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令和5年7月九州北部豪雨災害復旧・復興推進チーム 第4回会議を開催しました

最終更新日:
 

令和5年7月九州北部豪雨災害復旧・復興推進チーム 第4回会議を開催しました

8月3日(木曜日)に第4回会議を開催しました。

 

会議資料


 

会議内容

○チーム長(落合副知事)

 お疲れさまです。では、ただいまより令和5年7月九州北部豪雨災害復旧・復興推進チームの第4回目の会議を始めさせていただきます。

 今回、まず、昨日行われました衆議院の災害対策特別委員会の現地視察の状況について、総務部の伊東副部長から報告をお願いします。

○総務部副部長

 それでは、報告いたします。

 7月13日の谷防災担当大臣に続きまして、昨日、江藤拓委員長をはじめ、衆議院の災害対策特別委員会の委員10人が唐津市浜玉町平原今坂の被害状況を視察されました。その後、唐津市役所において、落合副知事、大場県議会議長、唐津市長、伊万里市長、佐賀市副市長などとの意見交換が行われました。

 意見交換では、冒頭、江藤委員長から政府に一日も早く激甚災害の正式指定がなされるように働きかけることなどの発言がありました。落合副知事からは、今回の豪雨災害の特徴、本県における被害の概要等の説明を行った後、今後の早期復旧・復興と県民の命と暮らしを守るために災害復旧事業の早期採択、土砂災害対策や河川整備、内水対策などの国土強靱化の着実な推進と必要な財政支援、被害を受けた農林水産業者の事業再開に向けた支援、気候変動の要因となっている地球温暖化について、一日も早い脱炭素社会の実現に向け、国を挙げた抜本的な対策について提案を行いました。

 以上、報告いたします。

○チーム長

 ありがとうございます。

 それでは次に、各部局における復旧・復興の取組状況について順次報告をお願いします。

 まず、県土整備部お願いします。

○県土整備部

 県土整備部からインフラ関連グループとして取組状況のご報告をいたします。

 まず、被害の状況でございますが、この資料には7月18日時点の数字と金額を書いております。1か月をめどに集計をするということで、来週には全体が取りまとめられるかなということでございます。

 応急対応でございますが、それぞれ現地の応急復旧を進めているところでございまして、その中で、道路の通行止め箇所が1か所残っておりましたが、本日、現地で応急対応が完了しておりまして、解除しております。県内の県道全てで通行止めが解除されたということでございます。

 それと、河川の護岸等の被災箇所につきましても、大型土のうですとかブルーシートの設置などを進めているところでございまして、順次応急の対応を進めております。

 土砂災害を受けた唐津の浜玉町の今坂地区でございますが、雨量計とか土石流を感知するセンサー、また、カメラ等の設置を行って、監視を継続しております。復旧が必要な範囲が宅地ですとか、道路ですとか、河川砂防とか農地、幅広く及んでおりますので、県から派遣した職員で全体をグリップしながら、復旧工事に向けた検討を今進めているところでございます。

 それから、今後の本復旧についてでございますが、被害の大きかった唐津市、唐津土木事務所の方に職員を派遣して体制を強化しているところでございます。唐津市は1日2人、延べ24人、唐津土木には1日4名ということで延べ36人を派遣して、災害復旧、災害査定に向けて取組を進めているところでございます。

 それと、有明海沿岸の流木等への対応でございますが、有明海沿岸域に広く漂着が見られております。数量については21日時点の数字でございますが、これも数字が増えているような報告を現場から受けておりますが、引き続き早期撤去に向けて作業を進めてまいりたいということで、ノリ期が始まる前までには陸揚げの作業は終わりたいということで作業を進めているところでございます。

 今後の対応でございますが、被害の状況の把握が順次進んでおります。災害査定に向けて、引き続きしっかりと取り組んでまいりたいと思っております。

 報告は以上です。

○チーム長

 続きまして、農林水産部からお願いします。

○農林水産部

 インフラ関連グループ、農林水産部でございます。

被害の状況でございますけれども、農地、農道、それから、林地、林道等の被害につきましては、被害の大きかった唐津市におきまして、現地での調査をおおむね終えまして、現在被害額の算定を行ってございます。来週のはじめぐらいには県全域の被害額、被害件数がおおむねご報告できるのではないかというふうに考えております。

 また、災害査定に向けた準備でございますけれども、これも被害の大きかった唐津市さんに県の職員を7月19日から延べ46人派遣しております。

 続きまして、3ページ目をお願いいたします。

 産業関連グループ、同じく農林水産部でございます。

 復旧・復興に向けた取組状況でございますけれども、被災した農地の再建、果樹の植え替えなど、また、野菜の種子のまき直しなど、経営の継続ができるように農業振興センターなどでしっかりと農家に寄り添って支援をしてまいりたいというふうに考えております。

 また、被害の状況でございますけれども、農作物、農業用施設、あるいは設備につきましては、まだ被害の全容が把握できておりませんで、これから詰めの作業を行っていきたいというふうに考えています。以上でございます。

○チーム長

 ありがとうございます。

 続きまして、地域交流部、お願いします。

○地域交流部

私の方からは前回からの動きがあった点ということで、住宅支援のことについてご報告させていただきます。

 資料5ページをお願いいたします。

 現在被災されましたそれぞれの市町において、罹災証明の発行も順次進められているところでございます。

 住宅の応急修理やみなし仮設の住宅につきましては、7月24日からそれぞれの市町において受付を開始しておりまして、相談や事務を進めているところでございます。

 これまでに制度活用に向けた相談などを受けておりまして、非常に丁寧にですね、相談に対応しながら進めているところでございます。

 それから、ページをめくっていただきまして、6ページをお願いいたします。

 公営住宅の一時入居につきましても、7月19日から相談の受付を開始しておりまして、これまでに佐賀市営住宅へ2世帯の入居が決まっているところでございます。

 また、被災者生活再建支援金につきましても、2世帯から申請を受け付けておりまして、今、事務を進めているところでございます。

 地域交流部からは以上でございます。

○チーム長

 ありがとうございます。

 続いて、産業労働部。

○産業労働部

 資料7ページになります。

 産業労働部の方につきましても、動きがあった部分についてご報告させていただきます。

 被害状況につきましては、商工団体の協力を得ながら調査しておりまして、7市町で54件、約1億3,500万円の被害を把握したところでございます。前回からは1つの町が増え、件数は10件増加しております。被害額につきましても、概算額でございまして、この額から保険がどれだけ賄えるのかというのが未定なところでございます。被害状況についてはおおむね把握できているのではないかというふうに思っておるところです。

 それ以降の下の方ですが、災害復旧資金につきましては、特に申請は今までであっておりません。

 それから、特別相談窓口も設置しておりますが、相談件数につきましては前回から変わらず3件という状況になっております。

 産業労働部は以上でございます。

○チーム長

 ありがとうございます。

 続いて、健康福祉部お願いします。

○健康福祉部

 生活関連グループから、被災者の支援についてご報告をいたします。

 まず、避難所の状況につきましては、前回の会議以降、大きな変化はございません。

 生活再建に向けた支援についてでございますけれども、新たな動きといたしましては、下線を引いておりますけれども、唐津市が健康管理・生活再建支援として、被災地区の家庭、全体で181世帯、517人になりますけれども、各家庭を訪問され、健康チェックですとか被災状況や生活上の困り事の把握を行い、被災者状況確認票を作成されております。

 具体的に少し申し上げますけれども、見守り支援の体制といたしまして、市の福祉関係課の職員と健康チェックを行う保健師で構成をいたします1チーム3人のチーム、これを合計6チーム編成されまして、7月25日からの4日間で各家庭を訪問されております。

 保健師につきましては、市のマンパワーだけでは不足をするということで、県の保健福祉事務所の保健師も協力をしております。特に緊急を要するような大きな困り事はなかったということです。今後は、作成いたしました被災者状況確認票を基に、市の関係課において必要に応じてサポートしていくということになっております。

 最後に義援金についてですけれども、県、日赤、共同募金で連携をいたしまして7月18日から受付をしております。8月1日時点で3者に寄せられました合計額といたしましては15,282,513円の義援金が寄せられております。多くの方々、企業、団体様からの温かいお気持ちに対しまして大変感謝をいたしております。

 なお、義援金につきましては、被災者の生活再建のために市町を通じて被災された方々に配分をいたします。これからも義援金が寄せられますよう、マスコミの皆様、引き続きご協力をお願いしたいと思っております。

 以上でございます。

○チーム長

 続いて、県民環境部お願いします。

○県民環境部

 ページは9ページになりますけれども、災害ボランティアの活動支援について報告させていただきます。

 県の方では県社会福祉協議会と佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)さんと、あと企業さんと連携を図りながら、ボランティア活動が円滑に進むように支援を行っております。

 災害ボランティアセンターの活動状況及び災害ボランティア団体の活動状況につきましては、本日も後ほど県社会福祉協議会とSPFさんの方から詳細はご報告をいただきたいと思っております。

 県としましては、9ページの下段に書いておりますようなこれまでの支援活動を行ってきております。

 新たな変更点としましては、10ページをお願いしたいと思いますけれども、新たに企業様の方から支援をいただいております。新たな支援をいただいているところは下線を引いておりますけれども、日本生命保険相互会社様、江崎グリコ株式会社様、三井住友海上火災保険株式会社様の方から災害ボランティア用の飲料について支援をいただいております。また同じく、三井住友海上火災保険株式会社様の方からタオルの支援をいただいている状況でございます。

 前回からの変更点は以上のような変更があっております。引き続き関係機関、団体、企業様と連携を図りながらボランティア活動が円滑に進むように支援を行っていきたいと思っております。

 続きまして、12ページでございますけれども、災害廃棄物の処理支援でございますけれども、県では環境省と7月12日に佐賀市、7月13日に唐津市を訪問しまして助言等を行ったところでございます。以降、両市の方から県に対する支援の要請はあっていない状況でございまして、災害廃棄物の処理についてはそれぞれの市町で円滑に行われているものと承知をしております。

 私からは以上でございます。

○チーム長

 続いて、教育委員会お願いします。

○教育委員会事務局

 資料は13ページになります。

 児童・生徒のケアにつきまして、教科書、それと学用品の給与を必要とする児童・生徒3名につきましては、8月6日、日曜までに給与を完了することとしております。

 以上でございます。

○チーム長

 続いて、男女参画・こども局お願いします。

○男女参画・こども局

 14ページをご覧ください。

 平原保育園の園舎の方が使用できないという状態で、前回の7月19日の会議のときには、その日から保育が再開できるということでご報告していたところなんですが、そのとき園舎の復旧等について、今後、唐津市と園で検討予定ということでご報告しておりましたが、その後、調整の方が実際進んでおりまして、園舎の復旧までに向けて調整を進めているところでございます。

 ただ、今、古瀬公民館と平原集会所の2か所で保育を再開しておりますので、1か所で実施するのと違いまして、情報共有とか連携がやりにくい面があるという声が出ております。引き続き安全な保育環境の確保ができるように支援を行っていきたいと考えております。

 以上です。

○チーム長

 次に、政策部お願いします。

○政策部

 15ページをお願いいたします。

 復旧・復興コールセンターにつきましては、7月13日に設置をいたしまして、運営をしてまいりました。7月22日から28日の6日間で1件というような状況でございましたので、こういった状況を踏まえまして、7月28日午後5時をもって終了いたしております。

 設置中の相談件数につきましては、実動で11日、累計15件といった状況でございます。これまで主に罹災証明であったり、廃棄物の処理、災害工事など、復旧に関する相談を中心に電話を受けたところでございます。

 以上です。

○チーム長

 次に、危機管理・報道局お願いします。

○危機管理・報道局

 前回報告から内容等に変更ございませんが、引き続き、土砂災害防止のための、土砂災害が拡大しないようにというふうなことで、先ほど県土の方からも報告がありました雨量計センサー、警報、そういったところの監視状況が続いているというふうな状況です。

 以上です。

○チーム長

 最後に、総務部お願いします。

○総務部

 同じく16ページの下側のところでまず1点報告を申し上げます。

 今日お集まりの各部局の方々からも随時様々な情報をいただいておりますけれども、総務部といたしましても唐津市にリエゾンを派遣しておりまして、このリエゾン自体は、市役所の方での活動は一旦終了しておりますが、現在も現地の情報収集については、唐津の県税事務所の職員をリエゾンといたしまして、このリエゾンを中心といたしまして、市役所及びその関係機関からの情報収集に努めていただいておりまして、きめ細かに様々な情報、市役所の動きでありますとか、避難所の状況などについての情報を逐一報告をいただいているところでございます。

 そして、右側、17ページになりますが、こちらは従来からお伝えしております県税の減免、それからふるさと納税についてのご説明になりますが、県税につきましてはこちらに書いておりますが、上から3つ目のポツですが、県税事務所における減免等についての申請受付・相談対応を実施しておりまして、少しずつではありますけれども、相談をいただくような状況になっているというところでございます。

 また、ふるさと納税、こちらには特に更新箇所はございませんが、4つのポータルサイトを通じまして、徐々にふるさと納税のご寄附、ご芳志をいただいている状況になってきているという状況でございます。

 また、今後も被災地、そして、被災者に寄り添いながら、総務部として引き続き対応活動を行っていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○チーム長

 本日も災害支援プラットフォーム(SPF)と社会福祉協議会の方から来ていただいております。

 まず、社協の白井副会長の方からお願いします。

○佐賀県社会福祉協議会

 A4のカラー刷りの両面印刷したものがあります。そちらの方でご説明したいと思います。本資料だと9ページ、10ページ、11ページに該当します。

 前回報告した内容にもありますので、そこは、はしょりながらいきたいと思いますけれども、ボランティアセンターが立ち上がってちょうど3週間経過いたしました。実際の活動件数とかボランティア数は延べ人数で表に書いてあるとおりであります。

 1ページ目の中ほどに書いてありますけれども、唐津の方も佐賀の方も、いずれもボランティアセンターと、SPFさん災害支援プラットフォームさんが一緒に入って、ケースによっては、まずは人をある程度整えてから重機が入るようにして、重機が後から入っていく。あるいは先に重機が入って、その後、人が追っかけると、手伝っていくみたいな、それぞれのケースに合わせて打合せを日々しながらやっていけているというのが今回の大きな特徴かなというふうに思っています。

 私の方は暮らしの復旧・復興ということですから、ちゃんと今後暮らしていけるのかというところが大きな一つの判断材料なんですけれども、そういう意味で一見見た感じは、大分きれいに整い始めてきて、そして、例えば、佐賀市の場合なんか、息子がもう仕事に出るけんが、土日しか息子は作業されんけん、土日にお願いしますと、そういうある意味暮らしが戻りつつある。あるいは息子が外に暮らしとるばってん、土日しか来られんけんていう話とかですね。

 一見整っているように見えるんですけれども、実際にやっぱりフォローアップで入っていくと、裏側はもう土砂がばーっと家の半分ぐらい入ってしまって、台所は全部もう土砂がまだ入っていて、そういうところで暮らしておられる。頼みきらんやったと言われるわけですね。もっとひどいところがあるのに自分たちは何とかしようと思いよったと、年寄り夫婦がですよ。年が明けるぐらいまでには何とか済むかなとお父さんが言うたりですね。でも、もういよいよ力尽きてというか、もうできんごとなってお願いしますというのが、そういうニーズが今頃少しずつ出てきているという。ですから、本当の意味で暮らしが復旧するというのは、もうちょっとかかるのかなというふうな感想を持っています。

 そういう意味で、まだまだこれから、本当にお宅を一軒一軒回りながら、しっかりと話を聞いて、そして、本当の意味で困っておられる、誰かが助けてやらんといかんようなところをしっかりと拾い上げるという、そういう作業が今から求められるのかなというふうに思っているというところです。

 裏側2ページ目のボランティアの登録状況とかも書いてありますけれども、当初からすると、792名ですから約3倍ぐらいまで増えまして、遠方からは埼玉県の方がおいでいただいています。

 また、企業様と関係機関のいろんなご寄附、それから、助言、助力も書いてあるとおりでございまして、これは先ほど資料の方でも記載があったとおりでありまして、非常にありがたく思っているところです。

 私の方からは以上です。

○チーム長

 ありがとうございました。

 続きまして、SPFの山田代表の方からお願いします。

○佐賀災害支援プラットォーム

 先ほど白井さんおっしゃってくださったとおりで、社協さんと一緒にやらせていただいています。なかなか、まずはお盆まで、お盆をゆっくり過ごしてもらいたいなということで一緒になって、そこまで頑張ってやろうということでやっているところです。ただ、お盆は抜けても多分終わらないと、見立てとしては思っていますし、お盆中もちょっとやっていかないとボランティアは集まらないんじゃないかみたいな意見もあるので、その辺は。ただ、住民さんもやっぱりちょっと疲れてはきているので、その辺をどうしようかというところは考えながら、まずはお盆目指して、それ以降のところを唐津市さんも一緒に話しているところでございます。

 あと、ちょっと素人なので言いにくいところもあるんですけれども、今回、前回と違って土砂のところはもう言うまでもなく、皆さん方、ご存じだと思うんですけれども、法面の対応というのはどこに行っても非常に問題になっています。もちろん重機でやってはいるんですけれども、県外だったりまで含めて、今、久留米とか長野とか岡山とか、いろんなところから来ていただいています、災害エキスパートと言われている災害支援のNPOの方々。

 それで法面とかになってくると非常にやっぱり難しいのと危険度がちょっと変わっていくのと、もう業者さんでないとできないというのが当然あるので、これは本当に県民協働課さんにも確認して、制度のところは市の方とかと確認していくんですけれども、どうしても民有地、もう大体今回のケースがおうちがあって、裏の山が崩れたみたいなところが多くて、そこの所有者さんも同じであればまだいいんですけれども、違う人であったりとかというときの対応というのは非常に、これは久留米もほかの地域もそうなんですけれども、どこもこの問題をずっと抱えてきている問題だと、静岡にしても、ほかのところにしても。何か前回のときには佐賀の方から必要な制度とかというのがあったら、佐賀県はやっぱり被災しているところとして声を上げていくことも必要なんじゃないかというのを知事はじめおっしゃってくださったというふうに記憶しています。

 これは制度全体の問題で、私ごときの素人が言ってどうにかなると思っていないし、県の方に無理をして何か国に言ってくれって話でもないんですが、法面の対応というところはやっぱり非常に考えていかなきゃいけないところだと思っています。高齢者の方で、法面が崩れているけど、結局、半分ぐらい補助が出たとしても何千万円かかるみたいなところの部分で手が出せないとなったときに、じゃ、どうするかってそのままなんですよね。えぐれている、竹とか木が植わっているところが。そのままにしていると次にどうなるかというと、次、台風がまた来るとかあるときに、もう斜めになっている大木があるおうちの前とか差しかかっているおうちを見て、土のうとかで作業員さんたちが積んでいるんですけど、結果、それが台風が来たらどうなるかというと、もうおじいちゃん一人で住んでいて、自分たちとしては避難所へ行ってくださいしか言えないような状況があるというときに、だからどうというわけじゃないですけど、何かここの対応って非常に難しくて、身内なので、行政の方も手が出せないというのは当然分かってはいるんですけど、何か政策として、全体として多分やっていかないと、本当に2次災害も含めて起こってくるところと、今後の大雨とかを考えて、水没しているところを考えるとなかなか難しいなというのは一つ思っていますので、何かしら何か手だてとかいうのを、先ほどのお話とかある中で、ちょっとでも変わっていくといいなと現場から思っているところが一つございます。

 もう一点が、激甚の方に頑張ってしていただいているという声を唐津市の市役所の人たちとも、現場の人たちとも話してはいます。これがやっぱりかなりのスピードでやっていただいているとしたとしても多分、制度なので、当然ですけど、年末とか来年、施工されるのは次年度とかなってくるときに、農家さんの声なんですけど、収穫と作付けもできない、これは諦めなきゃしようがないのかもしれないですけど、そうなるとまた生活ができないとなると、結局、なりわいなので、そのまま廃業とかになっていくようなお宅とかも見受けられると。だからどうというよりも、そういうときに我々は農業ボランティアみたいなことを今、社協さんがコーディネートしていただきつつ、JAさんとか昨日も打合せをしていたんですけど、そういう話をして、どうしても緊急性を要するところを我々が入れる分は入ったり、ボランティアさんと一緒になって協力していただいたりということを考えたりもしています。

 先ほど白井さんもおっしゃっていたように、一見終わっているような感じもしていて、ボラセンまだ続けると言ってくださっているので、ありがたいんですけど、何かこの辺のところ、今から農業とか農道のところが、唐津市の方と、オフィシャルで言う話ではないですけど、何か3億円近くはもう被害分かっている分で出ているとか、300件近くあると言われている中で、これをNPOでやろうと思ってもこの規模になると、もはや難しいので選別していただいたりとかいうところを今してもらったり、話し合いをしているという状況です。

 だから、そういう現状、それぞれ市町でももちろんしっかりやられている対応だと思うんですけど、それでもタイムラグ的には間に合わなかったりする分とかを、我々も一緒になってやっていくというところなので、何かそういう現状を皆さんにお伝えするために私はここにいると思っていますので、先ほど法面と農地、農道は非常にやっかいであり、なかなか根が深いし、なかなか制度だけでは追いつかないなと思っているところなので、声を上げさせていただければと思いました。

 以上です。

○チーム長

 ありがとうございます。ほかに何かありますか。よろしいでしょうか。

 今回、こういった形で各部局、あるいは団体の方からも現状のご報告をいただきました。最も気になる被災者の方々の生活再建という部分では、先ほど報告があったように手続面ではそれぞれ手続が進みつつあるという状況かなと思いますけれども、実態としては、先ほど社協の方からも、SPFの方からもありましたように、まだまだ大きな課題があって、公、公共がどこまで手を入れるかという課題はありますけれども、まだ道半ばなのかなと。そこはしっかりと実情を把握しながら、我々も対応を考えていきたいというように思います。

 あと、漂着ごみの問題、これは有明海特有といいますか、こういった豪雨災害が出るたびに発生するわけですけれども、9月に入ればノリ漁期も始まりますので、そこに漁業に支障がないように、しっかりと対応をしてもらいたいというふうに思います。

 今後、先ほど農林土木の方からもありましたように、もうしばらくすると被害の全容が大体把握されてくると思いますけれども、しっかりと、それを国の方にも届けながら、国の支援をいただきながら、我々としては復旧・復興をしっかり取り組んでいきたいというふうに考えておりますので、それぞれ関係機関、市町とも連携しながら対応をお願いしたいと思います。

 次回は、先ほどの農林土木の被害の状況など、ある程度取りまとまった以降、考えたいと思いますので、別途調整したいと思います。今日はどうもお疲れさまでした。

 







 

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