「地域とつながる高校魅力づくりプロジェクト」中間報告会を開催しました(11月17日)
「地域とつながる高校魅力づくりプロジェクト」について、3年間で行うプロジェクトの中間点を迎えるに当たり、高校と地域との協働に関する指定校の実践事例や県外の先進事例等を共有し、高校と市町等との協働を全県的に展開していくことを目的とした中間報告会を11月17日にアバンセホールで開催しました。
《講演》 演題「地域と共につくる魅力ある高校について」
講師 島根大学教職大学院 教育学研究科 准教授 中村 怜詞 氏

島根大学教職大学院中村准教授は、志願者数のV字回復を果たした島根県立隠岐島前高校で「高校魅力化プロジェクト」に携わられ、大きく貢献されました。
その実績と研究をもとにした貴重な事例、ヒント、考え方などを数多く聞かせていただきました。
生徒達が体験活動を行うことだけで終わっていないか、本来の目的を見失っていないかなどの振り返りが必要であることや、チームを構築するためのステップ、チームとして進んでいくためのコツなどを教えていただきました。
紹介していただいたアフリカのことわざ「早く行きたければ1人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」が響いた方も多いのではないでしょうか。
唯一無二の学校づくりを推進する当県において、大変参考になる講演でした。

指定校8校を代表し、モデル校である白石高校と神埼高校の2校が発表を行いました。両校はコロナ禍で校内外での活動が制約される中、感染防止の配慮をしながら、様々な活動に取り組み、マスコミ等でも数多く紹介されています。
両校からは、校内組織、これまでの取組、生徒の変容、今後の展望などについて具体的な発表がありました。
また、武雄高校が武雄市と連携して取り組んでいる「高校生のまちづくり参画事業」の武雄市役所で開催された報告会の様子をビデオ上映しました。令和2年12月末まで下記URLより視聴できます。
武雄高校まちづくり参画事業 報告会
https://youtu.be/KRCiPIUJEOM
(外部リンク)
指定校8校のこれまでの取組については、ホール入口にそれぞれポスター掲示しました。
参加者から、学校と地域との連携や協働の取組について理解が深まるとともに、その必要性を感じるという意見や、魅力づくりを継続して実施していくための「体制」が重要であるという意見を数多くいただきました。