連携をしまして、令和5年7月九州北部豪雨佐賀県義援金というものを募集したいということで、来週の火曜日から1か月間募集を行いまして、速やかに配分していくということでやっていきたいと考えております。
引き続き、被災された方々のニーズ等を把握しながら、寄り添った対応をしていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○チーム長
続きまして、県民環境部お願いします。
○県民環境部
県民環境部は、資料の6と言いますところの取組項目の(5)と(6)、災害ボランティアの受入支援と災害廃棄物の処理支援となっております。
ページ数で言いますと8ページと9ページになります。まず、災害ボランティアの受入支援状況でございますけれども、個人のボランティアの受入れについては、県社会福祉協議会様、そして、ボランティア団体の受入れについては、佐賀災害支援プラットフォーム、SPF様にそれぞれ取り組んでいただいているところでございます。
ここに書いておりますけど、まずそれぞれ県社会福祉協議会様と、SPF様の方にそれぞれの取組状況について個別に説明というか、状況の説明をお願いしたいと思いますけど。
○チーム長
よろしいでしょうか。じゃ、社協の方からよろしいですか、お願いします。
○佐賀県社会福祉協議会
私の方から。私の方は、資料の8ページの上の方の資料と、個別に1枚カラー刷りの裏表両面パワーポイントでつくっている、両方見比べながらご覧になっていただきたいと思います。
まず、県の社協の方では、先ほど申し上げましたように佐賀県ボランティアセンターを立ち上げまして、そして、3日被害が及んだ今回、佐賀市と唐津市と、2市において佐賀市、唐津市それぞれ災害ボランティアセンターが設置をされています。いずれも設置日は7月12日でありまして、活動の開始がいずれも今日からということになります。実際、募集の状況ですけれども、私どもの方で特設サイトを設けまして、ボランティア団体の事前受付をしております。全員で、実人員で269名事前受付の方いらっしゃいまして、そういった方々がご覧になっている、ここには7月14日から20日までの1週間載せていますけれども、それぞれご希望の日を落としながら、こういった形で入っていけております。これはまだまだ登録といいますか、いつ来るということを登録されていらっしゃらない方もありますので、もっともっと増えていくと思いますけれども、またこの日以降もさらに引き続き活動をしていただけるものと思っております。
私からは以上です。
○チーム長
では、佐賀災害支援プラットフォームからよろしくお願いします。
○佐賀災害支援プラットフォーム
8ページ、9ページを中心になります。佐賀災害支援プラットフォーム、先ほど社協さんから連携させていただいて、佐賀市の災害ボランティアセンターと唐津市の災害ボランティアセンターにつけるようにしていただいて、一緒に立ち上げの方からさせていただいているような状況でございます。
その中で、今、確定はしていないんですけど、七山の方がやっぱり大変なので、そこの部分に置こうとか、SPFの方も、直伝寺さんというお寺を借りて、ちょっと仮の拠点を今置かせていただいて、七山は特に先ほど皆さんがおっしゃったようにかなり厳しいなと、大屋敷地区、桑原地区は結構行っていますけど、やっぱり電線が垂れ下がっていたりしたりとか、家の中に大木とか竹が入っていて2階に住んでいたりとか、本当に個別のところで言い出すと切りがないんですけど、今、唐津市さんと社協さん入っていただいてかなり支援をやっていただくという状況で、そこに我々みたいに重機とか、専門技術を持ったテクニカルチームとかいらっしゃるので、こことかも要請を受けてやっていければということを社協さんと連携をしながら今やっているという状況でございます。農地とか保育園、先ほどこれにも書いてありましたけれども、心のケアみたいなところも日本レスキュー協会さんがセラピードッグもやっていらっしゃるので、捜索も今一緒にやらせていただきながら、入らせていただきながら、そういう心のケア的なところも唐津市さんからの要請を受けてやろうとしているようなところでございます。
あと、日レ(日本レスキュー協会)さんから神埼は大丈夫か聞いておいてくれと言われたので、そこはちょっと、先ほどの話で大丈夫だったらよかったなと思っています。
大きくは感染対策は、今そこまで気にはしていないんですけど、住民さんで気になるところがあるので、そこは社協さんとも一応確認しながら、県外団体とか特に登録制にして、この前の令和5年のところをある程度続けさせていただているというふうな状況でございます。特筆して、言い方はちょっと気をつけますけれども、福岡は大変だと思うので、県外CSOもほぼほぼ福岡に入っているという状況でございます。なので、今回県内でやる、団体でやる、少ない中でやっているということで、県外チームの要請みたいなのが非常に難しいということは、県外ボランティアもそうですよね、県内から県外へ広げたりしているような状況なので、全て本当ありがたいんですけど、そういう中で、支援のところのバランスみたいなところをいま福岡県とも、福岡のボランティアのメンバーとも取ったりしようとしているようなところでございます。何とかお力を借りて乗り切っていければと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。
以上です。
○チーム長
ありがとうございます。
この流れで日赤さんの方もよろしいでしょうか。
○日本赤十字社佐賀県支部
お手元に災害救助速報という3枚のペーパーを準備しております。
このペーパーの5ページをお開きください。今、日赤第6ブロック、九州・沖縄ブロックでございますけれども、佐賀県支部第1次救護体制ということで情報収集、連絡調整体制を取っております。同様の体制は、今、福岡県支部が敷いておりまして、大分県支部も敷いておりましたが、本日12時をもって解除したというふうに伺っております。
日赤佐賀県支部の主な活動状況でございますが、ここに書いておりますように、6ページ、連絡調整員の派遣、それから、7ページを御覧ください。
今回、救護班でございますけれども、日赤救護班を出動させるような医療人数がございませんでしたけれども、臨時救護所の設置と運営をいたしまして、ここに唐津赤十字病院から看護師を派遣しております。7月14日、本日から7月23日まで、唐津市の災害ボランティアセンターにおきまして、看護師を1日2名ないしは1名派遣するようにしております。ここはボランティアの皆様方の熱中症対策、健康管理、けがの手当てなどを行うこととしております。
それから、救援物資の配布は8ページでございます。唐津市の方に配布、配送をしております。
それから9ページ、災害ボランティアセンターへの資材配送につきましては、県の社協さんからの依頼がございましたので、大町にある資材の保管倉庫から唐津市のボランティアセンターの方にいろいろなもの、土砂撤去用に必要な資材を搬送させていただきました。
また、赤十字の奉仕団、赤十字のボランティアですけれども、こういった方々には佐賀や唐津で災害ボランティアセンターが立ち上がっていることを御案内しておりまして、それぞれ個人で登録して行っていただくようにお願いをしております。
それから、10ページですけれども、民間企業との災害時における支援協定に基づく活動ということで、久光製薬株式会社様と日赤が災害時の協定がございます。このたび、久光製薬様の方から無償提供ということで災害ボランティアに当たる方々に汗拭き、大判のリフレッシュシート、ボディシートをいただいておりますので、これを佐賀市と唐津市のボランティアセンターにお届けをしております。
また、広域消防の方々にもお使いいただいておりまして、大変喜ばれております。
それから、義援金の話がございましたが、11ページでございます。日赤も7月18日から義援金の受付を開始いたします。
受付口座につきましては、18日に発表いたしますので、どうぞ御協力をよろしくお願いいたします。
以上でございます。
○チーム長
ありがとうございます。
関係機関、団体の皆様方には行政の方でなかなか手が届かないところにご支援をいただきまして本当にありがとうございます。
引き続き、各部局の説明を受けたいと思います。
○県民環境部
先ほど災害ボランティアの取組についてそれぞれ説明いただきましたけれども、すみません、資料の8ページ、9ページにちょっと戻っていただきまして、県の支援状況について少し説明させていただきたいと思います。
8ページで言いますと、下の方になりますけれども、県としては災害ボランティアの参加の呼びかけを県のホームページ等で県内大学でありますとか、企業の方に呼びかけを行っている状況であります。
また、企業等に働きかけを行いまして、必要な物資等の提供をお願いしているところでございます。
現在、必要な大型バンでありますとか、トラックの貸与の方をオールトヨタ佐賀様に提供いただくようになっています。また、災害ボランティア用の飲料水についてはCivicForceさんから提供いただくことになっております。また、スマートフォンでありますとか、iPad、Wi-Fiの貸与についてドコモさん、またKDDIさんに対応いただくということになっています。
また、高速道路等有料道路の通行料金につきましても個人のボランティア様、団体のボランティア様含めまして無料化措置について調整を行いまして本日から無料化措置ができるということになっております。
それと、9ページの(6)の方になりますけれども、災害廃棄物の処理支援の管理につきましては、環境省の職員と7月12日に佐賀市、13日に唐津市の方に現場を一緒に確認に行きまして、いろいろな助言等を行ったところです。現在は市町の方から特に要望等はあっておりませんけれども、今後も引き続き情報等について情報収集を行っていきたいと思っています。
私からは以上でございます。すみません。
○チーム長
ありがとうございます。
教育委員会、お願いします。
○教育委員会事務局
教育委員会です。生活関連グループ、資料6ページ、7ページになります。
児童・生徒のケアということで取り組んでおりますけれども、7ページの方、現在の取組状況ですが、心のケアを必要とする児童・生徒の状況を確認中でございまして、現在、唐津市教育委員会の方から、スクールカウンセラーの派遣要請がありまして、派遣をしているところでございます。
また、教科書や学用品の給与を必要とする児童・生徒の状況につきましても確認中でございます。
今後も引き続きこの市町教育委員会ですとか学校と連携しまして、児童・生徒に寄り添いながら対応してまいります。
以上で終わります。
○チーム長
次に、男女参画・こども局、お願いします
○男女参画・こども局
資料の6ページ、7ページを中心に説明いたします。
平原地区の平原保育園の方で、河川の氾濫で土砂が流入しておりました。新たな情報として、護岸の崩落と、それから敷地の一部も少し崩落をしているという状況が分かりまして、直ちに保育ができない状態になっていますので、保育の再開、別の場所でということで、必要になっています。
7ページの方の(3)のところですけれども、近隣の代替施設ということで、公民館とか集会所というのを想定されていますけれども、唐津市の方が入りまして、調整をしていただいております。そして、ここですね、今日お越しいただいておりますSPFさんとか、あと、武雄市にあります一般社団法人のおもやいさん、こういうボランティアのスタッフがもう既に入っていただきまして、代替施設に机とか椅子とかを運び出す作業とかをやっていただいております。本当にありがとうございます。感謝申し上げます。そういう状況でございます。
それから園舎の復旧につきましては、ちょっと時間がかかりそうです。唐津市と園で検討されるというふうに聞いています。
それから、10ページの方の、頭のところで、今後の対応なんですけれども、保育の提供の計画につきましては、これは県としても、市としっかりと連携を取ってやってまいります。それから、園舎等の復旧に関しましても、これは国の方の補助制度を、情報収集いたしまして、唐津市と情報共有しながら進めてまいりたいと思います。
以上でございます。
○チーム長
次に、政策部、お願いします。
○政策部
政策部です。資料は11ページになります。
私の方からは、復旧・復興等に関する相談窓口の設置についてご報告をさせていただきます。
昨日、コールセンターとして復旧・復興等コールセンターという名称で設置をいたしまして、現在運用中です。対応時間として、平日の午前9時から午後5時まで2回線で対応しております。今日の13時50分現在での相談件数は9件でございまして、復旧に関する相談のほか、支援の申出のお電話などをいただいております。
今後、運用を継続いたしまして、相談件数に応じて回線数を増やすなど、適切に対応していきたいと思っております。
以上です。
○チーム長
では最後に総務部、お願いします。
○総務部
総務部でございます。同じく11ページにございます、冒頭にあります取組項目といたしまして(2)の被災者の今後の経済的不安への対応等というふうに書かせていただいております。
2つ項目ございまして、まずは課題のところにございますが、経済的不安への対応等という視点、一つがこれは、まさにいま申し上げた課題等に対するものかというふうに思いますけれども、被災者への県税の減免等に関する情報提供というふうにいたしまして、現在、またこのページの下の方に行っていただきまして、県税の減免等という括弧でくくられたところですけれども、今回の豪雨災害の被災者に向けまして、県税の減免等の内部手続等について、県ホームページへの掲載を昨日実施をいたしたとともに、この県税等に関するプレスリリースを済ませておるところでございます。
今後も幅広いツールを通じて、こういった分をPRしていこうというふうに考えております。
また、ページの切り替わるところにもございますが、県税事務所における減免等についての申請、受付、相談対応についても今後実施をしていきたいと考えております。
それから、もう一つの要素といたしましてのふるさと納税というところでございます。最初に少し申し上げたところでもございますが、ご覧のとおり、11ページの下から五、六行目ぐらいでしょうか、ふるさと納税の括弧のところでございますが、こちらにつきましても、ちょうど同じ日なんですが、昨日、このふるさと納税、寄附の募集を開始いたしております。ふるさと納税ポータルサイト、これはいろんな種類がございますけれども、本県が4つサイトを設けておりますうち、昨日のうちに三越伊勢丹のふるさと納税サイトが既に立ち上がっております。これで、このサイトを通じまして、いわゆる返礼品というものはないんだけれども、災害に直接活用できる財源としてのふるさと納税を協力いただくというものを立ち上げております。
そして、今日のつい先ほどでございますけど、ふるさとチョイスについても立ち上がっておりまして、残る2つでございます。さとふる、ふるなびにつきましても、本日中に募集開始をするということで、こういった貴重な財源を被災地の復興・復旧のために活用してまいりたいというふうに考えておりますし、今後は、一番最後のページになるんですが、12ページでございます。このプレスリリース、県ホームページへの掲載を予定しておりまして、幅広くPRをするとともに、今、大口でございます法人寄附の募集についても準備をしてまいりたいというふうに考えておりまして、総務部としてもしっかりと復興・復旧に取り組んでまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
○チーム長
ありがとうございました。
今、各部局及び関係機関・団体の方からご説明いただきましたけど、全体を通して何かあったらお願いします。
農林土木の被害の全体把握というのはいつぐらいになりそうですか。
○県土整備部
まだ被害の状況が分かっていないところでございますので、できるだけ早く状況把握は進めていきたいというふうに思っております。
○農林水産部
農林水産部につきましては、やはり山間部の方はかなり多うございまして、特に、林道関係でまだ通行止めといいましょうか、調査に行けないような箇所もありますので、ドローン等を使いまして、できる限り早く全体を把握したいと思っておりますが、全容が分かるまでは大体2週間から3週間程度はかかるのではないかというふうに思っております。
○チーム長
分かりました。
ほかに何かありますか。今日ご出席の関係機関・団体の方から何かご発言ありましたらお願いします。
○佐賀県社会福祉協議会
先ほど古賀部長の方からも報告がありましたけれども、包括協定をしていただいている民間企業さんから本当に臨機応変に物資の供給をしていただきまして、オールトヨタ様等々で12台お貸しいただいておりますし、ほか、いろんな形で協力をいただいています。本当に感謝を申し上げたいと思います。
○チーム長
ありがとうございます。
ほかにありますか。山田さん、どうぞ。
○佐賀災害支援プラットフォーム
言い忘れていてすみません。今、唐津市の職員さんでボランティア活動をやってくださる形でこの3連休もやろうとされています。何かこの辺がうまく回ってくれたらいいなということと、地域おこし協力隊でも若い人達がすごく頑張ってくれていて、平時のときの地域おこし協力隊の在り方というのは、大町にもクモンさんという方がいらっしゃって、一緒に地域を回っているんですけど、若くて何とか動けてというところがあったので、そういうところでいろんな相談が来て、さっきのおうちに木が刺さってもまだ住み続けられているとか、別にそれだけをフォーカスするんじゃなくて、本当に足しげく回られて、30件から50件ぐらいそれでも今回、土砂とかが多いなっておっしゃってたと思うんで民間が入れるところは早めに何とかなればいいけれども、どうもできないという声が結構あったので、何とかうちからとか届けばなと。我々CSOだけでは難しいようなレベル感ですとか、雨が降ればまた雨が入ってくるとかもどうにもできんで住んでらっしゃったりとかいうのは、もちろんご存じだと思うんですけど、何か苦しかったので、お伝えしました。
○チーム長
ありがとうございます。
川久保さんの方はよろしいですか。
ほかにないですか。よろしいでしょうか。
令和元年、3年というのは、どちらかというと佐賀平野での内水氾濫で広く浸水したという被害が特徴だったと思いますけれども、今回は山間部での豪雨、それによる土砂災害だったり、あるいは河川の氾濫だったりという特徴があると思います。また、いろんな復興・復旧のやり方というのも災害の特徴に合わせていろいろ変わってくる分があるかもしれません。これから災害の全体像を把握しつつ、適宜にしっかり対応していきたいと思います。
次回は、7月19日水曜日の午後を予定しておりますので、それまで情報の収集、取組の方を進めていただきたいと思います。
以上です。どうもお疲れさまでした。ありがとうございました。