
令和5年4月12日 佐賀県公文書館 担当者 楢﨑 直通 0952-25-7365 【E-mail】kobunshokan@pref.saga.lg.jp |
所蔵資料展「SAGA SUNRISE PARK 百年史展2」を開催します
佐賀県公文書館では、新たな価値を創造するエリアSAGAサンライズパークのグランドオープンを記念して、令和3年度に開催した「SAGAサンライズパーク百年史展」のリニューアル展示を行い、この地の賑わいの軌跡を辿ります。
是非、この機会に佐賀県公文書館においでください。多くの皆さまのご来館をお待ちしています。
1 期間 令和5年4月13日(木曜日)~8月6日(日曜日)
2 会場 佐賀県公文書館(佐賀市城内一丁目6番5号 佐賀県庁南館2階)
3 内容
SAGAサンライズパークが位置する佐賀市日の出付近一帯は、明治期から歩兵第55連隊が駐屯し、大正期には民間飛行家坂本壽一を呼んでの県内初の飛行大会や陸軍特別大演習観兵式が行われ、多くの人で賑わいました。第二次世界大戦中には旧制佐賀中学校の滑空部(グライダー部)の学生たちが部活動に汗を流した場所でもあります。
戦後、進駐軍の駐留を経て、外地からの引揚者や戦災者のための厚生寮協楽園(県内最大規模)や県農業試験場として生まれ変わり、人々の暮らしの場、県農業近代化の拠点にもなりました。さらに昭和40~50年代には、91万人を集めた佐賀大博覧会や若楠国体が同地で開催地されています。
今回はご好評いただいた令和3年度の展示に新資料を追加し、更なる内容の充実を図り、佐賀の発展に重要な役割を果たしてきたこの地の軌跡を改めて辿ります。(展示資料数27点)
<展示概要>
佐賀初の飛行大会開催
大正3(1914)年7月11日、12日の2日間、佐賀市商工会により、松原神社祭典の余興として高木瀬の練兵場で行われた飛行大会。佐賀にはじめて飛行機が飛んだ日の賑わいと県民の興奮の様子をご紹介します。
飛行機飛揚を見守る観衆
「写真集明治大正昭和佐賀市」(国書刊行会)より転載
連合国軍進駐
終戦直後の10月、連合国軍が佐賀に進駐します。ここでは進駐時の様子や、接収された軍施設・軍需物資の返還について、当館所蔵図面や資料から解りやすくご紹介します。

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連合国軍進駐状況報告(昭和20年)
| 高木瀬キャンプ返還図面(昭和25年) |
県厚生寮協楽園
戦後、引揚者らのために県は兵舎を改造し、協楽園を開園させます。最も多い時で564世帯が家族のように暮らしました。展示では協楽園での暮らしの様子や変遷をご紹介します。

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航空写真(昭和37年)佐賀市立若楠公民館提供 | 県厚生寮協楽園の様子(昭和41年) |
佐賀大博覧会・若楠国体
まだ記憶に残っている方も多い昭和44(1969)年春の佐賀大博覧会や、昭和51(1976)年の若楠国体等について、資料や写真を交えてご紹介します。
佐賀博会場図(昭和42年)
<参考:佐賀県公文書館概要>
佐賀県公文書館では、県が保存している明治期からの公文書や行政資料等48,840冊のうち、歴史的資料として価値のあるもの20,145冊を一般公開しています(令和4年度末時点)。また、所蔵している資料を紹介し、閲覧利用のきっかけにしていただけるよう、特定のテーマに基づく展示を定期的に行っています。
【利用時間】午前9時~午後5時
【休館日】毎週月曜日(ただし、会期中の5月1日、7月17日は開館し、7月18日を休館します)※その他臨時に休館する場合があります。
【入館料】無料
【その他】プライバシー等の観点から一部閲覧できないものもあります。