「学校支援活動(旧教育ボランティア活動)」について
県教育委員会では,佐賀大学との連携・協力協定に基づき,平成17年度から「教育ボランティア活動」を実施しています。令和4年度より活動内容はそのままに、事業名を「学校支援活動」と改めました。
この「学校支援活動」は,教員志望の佐賀大学の学生を,県内市町立小・中学校及び義務教育学校,県立中学校,県立特別支援学校が「学校支援活動員」として受け入れ,児童生徒の学習や体験活動等の補助を行うものです。
佐賀大学及び県教育委員会では,この活動を通じて,学校の様々な教育活動を経験し,児童生徒や教育現場をより深く理解した教師の育成・確保を図るとともに,児童生徒へのきめ細かな指導の充実や,学校の活性化等につながることを期待しています。
令和4年度「学校支援活動(旧教育ボランティア活動)」の概要
〈実施期間〉
令和4年8月16日~9月30日
※10月以降は,必要に応じて,学校と学生で派遣の継続について個別に協議して実施する。
〈派遣実績件数等〉
|
小学校 |
中学校 |
義務教育学校 |
特別支援学校 |
合計 |
学 校 数 |
23校 |
6校 |
1校 |
2校 |
32校 |
派遣件数 |
23件 |
7件 |
1校 |
4件 |
35件 |
派遣人数 |
123人 |
38人 |
7人 |
17人 |
185人 |
※学生の派遣を希望する学校が35校あり、210人の学生の派遣を予定していたが、実施時期に新型コロナウイルスの感染が拡大したため、活動を中止した学校が多かった。
〈主な活動内容〉
・長期休業中の学習指導の補助
・授業中の学習指導の補助
・運動会・体育大会の補助
・特別な支援を必要とする児童生徒への学習指導の補助 等
「学校支援活動(旧教育ボランティア活動)」に参加した学生や受け入れ校の声
≪参加した学生≫
○体育大会の競技の練習でうまくいかなかった点を試行錯誤しながら考えたり、朝早くから会場づくりをしたりする先生方を見て、教師という仕事の大変さを実感しましたが、練習のたびに良くなっていく児童を見て、改めて教師という仕事のやりがいの大きさを感じました。
○特性のある児童や障害をもつ児童への接し方は大学の講義でも学んでいましたが、実際に接してみると、1人1人状況は異なり、適切な声かけや補助などをすることの難しさを感じました。これからまたきちんと学習し、適切に対応できるように勉強していかなければならないなと思いました。
≪受け入れ校の児童生徒≫
○昼休みにサッカーや腕相撲を一緒にして楽しかったです。明るくて面白い先生でよかったです。
○はじめは緊張しましたが、本校の先輩ということを知り、とても身近な存在に感じました。難しい問題を丁寧にやさしく教えてもらえてよかったです。
○日替わりで様々な実習生と関わることができ、「明日の先生は誰かな?」と毎日楽しみでした。
○休憩中や昼休みに好きなキャラクターやアイドルの話をしたり、好きな遊びを一緒にいてくれたりして、とてもうれしかったです
≪受け入れ校の教職員≫
○体育大会の当日を含め、その前4日からの支援活動でした。テント設営や学年練習の補助で活躍してもらいました。テント設営など、人手と体力が必要な活動であったことから、学校としても大変助かりました。
○宿泊学習に来てもらい、児童のカレー作りの様子を見てもらいました。必要に応じて手助けをしてもらい、大変助かりました。
○音楽の時間などに、担任と一緒に活動方法を実演して見せたり、掃除の時間に手本を示しながら一緒に掃除に取り組んだりと、将来教師になったときの姿を想像しながら活動に励んでいて、頼もしいと思いました。
○学習の補助、昼休み中の共遊、教材作成、教室の清掃・消毒と様々な学校支援活動に丁寧に携わっていただき、学校としてもメリットの大きい事業でした。
添付資料
過去の関連資料(過去3年分)