佐賀県 防災・減災さがTOP総合トップへ
佐賀県 防災・減災さが佐賀県 防災・減災さが(スマホ版)
背景色
青
黒
白
文字サイズ
拡大
標準

令和5年7月九州北部豪雨災害復旧・復興推進チーム 第7回会議を開催しました

最終更新日:


 

令和5年7月九州北部豪雨災害復旧・復興推進チーム 第7回会議を開催しました

11月29日(水曜日)に第7回会議を開催しました。



会議資料



会議内容

○司会(総務部長)

 時間になりましたので、令和5年7月九州北部豪雨災害復旧・復興推進チームの第7回会議を開催させていただきたいと存じます。

 明日、11月の定例県議会が開会ということになりまして、今回、11月補正予算でございますけれども、こちらにつきましても、この7月豪雨の復旧・復興に関する予算が計上される予定でございます。こちらについては、11月24日に知事から対外的に公表もされております。

 この一つの節目に当たりまして、今日、副知事、あるいは関係部局長にお集まりいただきまして、この復旧・復興に関する情報交換、あるいは意思疎通を図りながら、引き続き一丸となって取り組んでいきたいなというふうに考えておりまして、今日開催に当たらせていただいたところでございます。

 前回の開催から今回にかけていろんな動きも、今、インフラの部分も含めまして出てきているところがあろうかなというふうに思いますので、今日、各部局長さんからお話をいただければと存じます。

 順番にご説明いただきたいというふうに思います。

 まず、県土整備部からお願いいたします。

○県土整備部

 インフラ関連グループの県土整備部関連についてご説明をいたします。

 復旧・復興に向けた取組状況で、前回報告から変わった部分といいますか、進捗の図れた部分を中心にご説明させていただきたいと思います。

 資料の1ページになりますが、復旧・復興に向けた取組状況の1の分ですね、被害状況の把握ということでございます。

 公共土木施設の被害状況につきましては、前回報告から、市の施設、橋梁の災害が1箇所追加となっておりまして、612箇所ということで、被害額が約165億円となっております。

 応急対応につきましては、緊急的な対応が必要な箇所の対応は完了しているところでございます。

 今後の本復旧でございますが、公共土木施設の災害査定が8月28日から始まっております。その進捗状況ですけれども、被害箇所612箇所のうち275箇所で実施しておりまして、進捗率としては約45%ということでございます。引き続き準備の整った箇所から工事の発注を進めているところでございます。

 全体としましては、年内での災害査定の完了を目標に進めているところでございますが、一部被害の大きい、規模の大きいものにつきましては、査定が年明けとなる箇所もございます。引き続き査定の作業を進めていきたいというところでございます。

 それで、技術職員の派遣の部分につきましては、被害の多かった唐津方面に技術職員を派遣しております。これまで唐津市役所に延べ93人、唐津土木事務所に延べ204人の配置ということでございます。災害査定に向けた設計、積算などの業務を実施してきたところでございまして、今現在、引き続き2名を唐津土木事務所に配置し、唐津市役所についてはリエゾン的に支援をしているところでございます。

 それと、土砂災害箇所の部分で、浜玉の今坂地区になりますが、ここは引き続き斜面の監視を継続するとともに、急傾斜地の擁壁がありますが、その裏の不安定な土砂の撤去ですとか、土砂の流出を止めるための仮設の土留めの設置などの対応を行って、その分は完了しているところでございます。現在、本復旧に向けて砂防堰堤などの設計を進めているところでございます。

 次のページをお願いいたします。

 今坂地区以外の箇所につきましては、人家裏のがけ崩れの箇所で、これまで地元調整を行ってきたところでございますが、今回、11月補正で、市町において60箇所で対策工事を行うことで予算を計上させていただいております。

 有明海沿岸の漂着物への対応でございますが、有明海沿岸のヨシ、アシ等の漂着量が約17,300立方メートルというふうになっております。建設海岸につきましては、全体の陸揚げが完了しまして、10月17日に処分まで完了しているところでございます。

 予算の方でございますが、県土整備部の補正予算における対応といたしまして、主なものは9月補正で計上をさせていただいております。11月補正では、先ほどご説明しました地元調整がついた、市町が行う人家のがけ崩れへの対応に必要な予算の計上を行っております。国、県から市町へ補助を行います災害関連の地域防災がけ崩れ対策事業に6箇所、約2億円、県から市町への補助を行います急傾斜地崩壊防止事業に54箇所の約1.5億円ということで、合計60箇所の3.5億円程度を予算計上しております。今後、速やかに対策工事に着手していきたいというふうに考えております。

 今後の対応でございますが、引き続き市町と連携し、被災した地域において早急な復旧を図り、地域の生活再建を後押ししていきたいということでございます。

 県土整備部からは以上です。

○司会 

 ありがとうございます。

 では、同じくインフラのテーマを共通に掲げている農林水産部からご説明お願いいたします。

○農林水産部

 インフラ関連グループ、農林水産部でございます。

 前回の復興会議からの変更点についてご説明申し上げます。

 4ページ目、下から2ポツ目のところ、災害復旧に向けた取組というところで、前回までは唐津市に派遣していたんですけど、加えまして、神埼市への職員派遣、延べ64名ということになってございます。

 次、災害復旧の状況でございますけれども、10月2日から災害査定に着手しまして、年内に災害査定を終える予定でございます。

 6ページをお願いします。

 11月補正における主な対応でございますけれども、地元調整を要しました林業関係、緊急治山事業等、3事業につきまして11月補正でお願いをしております。

 今後の対応でございますけれども、年内で災害査定を終えまして、終えましたものから、年明けから順次、市町の方で復旧事業に着手していくというふうな運びになってございます。

 続きまして、7ページ目をお願いいたします。

 産業関連グループ、農林水産部でございます。

 変更点でいきますと、8ページをお願いいたします。

 上から2つ、9月補正における主な対応のところで、農業用施設・設備等被災者支援事業及び2つ目の営農再開・草勢樹勢回復等被害対策事業、この2つにつきまして、現在、市町、あるいはJAを介しまして調査中でございます。市町の予算成立後に事業着手というふうな運びになってございます。

 今後の対応でございますけれども、9ページ、被災者の経営継続に向けた支援を継続してやっていきます。

 農林水産部は以上でございます。

○司会

 ありがとうございます。

 では、続きまして、地域交流部、お願いいたします。

○地域交流部

 地域交流部です。

 生活関連グループから、住宅の支援の取組状況についてご報告いたします。

 お手元の資料、12ページをお願いいたします。

 被災された方々のうち、現在、みなし仮設住宅へ入居されている方が1世帯いらっしゃる状況でございます。

 また、住宅の応急修理の制度につきましては6件の受付をいただいておりまして、うち2件については工事も完了しているという状況でございます。残り4件についても大体年内の工事完了に向けて、今、工事などを進められていると聞いているところでございます。

 それから、公営住宅につきましても、ピーク時には6世帯の方が入居されていたわけでございますが、11月22日の時点でございますが、今、3世帯の方が入居されているという状況でございます。

 それから、被災者生活再建支援金につきましても、4世帯の方へ基礎支援金分の支給が終わっているという状況でございます。

 今後も被災者の生活再建の進度に応じて対応を進めていきたいと思っております。

 地域交流部からは以上でございます。

○司会

 ありがとうございます。

 住宅関連についても、公営住宅への入居が佐賀市の方はゼロ世帯になりました。大分、進捗が図られてきているというふうに伺いました。ありがとうございます。

 続いて、健康福祉部、お願いいたします。

○健康福祉部

 生活関連グループ、健康福祉部についてご説明いたします。

 被災者の支援ということで、生活再建に向けた支援を行っております。九州北部豪雨佐賀県義援金を受け付けておりますけれども、第1回の義援金を配分いたしております。約2,000万円になりますけれども、市を通じて被災された方々に配分をいたしました。1回目の配分も含んでいますけれども、現時点で約4,000万円近くの義援金が寄せられているところでございます。義援金の受付は来年3月29日まで受付をしております。

 今後の対応といたしましては、引き続き被災された方の支援を行ってまいります。第2回の義援金配分委員会につきましては、年内開催予定としております。

 以上でございます。

○司会

 ありがとうございます。

 では続いて、生活関連で県民環境部からお願いできますでしょうか。

○県民環境部

 災害ボランティアの活動支援についてご報告いたします。ページは15ページになります。

 7月12日に佐賀市と唐津市におきまして、ボランティアセンターが設置をされました。以後、活動が行われたところですけれども、唐津市につきましては、ここに記載しておりますように、10月末日をもって閉所になっております。佐賀市のボランティアセンターの方も近々閉所になる予定ということで聞いております。

 実績の方ですけれども、16ページをお願いいたします。

 一番上段に書いておりますとおり、佐賀市におきましては箇所数が38箇所で、延べ387人、唐津市におきましては151箇所で、延べ1,125人の方々に参加をしていただき、活動をしていただきました。

 それと、一番下のところに書いておりますけれども、佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)さんの災害活動の支援につきましてですけれども、SPFさんには県内外の重機を使って作業を行います専門的なボランティア団体の受入れにご尽力いただいております。一番下のところに書いておりますとおり、これまで県内で22団体、県外で23団体の皆様に活動を、ご支援をいただきました。ありがとうございました。

 今後の対応でございますけれども、県も含めまして、関係機関、社協でありますとか、SPF、市町とも連携しながら、研修等を随時行っておりますけれども、研修等を行いまして、日頃から顔の見える関係を構築して、災害時、災害発生時等においては円滑にボランティア活動が実施されるよう取組を今後も進めていきたいと考えております。

 災害ボランティア活動の支援については以上でございます。

○司会

 唐津の方はボランティアセンターは閉所ということになってはいるんですけれども、今後の対応としてはまだ実施自体は継続をしていくと、支援していくと、そういうふうな理解というところでよろしかったですかね。ありがとうございます。

 では、今日、部局長からご説明があった分は以上ですけれども、これまでのご説明に関して、何か皆様からご質問、ご意見等ありましたらお願いいたします。

○チーム長(落合副知事)

 農林土木の災害復旧というのは、今後も補正の予定はあるんですかね。査定の予定はどうなっていますか。

○農林水産部

 災害査定の状況次第によっては、補正予算をまた2月補正でお願いすることになると思います。

○県土整備部

 県土整備の分は現在、必要な予算を見込んで上げていますので、今の予算の中で対応できるかというふうに思っています。

○司会

 ほかにありますでしょうか。よろしいでしょうか。

 今回、お話がありましたけれども、一番最初の表紙の方にも概要をつけさせていただいておりまして、県土整備部、それから農林水産部の方から、今回、補正予算の計上をなされておりまして、11月補正予算額といたしまして、計のところでございますけれども、5億1,586万円の額が計上されておりますけど、今のお話にありましたように、これは11月補正までに地元調整がついた箇所でありますとか、調査で判明した被災箇所ということでございまして、今後もまたその状況、あるいはニーズに応じて対応はしていくという形になっていくものと考えておりますので、今後もまた引き続きその辺のご尽力、鳥インフルエンザの対応も真っただ中で、まだしばらく焼却処分等も続いているというふうに伺っておりますけど、引き続きご尽力いただければというふうに思っております。

 最後に副知事からお願いいたします。

○チーム長

 この九州北部豪雨災害復旧・復興推進チームも第7回目の会議となりました。7月に豪雨災害があったわけですけれども、その後、豚熱、そして今般の鳥インフルエンザということで、ややもすると7月の豪雨災害が遠い感じになりがちですけれども、我々は被災された方々や被災された施設の復旧、そういったものを忘れずに、しっかりと取り組んでいく必要があると、改めて確認する必要があると思います。

 9月補正で大きな復旧事業費196億円の予算を上げましたけれども、今回、11月補正で約5億円の補正予算を上げております。先ほどありましたように、まだ一部、国の査定が残っておりまして、今後、その査定が出次第、予算に上げていきながら取り組んでいくということになります。

 被災された方々の住宅について先ほど説明がありました。それぞれみなし仮設住宅だったり、公営住宅だったり、あるいは住宅の復旧だったりということで、住宅という面では少しそれぞれの生活再建というのが進んできている感はありますけど、やはりどうしても以前のとおりの生活を被災された方々が取り戻されているとはなかなか言えないだろうというふうに思います。しっかりそういったところもケアしながら、今後、県としてこの復旧・復興に取り組んでいきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。

○司会

 ありがとうございました。今お話がありましたように、今後もしっかりとまた対応していきたいというふうに考えております。

 今日の第7回会議は以上とさせていただきますけれども、次回の開催につきましては、また改めて日程調整後、ご連絡をさせていただきたいと存じます。

 今日は以上とさせていただきます。どうもありがとうございました。


このページに関する
お問い合わせは
(ID:100043)
佐賀県  政策部  危機管理防災課
〒840-8570   佐賀市城内1丁目1-59   TEL:0952-25-7362  FAX:0952-25-7262
E-mail:kikikanribousai@pref.saga.lg.jp

Copyright© 2016 Saga Prefecture.All Rights Reserved. 佐賀県

佐賀県 政策部 危機管理防災課

〒840-8570 佐賀市城内1丁目1-59
TEL:0952-25-7362(代表)
FAX:0952-25-0753
E-mail : kikikanribousai@pref.saga.lg.jp
Copyright© 2016 Saga Prefecture.All Rights Reserved.