キュポラ(溶解)・鋳造実習を実施します
本年創立126年目を迎えた県立佐賀工業高等学校は、「至誠剛健」の 校訓のもと、地域産業の発展に寄与できる技術者の育成を目指し、様々な取り組みを行っています。
今回は、機械系の根幹を学び、ものづくりの「誇りや喜び」を味わうことを目的として、「キュポラ(溶解炉)を使った溶解・鋳造実習」を下記のとおり実施しますので、お知らせします。
平成14年度から続く行事で、新たな進路を目前にした機械科・機械システム科の3年生が互いに連携して、安全確保を図りながら取り組みます。
記
1 日時 令和5年11月6日(月曜日)、12月14日(木曜日)
両日とも10時~12時
2 場所 佐賀工業高等学校鋳造実習室(佐賀市緑小路1-1)
3 対象生徒 機械科3年 40名(11月6日実施)
機械システム科3年 40名(12月14日実施)
4 実習スケジュール 8時~キュポラ(溶解炉)点火
10時~溶解実習
11時~鋳造実習(溶かした鉄を型に流し込む実習)
5 溶解・鋳造実習について
○ 溶解実習は、午前8時から火入れをし、次に溶解炉に鉄くずとコークス、石灰石を入れ、強風を送り込みます。コークスが燃え、その熱で鉄が溶け、3時間後には、鉄の温度は1500度近くにもなります。合図とともに、溶け出た真っ赤な鉄を取鍋に受け、慎重に鋳型に流し込みます。
○ 鋳造実習は、事前に生徒が製作した小型万力や課題研究で製作した製品の型に、溶かした鉄を流し込む実習です。鋳込んだ小型万力の素材は、手仕上げ実習で、やすり加工や穴あけ加工を施し、製品に仕上げます。
添付資料
<キュポラ(溶解炉)を使った鉄の溶解実習の様子>