知っていますか？佐賀県の自殺の現状

佐賀県における自殺者数は、年によって変動はあるものの令和4年は男性の自殺者数が増加しています。

自殺は本人や家族だけではなく、地域全体で取り組むべき問題です。私たち一人ひとりが

自殺の現状を知り、自らのこととして考えていくことが大切です。

(1) 自殺者の推移 （佐賀県：住居地ベース）

佐賀県では令和4年（2022年）は令和3年（2021年）より10名増加しています。

全国同様に長期的には減少傾向ですが近年は横ばい傾向となっています。

 ※警察庁「自殺統計」から作成

下のグラフは、厚生労働省「人口動態統計」における人口10万人あたりの自殺者数の推移です。

死亡診断書等で自殺と判断された数から計上されています。
警察庁「自殺統計」は、捜査等により、自殺であると判明した時点で計上されています。
そのため、上のグラフの警察庁「自殺統計」による自殺者数の推移と、下のグラフの厚生労働省

「人口動態統計」による自殺死亡率の推移には若干の差異があります。

令和3年の自殺死亡率は、全国が16.5、佐賀県が15.0となっています。

※厚生労働省「人口動態推計」から作成

(2) 自殺者・交通事故死者の推移

令和4年（2022年）の自殺者数は交通事故死者数の6倍となっています。

※警察庁「自殺統計」から厚生労働省自殺対策推進室が作成した資料及び佐賀県警察本部資料から作成

(4) 自殺者の年齢

小中高生を含む20歳未満は横ばい、40歳代から60歳代以上の占める割合が高くなっています。

※ 警察庁「自殺統計」から厚生労働省自殺対策推進室が作成した資料を基に作成

(5) 男女別・年齢別の自殺者数

男女比は8：2です。

※ 警察庁「自殺統計」から厚生労働省自殺対策推進室が作成した資料を基に作成