令和2年2月定例会　概要

令和2年2月定例会概要 

　令和2年2月定例県議会は、2月19日に開会し、30日間の会期を経て、3月19日に閉会しました。

　本定例会では、令和2年度佐賀県一般会計予算案など86件の議案等が審議され、予算議案37件、条例議案等46件及び意見書案1件が可決されました。

　令和2年度当初予算関係では、令和2年度佐賀県一般会計予算案のほか、災害救助基金、工業用水道事業会計など18件の予算案が原案どおり可決されました。また、令和元年度補正予算関係では令和元年度佐賀県一般会計補正予算案のほか、災害救助基金、工業用水道事業会計など19件の補正予算案が原案どおり可決されました。

　なお、新型コロナウイルス感染症に対応するため、緊急に措置を要するものについて追加で補正予算案が急遽提出され、原案どおり可決された結果、令和2年度佐賀県一般会計予算総額約4,861億16万円（対前年比8.3％増）、また、令和元年度一般会計予算総額約4,746億8,040万円（対前年比5.2％増）となりました。

　条例関係では、職員の県に対する損害賠償責任について、その職務を行うにつき善意でかつ重大な過失がない場合の賠償責任額の上限を定める「佐賀県職員の損害賠償責任の一部免責に関する条例」や（地独）佐賀県医療センター好生館が看護学院を運営することに伴い、佐賀県立総合看護学院を廃止する「佐賀県立総合看護学院条例を廃止する条例」など、29件の議案が原案どおり可決されました。

　このほか、県が行う農業農村基盤整備、街路整備、公園整備等の建設事業に対する令和元年度の市町の負担額を減額する「県事業に対する市町の負担について」など、17件の条例外議案が原案どおり可決されました。

　意見書関係では、世界各国で新型コロナウイルス感染症の発生が報告され、本県においても、3月13日、県内初の感染者の発生が認められ、事態は新たな局面を迎えていることから、国民の命と健康を守ることを最優先に、感染拡大の防止対策等に取り組まれるよう強く要望する「新型コロナウイルスの感染拡大防止対策を求める意見書」が可決されました。

　本会議（代表質問、一般質問）では、県政運営の基本方針をはじめ、財政運営、九州佐賀国際空港の自衛隊使用要請、九州新幹線西九州ルート関連、玄海原子力発電所の安全対策、有明海・玄海の再生及び振興、観光振興、福祉・医療行政、新型コロナウイルス感染症への対応、商工業・農林業の振興、文化・スポーツの振興、SAGAサンライズパークの整備、交通事故対策、令和元年佐賀豪雨を踏まえた治水対策、社会資本整備、教育行政、警察行政などを中心に県政全般にわたり幅広い議論が展開され、各委員会においては質疑や付託議案等の審査が行われました。