県教育委員会では、佐賀大学との連携・協力協定に基づき、平成17年度から「教育ボランティア活動」を実施しています。
この「教育ボランティア活動」は、教員志望の佐賀大学の学生を、県内市町立小・中学校及び義務教育学校、県立中学校、県立特別支援学校が「教育ボランティア」として受け入れ、児童生徒の学習や体験活動等の補助を行うものです。
佐賀大学及び県教育委員会では、この活動を通じて、学校の様々な教育活動を経験し、児童生徒や教育現場をより深く理解した教師の育成・確保を図るとともに、児童生徒へのきめ細かな指導の充実や、学校の活性化等につながることを期待しています。
令和3年度「教育ボランティア活動」の概要
〈実施期間〉
令和3年8月18日~9月30日
※10月以降は、必要に応じて、学校と学生で派遣の継続について個別に協議して実施する。
〈派遣実績件数等〉
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小学校 |
中学校 |
特別支援学校 |
合計 |
学 校 数 |
8校 |
4校 |
1校 |
13校 |
派遣件数 |
8件 |
4件 |
3件 |
15件 |
派遣人数 |
35人 |
16人 |
7人 |
58人 |
※学生の派遣を希望する学校が39校あり、204人の学生の派遣を予定していたが、実施時期に新型コロナウイルスの感染が拡大したため、活動を中止した学校が多かった。
※小学校には義務教育学校前期課程、中学校には義務教育学校後期課程を含む。
〈主な活動内容〉
・長期休業中の学習指導の補助
・授業中の学習指導の補助
・運動会・体育大会の補助
・特別な支援を必要とする児童生徒への学習指導の補助 等
「教育ボランティア活動」に参加した学生や受け入れ校の声
≪参加した学生≫
○授業では、子どもたちが楽しく、かつ分かりやすくなるように対話的な授業が行われていたのが印象に残っています。教育ボランティアに参加したことで、教師への思いがより一層強くなりました。
○教育ボランティアを通して、自分の現状や教師の魅力、子どもの素晴らしさなどを身をもって実感した。児童の力を最大限に引き出し、力を身につけさせるために教師のサポートが大きく関わっていると思った。
○教育ボランティア活動を通して、子どもと教師との間に必要なものは信頼関係であると感じました。この活動は、自分の見識を広げるよい体験となりました。
≪受け入れ校の児童生徒≫
○算数の分からないところや新しい漢字の書き順など、分かりやすく教えてくれてうれしかったです。
○ボランティアの先生方にたくさん遊んでもらって楽しかった。またボランティアの先生方と一緒に遊びたいです。
○休み時間にいろいろな話をすることができて楽しかった。
○いつも元気なあいさつをしてくれたので、ぼくたちも気持ちのよいあいさつをすることができた。
○大学生のお兄さん、お姉さんだったので、年齢が近い分質問しやすかった。
≪受け入れ校の教職員≫
○学生それぞれが日々の活動に課題意識をもって取り組んでいた。活動後のミーティングでは、学習支援における児童との関わり方について、活発に意見交換する姿も見られた。また、学校における教育活動の実際に触れることで、学生自身が教師という仕事の苦労だけでなくやりがいを見つけ、「教師になりたい」という思いをさらに強くしているように感じられた。
○授業の補助、家庭学習の丸つけ、休み時間の児童への対応等、意欲的に関わる姿勢が見られ、感心しました。また、一人一台端末の導入時期で、環境整備の手伝いもしていただき、助かりました。
○個別の実態に応じて明るく優しく寄り添って支援してもらった。児童の話を聞いてもらったり、一緒に遊んでもらったり、一人でできる活動を見守って、ほめてもらい、児童も喜んでいた。
添付資料
過去の関連資料
※令和2年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため活動中止