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第151回佐賀県新型コロナウィルス感染症対策本部会議を開催しました

最終更新日:
 

第151回佐賀県新型コロナウィルス感染症対策本部会議を開催しました

令和5年1月27日(金曜日)に第151回佐賀県新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催しました。

詳細はこちらをご覧ください。
※13分00秒から(前半は第10回佐賀県鳥インフルエンザ対策本部会議を開催しました)

要約版はこちらからご覧ください。


会議資料


 

会議内容

○司会

 それでは、第151回佐賀県新型コロナウイルス感染症対策本部会議を始めます。

 では、久保山部長、お願いします。

○健康福祉部長

 まず、最近の感染状況からでございます。これは(令和4年)6月以降の県内陽性者数の1週間ごとの推移でございますけれども、(令和5年)1月1日の週がピークということで減少傾向にあります。この傾向は(昨年の)お盆頃の第7波のときと同じような状況で、お盆の週、8月15日から24日の週がピークとして下がっていっているという状況で、大体同じような形になっています。

 週ごとに言いますと、(令和5年)1月1日の週が約1万3,000人、次の1月8日の週が約1万1,000人、1月15日の週、先週が約6,000人で、今週が3,000人超ということで、今急激に下がってきているという状況でございます。

 今後、新たな変異株、XBB.1.5(エックスビービーワンファイブ)というのが海外では感染拡大していることもありまして、そういった部分がちょっと懸念されますけれども、このまま前回の第7波と同じように下がっていってくれればというふうに思っているところでございます。

 次に、年代別の感染者数ですけれども、直近1週間で見ますと、大体20代以下が4割、40代以下が6割、高齢者が1.5割となっています。(年代別の)割合に大きな変化というのはないんですけれども、40代以下が若干減少して、50代以上が若干増えているというような状況でございます。冬休みが終わって学校が再開したことによる影響というのは特に出ておりません。ただ、まだ高齢者施設とか病院での感染者が一定続いているという状況でございます。

 コロナボードでございますけれども、この1週間につきましては、大体平日でも3桁、600人、500人ぐらいから、今日(1月27日)が424人です。病床使用率につきましては、本日の入院者が216人で病床使用率は36.9%、中等症者が82人で14.0%、重症者が4人で8.3%というふうになっているところでございます。病床使用率につきましては、昨年の12月10日以来、47日ぶりに昨日(1月26日)30%台というふうになって、今日も30%台を維持している状況でございます。

 感染者数が減少していることによりまして入院者数も減っているところでございますけれども、引き続き感染状況を注視しながら、重症化リスクが高い高齢者の方等への感染が拡がらないようにしっかりと取り組んでいきたいと考えています。

 先ほど言ったように、今、感染者数は減少しているんですけど、まだまだ毎日数百人の感染者が出ているところでございます。医療現場の皆様方は、コロナ対応、特に昨年1月からはオミクロン株対応ということで、休む暇もなく県内の医療環境を守り続けてもらっているところでございます。県民の皆様方に当たりましては、発熱、咳などの風邪症状であれば休日・夜間の外来受診は控えていただき、診療体制が整った平日昼間に受診していただくようにお願いいたします。

 なお、息切れで呼吸が苦しいなどの緊急の場合につきましては、躊躇なく外来受診や救急車の要請をお願いいたします。

 また、手洗い、マスク着用、換気などの基本的な感染対策防止につきましては、引き続き取り組んでいただきますようお願いいたします。

 あと、併せてお願いなんですけれども、アメリカのCDC、疾病対策予防センターの分析によりますと、現在、日本で接種が進められておりますBA.5(ビーエーファイブ)対応の新型コロナワクチンにつきましては、新たな変異株XBB.1.5系統も含みますXBB系統にも一定の効果が見られたということでございます。

 また、インフルエンザにつきましても、幸い急激な増加というのはないんですけれども、まだ県内でも流行期が続いている状況でございます。新型コロナワクチン、インフルエンザワクチンの接種についても、改めてご検討のほどよろしくお願いいたします。

 私からは以上でございます。

○司会

 何かあれば発言をお願いします。

○教育長

 先ほど久保山部長のほうからも少し触れられましたけど、学校の状況について補足して報告をさせていただきたいと思います。

 昨日までの直近の1週間での学校、県教委で把握している分ですけれども、1週間で631名となっており、学級閉鎖が小学校6学級、県立学校1学級の合計7学級になっています。

 これは先月12月中旬ぐらいに学校での感染がピークの頃には、1週間当たりの感染者数が1,600人を超えていましたし、学級閉鎖も28学級閉鎖していた時期がありました。年明け3学期が始まって、そういう10代の感染が多くなるんじゃないかと懸念しておりましたけど、現状を見ると全体と同様、学校での感染というのも落ち着きつつある状況かなと思っております。

 学校では基本的な感染対策を頑張っていただいておりまして、引き続き感染対策をしながら第8波を乗り切りたいと考えております。

 以上です。

○司会

 ほかございますか。

○南里副知事

 インフルエンザのほうは、今まで予想していたほどは(感染者数が)多くないという状況ですか。

○健康福祉部長

 今まで過去、コロナがはやる前からのインフルエンザというのは、増え出したら急激にぐっと増えていくというのが一般的だったんですが、今回はそんなに多くは増えていない、まだ「注意報(基準値10)」ということで、定点医療機関当たりの患者報告数が1週間で10人以上というのは続いてはいるんですけれども、「警報(基準値30)」にいくまで急激に増えてはいないという状況でございます。

○南里副知事

 それはやっぱり、ある程度コロナとかがあって、マスクしたり、手洗いとかうがいとかを結構徹底してやっていますけど、そういった要素(感染対策)というのはあるんですかね。

○健康福祉部長

 恐らく手洗いとかマスク着用という効果が出ているんじゃないかと考えております。

○司会

 ほかございますか。よろしいでしょうか。

 それでは、知事から最後お願いいたします。

○知事

 151回目の佐賀県新型コロナウイルス感染症対策本部会議でございます。今、国のほうではコロナの感染法上の位置づけを5月8日から5類に引き下げるのではないかと、そういった方針を国が固めたというふうな報道もなされているわけでありまして、本日行われる国の対策本部会議で決定されると聞いております。

 国には、早急に5類移行への対処方針を決定して、国民の皆さんに責任を持って説明をしていただきたいと思っています。

 1点だけ申し上げておきたいなと思うんですけれども、マスクについてです。マスクについては、その対応方針が個人の判断といった形ではっきりしない状況と聞いています。私が気になっているのは、特に子どもたちのことであります。

 例えば、今度の4月に小学校に入学されるみんなは、6歳ということであれば、その物心ついた半分以上をマスクして暮らしている。幼稚園や保育園でもお互いマスクをほぼ取ったことがないような状況で暮らしているわけでありまして、本当は、今でも佐賀県の中でも、どうしてもマスクがなかなか取れないと、習慣化してしまってという子どもたちがいっぱいいて、どうしたものかなということで非常に私も危惧しているわけなんですが、こういった子どもたち、特に小学生とかいう、幼稚園、保育園といったところで、個人の判断と言ってもなかなか難しいのではないかなと、その判断自体がですね。

 というふうに私は思うので、例えば「基本的にはマスクは着用しない。ただ、様々な事情で着用することは構わない」といったような大きな方向性を示していかないと、我が国として大切なものを失ってしまうのではないかと、いろんな観点からぜひ検討して大きな方針を出していただきたいと心から思います。

 そして、佐賀県の状況ですが、今、あそこに映っておりますけれども、これが今年の1月、まさにオミクロン株という株ができて、オミクロン株というのは、感染は速いけれども、今までよりは重症化しにくい。(症状としては)軽いもので終わる方が多いというのが大ざっぱな傾向ではあるわけで、特に(昨年の)夏、お盆のあたりで第7波があって、10月に一旦は鎮まったんだけれども、また再度第8波というものがあったと。そして、それがまた、この(昨年の)夏と同じように今下がっている状況ということで、第7波、第8波がほぼ同じような形で今ツインタワーのような形で構成しているという状況です。

 佐賀県の場合は、今、特段に通常のコロナ対策で気をつけていただきたいということ以外に、個別の行動制限というのは加えていないわけであります。皆さん方の通常のコロナ対応にお任せしているところなんですけれども、今、佐賀県の関心は、ほとんど同じような株であったオミクロン株であった第7波があって、第8波がある。もちろん、先ほどXBB.1.5の話がありましたけれども、この第7波、第8波と来た後に第9波、第10波、第11波と、同じ傾向が続くのかどうかといったこと。

 もう一点は、この第7波、第8波のこの流れであれば、我々として対応してきたわけですけれども、やはり怖いのは、重症度になりやすいような変異株というものが今後現れる可能性というリスクがどの程度あるのかといったところが一つの大きな関心。

 今、2つ言いましたけれども、そういったことをしっかり見据えながら、これからコロナがどうなっていくのかということをしっかりと我々なりに分析しながら、県民の皆さん方によく説明をして、対処方針を決めていきたいと思います。

 今のままであれば、通常の今まで示してきたようなうがいをするとか、手を洗うとか、そういったことで結構ではないかと、通常の対応方針でいいのではないかというふうに思っています。

 さて、今、インフルエンザも流行している状況でありまして、医療機関の現場で対応していただいている皆さんは、相変わらず頑張っていただいている状況であります。さらに、病院や高齢者施設でリスクの高い皆さんへの対応をしていただいている方々も現場で対応しておられます。こういった施設などで働いている皆さん方も高齢者が非常に我々の心配の対象なので、今でも頑張っていただいているということはしっかり聞いております。改めて感謝申し上げたいと思います。

 全体としての傾向として、コロナへの対応が去年、一昨年に比べるとみんなの関心が薄れる中で、それでもそういう現場の中で頑張っている皆さん方には本当に敬意を表したいと思っています。皆さん方の頑張りによって今の佐賀県が運営されていると思っています。

 それから、この第8波については、昨日、危機管理実動チームでいろいろ話をした中で、やはり救急車の出動も例年以上に多かったと聞いております。こうした皆さん方にも、今、佐賀県は救急対応がしっかりとできていると。お待たせすることは基本的にない状況で運用されているということも、この救急現場の皆さん方にも感謝をしたいと思っております。

 そして、県民の皆様に対してです。もうしばらく寒い時期が続きますけれども、先ほど言った基本的な感染予防対策、当分の間のマスク着用、小まめな手洗い、換気、それから、密を避ける、そういった今までずっとやってきた基本的な感染対策をよろしくお願いしたいと思います。

 佐賀県は起きる状況を日々分析して、佐賀県としてしっかりと対処方針を示していきたいと思いますので、今年もよろしくお願いします。

 以上です。

○司会

 それでは、以上をもちまして第151回佐賀県新型コロナウイルス感染症対策本部会議を終了いたします。

 お疲れ様でした。


 

県民の皆様へ

 新型コロナウィルス感染症に感染された方やその御家族、濃厚接触者に対して、不当な差別や偏見があっています。
 佐賀県は慈しみ合う県です。感染された方、その御家族、濃厚接触者などに対する情報の詮索、不当な差別、偏見、いじめというのが決してないようにお願いします。


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