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第1回佐賀県災害警戒本部会議を開催しました

最終更新日:

第1回佐賀県災害警戒本部会議を開催しました

7月10日(月曜日)に第1回佐賀県災害警戒本部会議を開催しました。

詳細は以下のリンクからご覧ください。
  
  • 要約版はこちらをご覧ください。
  •  要約版 別ウィンドウで開きます(PDF:228.2キロバイト)

会議資料

  

会議内容

○司会
 ただいまから佐賀県災害警戒本部会議を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
 まず冒頭、現在の気象の状況等につきまして、気象台のほうから説明をいただきます。よろしくお願いします。
○佐賀地方気象台
 佐賀地方気象台です。まず、これまでの状況ですけれども、本日に入って、佐賀県内では非常に激しい雨が降り始めまして、アメダスでは、佐賀市の北山で午前2時2分までの1時間に72ミリの雨を観測いたしました。また、降り始めからの降水量は降り始めが7月7日の7時からですが、多いところで鳥栖市及び佐賀市北山で400ミリを超える雨となっております。これは7月の平年の一月の降水量の8割ぐらいに相当する大雨となっております。
 現在、土砂災害警戒情報13市町に発表しております。また、指定河川洪水予報を発表している河川もございます。
 今後の見通しですが、雨は夕方ぐらいまで続いて、夜にはやむ見込みです。雨の強さとしては、午前中までは1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が見込まれております。
 現在発表している警報の見込みにつきましては、洪水警報につきましては今日の夕方まで、大雨警報の土砂災害に対する警報につきましては、今夜遅くまでを見込んでおります。
 概略は以上のとおりです。以上です。
○司会
 ありがとうございます。それでは、引き続きになりますが、現在の県内の状況について、危機管理防災課、三角課長から説明をお願いします。
○危機管理防災課長
 警戒本部のほうで現在の状況について御報告します。
 まず、気象警報ですけれども、先ほど説明がありましたとおり、土砂災害警戒情報、いわゆるレベル4が13の市町に出ています。その他大雨警報の土砂、大雨警報の浸水、あと、洪水警報、それぞれ市町によってばらつきはありますけど、いずれかの警報が全ての市町に出ているのが現在の状況です。
 これに伴いまして、避難指示が14の市町で7時現在出されております。多久市、武雄市、鹿島市、小城市、嬉野市、大町町以外の市町に避難指示が出ております。高齢者避難が8の市町に出ております。避難情報ですけれども、7時現在で17の市町68か所に開設がされておりまして、避難者は24世帯26人というのが7時現在の状況です。
 現在入っております被害の状況ですけれども、家屋に土砂が流入したという報告が3件ほどあっております。1件目が佐賀市富士町の麻那古地区、家に土砂が入ってきて、2名の方がいらっしゃったそうですけれども、現在救助を行われているというふうに聞いております。これに関しては、中にいらっしゃることは確認ができているという話です。
 続きまして、唐津市浜玉町の鳥巣地区で家屋に土砂が流入したという報告がありましたけれども、こちらについては、いらっしゃった2名の方の救出、救助が完了したというふうに聞いております。
 3件目が同じく唐津市浜玉町の今坂という地区ですけれども、こちらも家屋に土砂が流入したということで、3名の方がいらっしゃるだろうということで、現在救助活動が行われているというふうに聞いております。
 現時点で3件──すみません、今情報が入りまして、最初に申し上げました佐賀市の麻那古地区、救出が完了したということで、2名の方の救助が終わりましたということです。ですから、現在、救助活動が行われているのは唐津市の浜玉今坂における3名について救助が行われているというのが現在の被害状況になります。
 続きまして、交通関係の情報ですけれども、JRが運転を見合わせております。
 また、松浦鉄道も運転を見合わせております。高速道路も東脊振から鳥栖の間が通行止めとなっております。また、国道も323号、263号、204号で冠水による通行止め、385号が道路損壊による通行止めという報告が入っております。
 満潮の時刻が、大浦港が14時20分、唐津港が15時10分の予定になっています。
 先ほどから被害の報告があっています七山、あるいは浜玉のほうにこちらのほうで状況を確認したコメントをいただいていますので、コメントを報告します。
 七山の支所に確認したところ、国道や市道で冠水、あるいは土砂被害等があって、職員が通れていない状況と。住民からの道路の浸水状況等の問合せがたくさん来ている。また、自宅が浸水しているという連絡もあっているというふうに聞いております。
 また同じく浜玉の状況ということで浜玉支所に確認したところ、道路の冠水が数か所あっていると。情報は職員や区長からの情報が中心で、住民からの情報はあまり集まってきていないと。現在、情報収集を行っているという報告があっております。
 警戒本部からは以上です。
○司会
 ありがとうございます。
 それでは、続きましてなんですけれども、各対策部のほうから現在、被害状況等、情報が入っている部分につきまして情報共有のほうをお願いしたいと思います。
 まず、県土整備からお願いします。
○県土整備部長
 まず、河川なんですけれども、河川の氾濫危険水位を超えたところが5か所ですけれども、明け方5時40分頃、玉島川で浜玉インターチェンジ付近から新岡口橋の区間で越水しております。
 そして、また同じく5時50分頃、直轄区間ですけれども、徳須恵川で、これは伊万里市の古里橋付近で越水が発生しております。
 以降の3か所は時間不明ですけれども、明け方です。直轄及び県の城原川で越水、これはもともと9か所の野越区間がありますけれども、この野越区間の9か所中、7か所で越水が見受けられております。
 また、嘉瀬川右岸で越水、これは山留川合流付近です。先ほどの国道323号と同じ場所でございます。
 そして、城原川に近接しております三本松川で、明け方7時より神埼市より通報が来ておりまして、左岸側が決壊しているということでございます。場所は神埼市のJRの上流側でございます。
 氾濫危険水位に達した河川としましては、県及び直轄合わせて15か所ございます。県河川8か所、直轄区間7か所。8か所のうち、既に解除された区間が5か所ありまして、現在、超えている河川は寒水川、玉島川、通瀬川の3河川になっております。また、直轄につきましては、7河川のうち、4河川が既に解除されまして、残っておりますのは城原川、宝満川、徳須恵川の3河川で氾濫危険水位を超えているという状況でございます。
 続きまして、県営ダムでございますけれども、13ダムのうち、4ダムで洪水調整を実施しておりまして、現在は流量が下がったということで行っておりません。排水ポンプ車につきましては、全部で5台ありますけれども、準備態勢をしておりますが、まだ出動要請等は起こしていないという状況でございます。
 県管理の冠水による通行止めでございます。7路線発生しておりまして、今現在3路線解除しております。今現在、通行止めにしておりますのが、鳥栖の久留米基山筑紫野線の鳥栖市真木交差点から北側の赤井手交差点、約2キロ区間でございます。これは6時半から全面通行止めを実施しております。
 本郷基山線でございます。これにつきましては、福岡県側で通行止めが発生しておりまして、佐賀県側からも流入しないようにということで、5時40分から通行止めをしております。
 これも先ほど7時20分に解除された案件ですけれども、国道204号の黒塩交差点、これは伊万里ですけれども、黒塩交差点から早里交差点の約900メートル区間が冠水しておりましたが、今現在、7時20分で解除されたというところでございます。
 その他ですけれども、先ほどの嘉瀬川の冠水によりまして、国道323号、富士町、路面冠水により乗用車が1台スタックしておりまして、これについては今、報道でも出ておりますけれども、取り除きをやっていきたいというふうに思っております。
 施設の被害でございますけれども、今回の昨晩からの豪雨で発生しているのは、現時点で河川施設1か所でございます。通瀬川の左岸、のり面崩壊約5メートルで、これは経過観測中でございます。
 また、これは城原川の河川水位上昇によりまして、神埼市道の鯰川原橋、これは人道橋でございますけれども、これが落橋しているという報告がきております。施設の被害は河川施設1か所ということで以上でございます。
○司会
 ありがとうございます。
 ほかに被害状況等が入っておりましたらと思いますが、農水のほうは特に入っていないですか。
 では、健康福祉のほうは施設どうでしょうか。
○健康福祉部長
 健康福祉部のほうは、県立施設及び所管する福祉関連施設に災害時の被災や避難の状況について報告をお願いしております。
 本日、この会議の始まる直前だったんですけれども、先ほど城原川の越水の話がありましたけれども、そこの付近の高齢者施設で1か所、特別養護老人ホームかんざき清流苑で駐車場が一部浸水しているという情報が入りました。
 同じく、かんざき清流苑のほうには住宅型の有料老人ホームが隣接してありますけれども、こちらの有料老人ホームの方々が先ほど駐車場が一部浸水している特別養護老人ホームのほうに今避難しているというふうな情報が入っているところでございます。
 私のほうからは以上です。
○司会
 ありがとうございます。
 それでは、県警のほうにお聞きいたします。今の対応状況等につきまして報告をお願いできればと思います。
○警察本部
 朝方から110番等が入ってきております。土砂崩れとか浸水ですね。ということで、主に唐津方面が多くなって、先ほどもありましたように、土砂崩れとかいうことで、家に土砂が入っているというところについては、管轄の警察署、あるいは警察本部のほうから応援部隊を派遣しまして、現在対応しているところでございます。
 以上です。
○司会
 ありがとうございます。
 ほか対応等をいただいているところ、何か情報が入っているところがあれば発言をお願いしたいんですが。特に今のところ入ってきていないでしょうか。
 それでは、最後になりますけれども、南里副知事防災監のほうからお願いします。
○防災監
 皆さんお疲れさまでございます。
 ただいまご報告いただきましたように、既に幾つか被害が出ているようでございます。特に昨日の未明ぐらいからかなり雨が降っておりまして、報告にもありましたとおり、七山だったり富士だったり、それから神埼方面、大体雨が降っているところに被害が出てきている状況がございます。
 これからもまたいろんな被害報告があると思いますので、常に情報収集をしっかりよろしくお願いしたいと思います。
 そして、雨のピークは少しは越えそうではありますが、まだまだ予断を許さない状況でございますので、いつ災害が発生してもおかしくない状況だというふうに認識しています。命を最優先ということで、先手先手の対応をしっかりとお願いしていきたいと思います。
 そして、市町、それから関係機関の皆さんとしっかり連携をしながら、万が一緊急事態が発生したときに迅速に対応できるように、万全の体制を敷いていただきたいと思います。
 私からは以上です。
○司会
 ありがとうございます。
 それでは、第1回災害警戒本部会議を終了いたします。皆さんお疲れさまでした。


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