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第10回佐賀県鳥インフルエンザ対策本部会議を開催しました

最終更新日:
 

第10回佐賀県鳥インフルエンザ対策本部会議を開催しました

令和5年1月27日(火曜日)に第10回佐賀県鳥インフルエンザ対策本部会議を開催しました。
 
 詳細はこちらをご覧ください。
※12分00秒まで(引き続き、第151回佐賀県新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催しました)

会議資料


 

会議内容

○司会

 それでは、ただいまから第10回佐賀県鳥インフルエンザ対策本部会議を始めます。

 じゃ、山田部長お願いします。

○農林水産部長

 それでは、私のほうから今の全国の発生状況について、まずご説明をいたします。

 本日現在、国内の発生につきましては25道県で68事例あっております。実は今日も、群馬と千葉が発生しておりまして、それをプラスして68事例が発生しております。今までで過去一番多かったのが令和2年で52例でございました。発生としては非常に多い、過去最高の数値で推移をしております。

 参考までに、現在の発生道県を書いておりますけれども、日本地図でいきますと、赤く塗っているのが3件以上発生した県でございます。鹿児島が12件で、広島が6件、千葉、香川が4件ということで、複数発生した件もございます。

 現在の対応状況でございます。

 家畜伝染病予防法に基づく知事の消毒命令でございますけれども、12月7日、佐賀県1例目の発生直後から今月の1月31日まで、現在、消毒命令を発令させていただいております。

 それに伴いまして、現在2回の消石灰の緊急配布を県でやっております。全農家に対しまして、11月に1回、12月に1回、消石灰を配布し、防疫体制を強化しております。

 それから、家畜保健衛生所の獣医師によります県内全養鶏農場への巡回指導、再点検をしております。12月の上旬から順次、養鶏農家に入りまして点検しているところでございます。

 ここには書いておりませんけれども、佐賀県の1例目の発生の今の状況でございますけれども、今、鶏ふんの堆積発酵処理ということで、鶏舎の中に鶏ふんを積んでウイルスを死滅させる処理を今行っております。経営再開までもう少し時間がかかる予定でございます。

 今後の対応でございます。

 先ほどご説明したとおり、全国でも複数の発生が見られております。過去に例のない、一番多い発生状況が今シーズン続いておりますので、知事による消毒命令につきましては、防疫体制を強化するため、31日までとしておりました消毒命令を3月31日まで延長させていただきたいと思っております。

 消毒方法につきましては、農場内に消石灰等を散布して防疫体制を強化していくという考えでございます。それに合わせまして、3回目の消毒用消石灰の緊急配布を行いたいと思っております。県内全養鶏農場に対しまして、2月1日から配布を始め、速やかにもう一度、家畜保健衛生所による確認をしていきたいと思っております。

 説明は以上でございます。

○南里副知事

 全国の発生状況のところに戻していただいていいですか。12月の頃って、例えば、鹿児島とかが非常に多かった印象があります。そして、最近だとどちらかというと関東甲信越辺りが余計出ているような感じがするんですけど、季節的にこの辺がどうしても増えるとか、そういうのってあるんですか。

○農林水産部長

 傾向としては、鳥インフルエンザが発生するのは野鳥の密度で発生が多かったり少なかったりというのがありますけれども、今のシーズンどこが大きいとかという傾向は、そこは見られないというか、はっきりしたことは分からないと思っています。今、こっちの関東のほうが年明けは多いと。一番最初は鹿児島で続発をしたということですね。

○司会

 ほかございますか。

○知事

 例えば、鹿児島、宮崎とか、先ほどの関東甲信越とか、実際に一回発生した原因がほかに飛んでいる。要は殺処分とか消石灰の処理が間に合っていないと、先に次に行っているという、連鎖しているかどうかというのは判明しているんですか。

○農林水産部長

 初発から次に移ったという因果関係については、全国どこでも、それは判明していないです。こう見ていると、やっぱりため池が多いとか、航空写真とかを見ると、やっぱり野鳥が飛んでくる確率が高いところが多く発生しているというのがありますけれども、人が広げたり、そういうことの因果関係は分かっておりません。

○知事

 それで、分からないけれども、起こったやつがこういっている可能性もないわけじゃないわけだよね、原因が。もしかしたらこっちから新規で飛んでいるかもしれないけれども、面的に石灰で対応していれば、ここでブロックできるということですよね。

○農林水産部長

 はい、そうです。

○知事

 だから、あらかじめこうやって消石灰でガードをしているというのが、ブロックが間に合うか間に合わないか。だから、それこそ多く出ているところというのはブロックが間に合わずに先に侵入を許してしまっている可能性もあるわけだよね。

○農林水産部長

 可能性としてはあります。

○知事

 可能性としてはね。ただ分からないということだね。

○農林水産部長

 はい。

○知事

 こういう何か、分析をもうちょっと国のほうに、こんだけ多いとさすがに都道府県対応できないので、あらかじめこういうふうに、じゃ、全国的にあらかじめガードしておこうとか、国全体として取り組んでいかないといけないんじゃないかと思うんですけれども。

○農林水産部長

 そうですね、消石灰のところを。

 今、今回で3回目の消石灰を県で緊急配布をするんですけれども、これだけ多くというか、頻繁に防疫対策を強化して消石灰を配布しているという県は、佐賀県だけだと思います。1回、2回はありますけれども、やっぱり先ほど知事が言ったように、エリアとしてブロックをしてできるだけリスクを下げる。そういうのはやっぱり必要だと思いますので、国に対してもしっかりそこは話をしていきたいと思っております。

○知事

 バスケットで言うならば、恐らくこのゾーンディフェンスが功を奏している可能性もあるということよね。

○農林水産部長

 はい、そうです。

○知事

 だとすると、まだ早いけど、新年度とかに対しては、国のほうと一緒になってというか、国のほうがあらかじめ大きな方針としてどう防いでいくかと考えていただくように提案しておくというのはどうでしょうか。

○農林水産部長

 分かりました。やはり1回でおさまっているところ、複数、そこの分析も含めて、国に対してはしっかり話をしていきたいと思っています。

○司会

 ほかにありますでしょうか。よろしいですか。

 それでは、知事からお願いいたします。

○知事

 それでは、先ほど報告が山田部長からありましたように、これまで全国の25道県、そして68事例の発生が見られておりまして、約1,200万羽が殺処分の対象となっています。これは発生件数、殺処分件数とも過去最多であります。そして、現在もまだ足元で発生が続いている状況です。九州では、熊本県以外の全ての県で発生いたしました。佐賀県でも1事例発生いたしましたが、その後は今のところ押さえ込めている状況と思います。

 しかしながら、これからさらに渡り鳥のシーズンももうしばらく続きますので、まだまだ警戒が必要だと思います。

 こうしたことから、養鶏農家に対し、家畜伝染病予防法に基づく消毒命令を、この3月末まで延長することとし、あわせて農場消毒用消石灰の3回目の緊急配布を行うことといたしました。そして、1回武雄で起こった事例がありましたけれども、その後、すぐに指示して、職員に県内の全養鶏農家を巡回して、しっかり点検するようにという指導を強化しております。

 これは一通り終わったという報告を受けておりますが、農家の皆さん方におかれましては、引き続き高い警戒意識を持って、消毒、そして野生動物の侵入防止などに努めていただきたいと思います。よろしくお願いします。

 以上です。

○司会

 それでは、第10回鳥インフルエンザ対策本部会議、以上で終了します。




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