高校生クリエイター新聞広告
表彰式&展示(in モラージュ佐賀)
2月4日(土曜日)に、佐賀新聞社の主催で行われた「高校生クリエイターの新聞広告」展示会の開場式と入賞した生徒の表彰式が佐賀市のモラージュ佐賀で行われました。
この企画は、佐賀新聞本紙に掲載される新聞広告をクライアント(依頼主)のオリエンテーションを経て、高校生が制作するものです。本校を含む県内3校の高校生が制作を手がけました。
クライアント様自ら審査され、採用作品と優秀作品が選ばれます。今回は、佐賀トヨペット様に本校生徒の作品が最優秀賞となり本紙掲載を果たしたのをはじめ、エッジ国際美容専門学校様で特選、佐賀トヨペット様と佐賀県精神科病院協会様でそれぞれ入選となりました。
佐賀トヨペット様からは、最優秀賞の作品に対して、「広告の意図を見事に表現された素晴らしい作品」とお褒めの言葉をいただきました。生徒本人も「クライアントさんの思いをどうやって見せるかすごく悩んだ。選んでいただけて嬉しい」と話していました。
制作されたすべての作品が飾られるこの展示会は2月26日(日曜日)まで、佐賀市のモラージュ佐賀南館1階の会場で開催されました。
・佐賀新聞デジタル(2月3日)
(外部リンク)
デザイン科3年生講演会「社会人として生き抜く力」(デザイン科3年)
2月10日(金曜日)に、今春卒業を迎えるデザイン科3年生を対象に、有田まちづくり公社会長の高田亨二様を講師にお招きし、「社会人として生き抜く力とは」というテーマで講演していただきました。高田様には、「さがを誇りに思う教育講演会」でもご来校いただいています。
春からは進学・就職、県内外でそれぞれの道に進んでいく生徒達に向けて、“人生そのものもデザインである”と、ご自身の経験談を交えながらエールを送ってくださいました。普段は有田町の発展にご尽力されている傍ら、子ども達には空手や安全に楽しめる弓矢づくりを教えられているとのことで、講演の途中では空手を披露され、様々な分野の垣根を越えて伝えてくださる言葉や姿に、生徒たちは圧倒されながらも真剣に耳を傾けていました。
高校3年間で学んだデザインの考え方が、生き方や物事への向き合い方そのものであることを、改めて感じた時間になったことと思います。
機械科卒業生による技能五輪の実演(機械科1・2年生)
2月10日(金曜日)に、機械科1・2年生を対象に、本校の武道場にて、日産自動車株式会社の池上天(たかし)さんによる技能五輪の実演が行われました。池上さんは2021年3月に本校を卒業し、日産自動車株式会社(神奈川県横浜市)テクニカルエキスパート職として採用されました。令和4年11月、幕張メッセで行われた第60回技能五輪全国大会の自動車工職種に出場し、銅賞を獲得されています。
実演では、エンジンのシリンダーヘッドからカムシャフトを取り外し、摩耗や反りを点検し、再度組付ける作業を短時間(約10分)で終了しました。その後、生徒に体験をしてもらうために、代表の生徒数名に10本程度のねじを短時間で緩めた後、締め付ける作業を体験してもらいました。今回、約1時間程度の実演でしたが、実際に技能五輪のスキルの高さを目の当たりにして、生徒達にとって、とても貴重な経験となったと思います。
有工ふるさと検定(3年生)
2月13日(月曜日)に、3年生を対象に「有工ふるさと検定」を実施しました。この取組は平成19年度から行われています。
表紙や挿絵のイラストは本校の特色を生かし、デザイン科や漫画研究部の生徒が担当しています。今回は、学校運営協議会の委員さんからも、問題を募集しました。3年生は卒業後、進学や就職など県内外でそれぞれの道に進みますが、母校や有田町、佐賀県の良さを見つめる機会になったことと思います。
この取組は、学校運営協議会でも紹介しましたが、委員さんのなかには、実際に解いてみたという方もいらっしゃり、有工ふるさと検定に関心をもっていただくことで、学校や地域の良さを再認識することにもつながったと思います。
第5回学校運営協議会
2月14日(火曜日)に第5回学校運営協議会を開催しました。
会議の前半は、全日制および定時制の令和4年度の学校評価・最終結果について、学校評価アンケート(生徒・保護者・教職員)の結果や、各校務分掌からの資料をもとに報告をし、委員の皆様から、学校関係者評価として御意見をいただきました。
後半は、本校が生徒の全国募集に参画している「地域みらい留学」に関して、前回の学校運営協議会で委員の方々から出た意見について、県の担当者からも回答をいただくなど、継続協議を行いました。
県外の中学校を卒業後、有田町で一人暮らしをしながら有田工業高校で学ぶ生徒たちの支援について、県と町と学校が連携して取り組んでいけるよう、体制を整えていきたいと思います。
工場見学(デザイン科2年生)
2月22日(水曜日)に、デザイン科2年生が工場見学に行きました。行先は長崎市の長崎県美術館と波佐見町の白山陶器と西海陶器株式会社です。
長崎県美術館では「フィンレイソン展」が開催中でした。フィンレイソンとは、北欧フィンランド発、200年の歴史を持つテキスタイル(繊維製品)ブランドで、独特の色彩と造形センスを鑑賞できる貴重な機会となりました。渡したワークシートに気に入った作品のスケッチやメモを取るなど、常に意欲的な態度でまわっていました。
また、長崎駅にも立ち寄りましたが、新幹線開通で駅周辺は大きく変わってきています。様々な箇所に施された新しいデザインを発見したり、駅の再開発でリニューアルされた「長崎街道かもめ市場」をはじめ、駅施設周辺をくまなく見て回ったりしました。
来年度、3年生での課題研究に向けて今日の見学はとても有意義な見学となりました。
先輩による卒業生へのポストカード
2月28日(火曜日)、本校の学校運営協議会委員を務めていただいている佐々木元康様が代表理事を務めるNPO法人灯す屋様で、灯すラボ「先輩から卒業生へ」贈るレターの企画をされていますので、紹介をします。
今回、有田工業高校・有田中学校・西有田中学校を卒業する生徒に向けて、それぞれの学校を卒業した先輩方が担当した「お祝いメッセージのポストカード」を制作して、学校に送っていただきました。本校の卒業生に向けた手紙の執筆を担当して下さった方は、本校デザイン科卒業で、学校運営協議会委員を務めていただいているデザイナーの岩楯愛久美様です。思い出の1枚として、3年間利用した有田駅の写真を添え、「これから先、もしも道に迷ったら、ぜひ〝好き″を方位磁針に進んでみてください」というメッセージをいただきました。生徒達には、有工会入会式を終えた後に、配布しました。
母校を巣立って社会に出る卒業生(全日制・定時制)の生徒達に向けた「有田町には未来に向けてチャレンジしている大人たちがいること。そのことを知ることで有田町のことを好きになってほしい。また、将来、有田町に帰ってくるときにそのことをポジティブに捉えてほしい」という思いが伝わる心温まるレターでした。このような企画をしてくださり、ありがとうございました。