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第3回佐賀県災害警戒本部会議を開催しました

最終更新日:
 

第3回佐賀県災害警戒本部会議を開催しました

7月10日(月曜日)に第3回佐賀県災害警戒本部会議を開催しました。

詳細は以下のリンクからご覧ください。

要約版はこちらをご覧ください。

会議資料

 

会議内容

○司会

 それでは、ただいまから第3回佐賀県災害警戒本部会議を始めます。

 まず最初に、現在の状況について、事務局の三角課長からお願いいたします。

○危機管理防災課長

 警戒本部のほうから状況をご説明いたします。

 まず、被害状況関係ですけれども、唐津市の平原地区の土砂崩れの部分ですけれども、前回の会議のときに1名発見というところまでご説明しましたが、その後、発見された方が女性であること、そして、その方は唐津署のほうに搬送をされているということが連絡があっております。残り2名については引き続き救助活動を現場で実施しているというのが続いております。

 続きまして、唐津市七山の池原地区で孤立しているという報告があっておりました。地区に続く複数の道路が倒木等で通れない状況で、中には49世帯、109名の方がいらっしゃる、ただ、地区の責任者とは連絡が取れている、その時点で急病人等の連絡はない、地区内が停電をしているということが連絡があっておりましたので、九電と県の農林土木と協力して道路の警戒等を実施するということを決めておりました。

 それで、つい、ちょうど今ですけれども、17時30分をめどに唐津市のほうに対して地区の責任者の方から連絡があったんですが、今現在、当時はヘリからでも確認しましたけれども、倒木等により通れない状況にありましたが、先ほど車でも通れるルートが開いたという連絡がありました。片側の交互通行の部分もありますけれども、全く孤立している状態ではなくなったということで、先ほど連絡がありました。

 人的関係は以上です。

 それ以外の状況ですけれども、重要な部分だけご報告しますと、停電箇所が110か所から160か所に増えております。その他公共施設については各部に報告をお任せします。市町のほうも対策本部が7市町、警戒本部が5市町、連絡室が8市町というふうになっております。

 続きまして、2ページ目ですけれども、避難指示が出ている市町が、現在12市町、高齢者等避難が7市町出ております。避難所については17の市町で134か所ありまして、現在、避難者が112世帯、151名というふうになっております。

 休校、休園については資料のとおりです。警戒の発表等についてもそのままです。その後、土砂災害警戒情報等については順次解除がなされております。

 県内の交通状況についても、資料のほうを参考にしていただきたいと思います。幾つか運転見合せについては解除になっております。

 救助法の適用リエゾンの派遣については表のとおりです。

 先ほどの孤立関係がありましたので、新たなリエゾンの派遣等を検討しておりましたが、また検討し直したいと思っています。

 警戒本部からは以上で、残りは各部にお任せします。

○司会

 では、続けて各部のほうから状況の報告をお願いします。

 まず、県土整備からお願いします。

○県土整備部

 まず、河川ですけれども、現在、越水した箇所はございません。本日、5か所出ておりましたけれども、越水箇所はございません。

 氾濫危険水位に達した河川、今現在、表の紫の分ですけれども、寒水川1箇所のみとなっております。徐々に河川水位は下がってきております。

 続きまして、県で持っている5台の排水ポンプの稼働状況をご報告します。

 佐賀土木の「ひので」、唐津土木の「はやぶさ」、東部土木の「あけぼの」がそれぞれの地区で活動を、本日3台稼働しまして、そのうち唐津市中原地区にて、松浦川へ排水をやっていた「はやぶさ」が15時35分に終了しまして、今撤収作業をやっております。新たに3台目の東部土木の「あけぼの」が、県道久留米基山筑紫野線の冠水対策として、轟川排水機場にて排水を開始しているところでございます。

 続いて、被害状況でございます。

 河川施設の被害、前回第2回のときに河川施設の5か所と被災箇所を言っておりましたが、現場調査の結果、17か所まで増えてございます。

 続きまして、土砂災害でございます。土石流や崖崩れについては変更ございません。

 そして、道路の土砂崩れですが、15か所まで増えているところでございます。

 続きまして、道路の通行規制でございます。道路の通行止めは、現在14路線、18か所になってございます。そのうち、崩土、土砂崩れですけれども、15か所、冠水が3か所。前回の報告で8か所でしたけれども、3か所まで減ってございます。

 県土整備部の所管としては以上ですが、あと追加報告でございます。

 先ほどの危機管理防災課からの報告でありましたが、JRの運転見合せで相知-本牟田部の区間で土砂流入ありということでしたけれども、県警ヘリ及び防災ヘリが上空を通ったときに、JR唐津線の南側の斜面に崩落があるということで、それを覚知しまして、その情報をJR九州の佐賀鉄道事業部のほうに県のほうから報告をしております。

 もともとJRの線路のところに部分的な崩土があって、その撤去作業を本日やっていたところですけれども、今回、防災ヘリで、その二、三十メートル上のところの崩土があるという情報を提示したところ、今現在、佐賀鉄道事業部で現地を確認の上、どのような対策かできるのか、予定どおり本日中の供用ができるのかというのを判断されるという報告を受けているところでございます。

 県土からは以上です。

○司会

 では、続いて農林水産部からお願いします。

○農林水産部

 山間部を中心として、農地や林地の法面崩壊等の報告はあってございますが、今のところ公共施設、あるいは人家等に影響を及ぼすようなものではないという報告を受けております。

 以上です。

○司会

 ありがとうございます。

 では、続いて出動機関のほうから随時、対応状況を報告いただけたらと思いますので、まず県警察本部からお願いします。

○警察本部

 県警は、先ほども言われていました平原の土砂崩れの捜索活動を今行っております。ただ、もう夕方になりますので、今後の捜索のやり方等については消防等と今現在調整中ということでございます。

 以上です。

○司会

 では、続いて消防からお願いします。

○佐賀広域消防局

 浜玉町で現在も行方不明の2人ですけれども、土砂崩れ前に2人が自宅の車庫から川を見ていたという家族からの目撃情報がありましたので、現在、消防隊はこの車庫の中の掘り起こしをやっております。

 以上です。

○司会

 はい、ありがとうございます。

 では、自衛隊からお願いします。

○自衛隊

 現在、さきの会議等でありました内容から自衛隊の行動方針等については、今のところ変更はないというところで確認を取っています。

 なお、変換事項といたしましては、本日午前中に出発しまして、唐津市のほうに接触を図って調整する予定だった連絡員のほうは、自衛隊側は異常なく到着しているということで、今、市のほうとしっかりと連携が取れているということで確認を取っております。

 以上です。

○司会

 ありがとうございます。

 ほか、報告すべき、共有すべき情報がありましたらお願いしたいと思いますが。よろしいでしょうか。

 それでは、今後の雨の状況、見込みについて気象台から説明をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。

○佐賀地方気象台

 第2回の会議の状況から少し状況が回復しているという状況になっております。土砂災害警戒情報がお昼過ぎは16市町でしたけれども、今現在2市町、佐賀市、唐津市のみになってございます。

 大雨の警報、土砂災害に関しては、引き続き土壌が緩んでいるという状況ですので、明日の朝までは警報が続くというふうな形で見込んでおります。

 あと、河川に関しては引き続き水位が上がっているという状況ですので、警報は継続です。引き続き河川には近付かないようにお願いしたいというところでございます。

 梅雨前線の位置に関しては、お昼過ぎにお知らせしたとおり、位置としては変わっておりません。ただ、今後の見積に関しては、少し量的なものが減ってきたというところでございます。目先に関しては、今夜の夜の初め頃までは多いところ、1時間で30ミリを見込んでおりますが、データが伸びているところでは、今のところ、発達したものはないというところです。

 明日にかけても小康状態は続きまして、明日の未明から朝にかけては時間で多いところは10ミリということで見込んでいる状況ですが、今のところは、激しい雨はないというふうなところでございます。

 ただし、引き続きゼロではございませんので、警報関係も見込んで準備いただければと思います。

 以上です。

○司会

 ありがとうございます。

 それでは、最後に防災監からお願いします。

○防災監

 皆さんお疲れさまでございます。ただいまの報告をまとめますと、まず、浜玉の被害のところは消防と警察を中心に引き続き救助活動を行っていただいているという状況だと承知しました。

 それからもう一つは、七山のほう、新たに崩落箇所とかがあって通れないという情報がございましたけれども、こちらも何とか今、通れる状況にはなっているということで確認できました。

 大きくはこの2つが今大きな課題としてあるのかなというふうに思います。

 いずれも、やはり土砂災害が今回大きな被害として出てきています。ちょっと今日天気が回復しましたので、県警のヘリ、それから防災ヘリを飛ばして上空偵察を行いました。その結果、やはりいろんなところで崩落だったり、道路が土砂で通行できないような状況が一部出るとか、そういった被害も出ています。そういったこともございますので、引き続き状況の確認と救助についてしっかりと対応していきたいと思います。

 それから今、気象台のほうからお話がありましたように、雨自体は、取りあえず大きな峠は越えたのかなと思いますけれども、やはり土砂災害のリスク、これだけ雨が降っていますので、かなり残っていると、明日の午前中ぐらいまではそのリスクがあるというふうな状況でございますので、引き続き警戒をしていただきますとともに、やっぱり危険地域におられる方は、ぜひ避難していただきたいと思います。

 例えば、2階に避難されるということでも効果がある場合もあります。今回、やはり土砂災害が中心になっているということがありますので、改めてしっかり避難をしていただきたいということをお願いしたいと思います。

 一応、まだまだ警戒そのものはやっていかないとと思っておりますので、皆さん、引き続き対応をお願いしたいと思います。特に唐津市を中心に、唐津市、そして関係機関の皆さんと連携しながら、しっかりと対応をしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 私からは以上です。

○司会

 ありがとうございます。

 それでは、本日の第3回会議のほうは以上で終了いたします。

 次回の会議につきまして、明日の8時半をめどに開催したいと考えております。よろしくお願いします。また、案内につきましては別途お知らせしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。お疲れさまでした。


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