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ローカルガストロノミーを体現するシェフたちの思考を学ぶ「サガマリアージュセミナー」を開催します!!

最終更新日:

記者発表ヘッダー


令和6年3月25日

流通・貿易課 企画担当  

担当者 浦、宮﨑、安冨

内線 2346  直通 0952-25-7252

E-mail: ryuutsuu-boueki@pref.saga.lg.jp

 

ローカルガストロノミーを体現するシェフたちの思考を学ぶ「サガマリアージュセミナー」を開催します!!

 佐賀県は、食に関わる多様な分野の人たちが交流し、佐賀の食と器の未来について思考する「サガマリアージュセミナー」を開催しています。

 今回のセミナーでは、国内外の世界的なガストロノミーレストランでの経験をもとに料理人の思考を研究する、文化人類学者・藤田周(ふじた しゅう)氏をゲストにお迎えし、「ローカルガストロノミーを体現するシェフたちの思考」について語っていただきます。


藤田さん3


セントラル3

※提供:セントラル


セントラル2

※提供:セントラル


 近年、ローカルガストロノミーという言葉が使われるようになり、地方の食文化に注目が集まる中で、藤田氏は世界ベストレストラン50で2023年に1位を獲得したペルーのガストロノミーレストラン「セントラル」など国内外のレストランのキッチンで働きながら、料理人たちがどのように地域の食文化に向き合い、料理に取り組んでいるのかを調査されてきました。藤田氏による、文化人類学者の視点で見るローカルガストロノミーの価値についての研究は、さまざまなメディアで取り上げられるなど、現在注目を集めています。

 本セミナーでは、ローカルガストロノミーが地域・社会に及ぼす影響やローカルガストロノミーを体現する料理人たちが追い求めているものについて、国内外のレストランやそこで提供されている料理の事例を通して、お話いただきます。

 さらに、セミナーの後半には、人間国宝等の器で佐賀の美食を楽しむレストランイベント「USEUM SAGA」に出演していただいた梶原大輔(かじはら だいすけ)シェフ(Kaji synergy restaurant/武雄市)と川岸真人(かわぎし まこと)シェフ(カレーのアキンボ/佐賀市)にもご登壇いただき、藤田氏が実際に佐賀を訪問して2人の料理を味わい、対話をする中で何を感じたのか、国内外の料理人たちの試みと比較しながら、佐賀のローカルガストロノミーの現状やこれからの可能性などについてトークセッション形式で語っていただく予定です。

 料理人の方、飲食業や宿泊業に携わる方、食に興味がある方、佐賀の食文化に興味がある方、食を通じた地域活性化に興味がある方など、皆様のご参加をお待ちしています。


セミナー概要

〔日 程〕

令和6年4月8日(月曜日)

15時30分~17時(受付:15時~)

〔会 場〕

SAGA CHIKA(佐賀県庁 新館地下1階)

〔定 員〕

約30名 ※先着順となります。

〔対象者〕

次のような方々をお待ちしています。

・料理人 

・飲食業や宿泊業などに携わる方 

・食に興味がある方 

・佐賀の食文化に興味がある方 

・食を通じた地域活性化に興味のある方 など

〔参加費〕

無料

〔ゲスト〕

藤田 周 文化人類学者(東京外国語大学)

〔内 容〕

(1)ローカルガストロノミーとは

(2)ペルーの世界的レストラン「セントラル」のシェフたちの思考

(3)料理人が追求する「おいしさ」について

(4)佐賀のローカルガストロノミーを探る

~藤田氏×佐賀の料理人によるトークセッション~

(セッションゲスト)

○梶原大輔 Kaji synergy restaurant(武雄市)オーナーシェフ

○川岸真人 カレーのアキンボ(佐賀市)オーナーシェフ

(5)参加者との意見交換


参加方法

本セミナーは、事前申込制となります。専用の申込フォームからお申込みください。

専用申込フォーム: https://logoform.jp/form/jbBd/518013

※先着順となりますので、定員になり次第、予約の受付を終了させていただきます。


ゲストプロフィール

藤田 周()/ Shu Fujita 文化人類学者

藤田さん2

<プロフィール>

1991年、静岡県生まれ。東京外国語大学特任研究員。2000年代から各国の高級レストランの一部で見られるようになった「現代料理(ローカルガストロノミー)」を研究する。

 世界ベストレストラン50で2023年に1位を獲得したペルーのレストラン「セントラル」、および国内レストランでのフィールドワークによって、人々がどのように料理に取り組んでいるのかを調査。また、料理や芸術の研究を交錯させ、料理とはどのような行為か、創造とは何かといったことについて研究している。

 

論説・エッセイ

・「現代料理レストランから考える、文化を愛するための思考の枠組み」『新潮』(2023.8月号)

・「ペルー料理「セビーチェから考察するローカライズの手法―文化人類学者・藤田周の思索」『専門料理』(2023.9月号)

・「料理の潜在的次元に向かってーペルーの現代料理レストランにおける「新しい料理」の創造と「おいしさ」の探究」『文化人類学』88号2巻(2023) など。


食と器と料理人が織りなす食文化創造事業(サガマリアージュ)

 佐賀県では、有田焼創業400年事業や肥前さが幕末維新博覧会、アジアベストレストラン50などの契機に、「食材」と「器」と「料理人」を組み合わせ、調和させることによって新しい価値を創造する「サガマリアージュ」に取り組んでいます。

 これまでの成果を受け継ぎ、県内料理人が、世界に誇るべき佐賀の「食材」と「器」の価値に気づき、これらを磨き上げ、新たな価値を創造できるようになることを目的に、2019年より「サガマリアージュ」として進化させ、トップシェフを目指す県内料理人や料理人を志す学生などのスキルアップを目的とした取り組みをスタートさせました。


(1)サガマリアージュラボ
才能ある県内料理人のもとに、こだわりの食材や器などの作り手が集まり、互いの持つ知識や技術、感性などを共有し、スキルアップを図る自発的な研究会を県内各地に立ち上げる。
ラボ

(2)USEUM SAGA(ユージアムサガ)
サガマリアージュラボでの活動を通じて磨いてきた知識や技術、感性などを表現・発信する場として、人間国宝の器などで佐賀の美食を楽しむプレミアムレストランを開催する。
ユージアム2

(3)サガマリアージュセミナー
食に関わる多様な分野の人たちが交流し、佐賀の食と器の未来について思考する場として、食分野のプロフェッショナルによるセミナーを開催し、様々なインプットを通じた意識改革や学びの機会を作る。
セミナー

 このような取り組みを通じ、国内外で食と器と料理人のまちとして佐賀県の評価が高まり、ひいては県内に旅の目的となるレストランが生まれることを目指します。

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お問い合わせは
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佐賀県庁(法人番号 1000020410004) 〒840-8570  佐賀市城内1丁目1-59   Tel:0952-24-2111(代表)     
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