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第144回佐賀県新型コロナウィルス感染症対策本部会議を開催しました

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第144回佐賀県新型コロナウィルス感染症対策本部会議を開催しました

10月21日(金曜日)に第144回佐賀県新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催しました。
 
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会議資料

 

会議内容

○司会

 それでは、ただいまから第144回佐賀県新型コロナウイルス感染症対策本部会議を始めます。

 まず、感染の状況等につきまして、久保山部長からお願いします。

○健康福祉部長

 本日の佐賀県新型コロナウイルスコロナボードでございます。10月15日から今日(10月21日)までの感染者数の状況でございますけれども、本日が(感染者数)206人ということで、今週は大体200人台を推移している感じになっております。病床使用率ですけれども、本日の入院者が65人で、病床使用率は11.3%、この65人のうちの中等症の方が24人、重症者が1名となっております。

 次に、ホテルの使用率ですけれども、本日のホテル療養者数が33人で、ホテル使用率は6.7%となっております。これ(コロナボード)はこの1週間の推移ということになりますけれども、ただ、これだけでは最近の傾向というのが少し分かりにくいので、少し長い期間での説明をさせていただきたいと思います。

 これ(県内における陽性者数の推移)は直近大体2か月間の、(県内における)陽性者数の1週間ごとの推移となりますけれども、お盆からお盆明けのところの1週間で1万4,663人が佐賀県のピークの状態で、一番多いときには1日3,000人近くが確認されるという状況だったんですが、そこからずっと1週間ごとに下がっていっていて、直近では1,000人台となっておったんですけれども、10月8日から、8、9、10の3連休の後から若干増えて、10月2日から8日までが1,408人。それから、1,200人台まで減っていたんですが、今週がまた1,400人台に戻って、大体前々週と同じような感じになっていて、大体若干下げ止まりとか横ばいという状況になってきているところでございます。

 3連休の影響であったりとか、最近少し寒くなってきましたので、窓を締め切ったりとか、換気が少なくなってきた、あまりしなくなってきた、そういったことも影響しているのではないかと考えております。

 年代別の感染者の割合につきましては、20代以下が4割、40代以下が7割、高齢者が1割程度ということで、これまでと大きく変わっていません。

 あと病床使用率ですけれども、これにつきましても、感染者の増減と1週間程度ずれて影響が出てくるんですけれども、10月12日の日にはずっと下がってきておりまして、これと同じように若干ずれながら、1週間ぐらいずれながら下がってきておりまして、10月12日には6月22日以来、112日ぶりに(病床使用率が)1桁となりまして、7日間連続で1桁という形になりましたけれども、感染者がここで若干増加してきたということもありまして、10月19日から再び10%台となっているところでございます。

 今後の感染者等の状況でございますけれども、しばらくは若干上下していますけど、横ばいぐらいの感じかなとは思うんですけれども、海外ではまた新たな変異株というのも出てきておりますので、そういったことがまたはや流行ってくるというところが懸念されるところでございます。

 引き続き、その動向についてしっかり注視していきたいと考えております。

 また、今後も重症化リスクが高い高齢者の方等につきまして、感染拡大防止対策にしっかり取り組んでまいります。

 県民の皆様におかれましては、手洗い、手指消毒、換気などの基本的な感染防止対策に引き続き取り組んでいただきますようよろしくお願いいたします。

 私からは以上でございます。

○司会

 ありがとうございます。

 ただいまの説明につきまして質問等ございましたらお願いします。よろしいでしょうか。

 それでは、続けさせていただきます。

 引き続き、ワクチン接種について、五郎川ワクチンチームリーダーから説明をお願いします。

○ワクチン接種調整チームリーダー

 私からは新型コロナワクチンの接種について説明をさせていただきます。

 オミクロン株対応ワクチンの接種間隔を、これまでの5か月から3か月に短縮することが昨日(10月20日)の国の審議会で了承されまして、本日(10月21日)から3か月の間隔で接種可能となっております。

 3か月に短縮をされた方には順次お住まいの市町から接種券が届きますので、届き次第、接種いただけます。それから、既に3回目、4回目の接種券をお持ちの方も接種可能ですので、ぜひ接種について検討いただきたいと思っております。

 また、接種間隔が3か月に短縮され、接種を希望される方が増えることが予想されます。県としましても、これまでと同様、市町の取組を支援するということで、佐賀県医療センター好生館でオミクロン株、BA.5(ビーエーファイブ)対応ワクチンを接種する会場を設置したいと考えております。

 日程ですけれども、11月11日から12月17日までの(金曜日と土曜日の)12日間で、金曜日の夜間18時から21時、それと、土曜日については午前中の9時から12時ということでワクチン接種を行いたいと思っております。

 対象者につきましては、県内在住・在勤・在学者で、3回から5回目の接種券をお持ちの18歳以上の全ての方となります。

 それから、予約の方法等になりますけれども、11月初旬から予約を開始する予定でございます。詳細が決まり次第、県のホームページ等でお知らせすることとなっております。

 これからの季節ですけれども、新型コロナと季節性インフルエンザの同時流行も懸念をされるところでございます。既にインフルエンザの予防接種につきましても開始されておりますが、両方のワクチンを同時に接種することも可能となっております。年末年始に向けまして、人の動き、流れが活発になることも予想されます。ぜひ年内にオミクロン株対応ワクチンとインフルエンザワクチンの両方の接種をご検討いただければと思っております。

 私からは以上でございます。

○司会

 ありがとうございます。何か質問等ないでしょうか。よろしいでしょうか。

 それでは、最後になりますけれども、知事からメッセージをお願いいたします。

○知事

 今日、144回目の新型コロナウイルス感染症対策本部会議でございます。本当にお疲れさまです。

 私、昨日の夜まで2年半ぶりぐらいでしょうか、フィンランドに出張してきました。国も違えば全く違う状況でありまして、マスクをしている人がほとんどいません。空港も、それから、大学や企業でのミーティングもレストランもということでありまして、コロナ対策をしようということで、様々な消毒液とか、そういったものは置いて、それは小まめにやっているようでありますけれども、通常の営みは全く変わらない状況でありました。

 世界の趨勢みたいなこともしっかり考えながら、このコロナとどう折り合いをつけていくのかということについて考えなければいけないと思います。

 もう一点印象的な話があって、フィンランドの大学でいろんな話を聞いてきたんですけれども、日本人の会社だったり、日本人が来ると特徴的なことがあって、いろんなことで意見交換をしようということで話をするけれども、本当に日本の特性で、同じようなスーツを着てきて、必ず「持ち帰る」と答えると。そこで何かを課題解決を議論しようという人はほとんどいないということで、「佐賀県は別なんですね」ということで、ちょっとほっとしましたけれども、佐賀県庁は常に議論をしながら、様々なところで前に向いていかなければいけないと思いますし、やはり我々がやっぱり一番怖いのは、コロナ対策もそうですけれども、“もんだ症候群”、何となく惰性でいつの間にかそれを変えることができなかったりとか、やはりしっかり今起きている事象に対して、的確にそのときそのときの対策を打っていくということが大事だと思いますし、この先、もちろん、オミクロン系ではない変異株というのが一番怖いわけだけれども、かといって、じゃ、今オミクロン株BA.5がずっと続いていて、これについてしっかり対策を社会としてどう付き合うのかということについて、懸案も含めて検討していかないと、このままずるずる行ってしまうということにもなりかねないので、ぜひ政府含めて、今起きていることに的確な対応をしていただきたいと思っています。

 

 さて、佐賀県ですが、先ほどの資料にありましたように、これですね、(感染者数が前週より)大体3割減、0.7、0.7、0.7、0.7ということで減ってきたんですけれども、ここのところ、ちょっと減り方が止まってきた。ほぼ横ばいのような形で推移するのかなと。このまま1日2桁になっていくのかなと思いきや、ここのところ、停滞の方向が見えてきました。今後とも、平行(横ばい)状態で行くのかどうかということであります。

 どうしてこれは、今の状況になっているのかなということを考えますと、16日前にこの表(佐賀県年代別人口における陽性者の割合)を出したと思うんですが、そのときは全人口の中で、約5人に1人感染していたということで、あれから16日経って、さらに感染者が出ていますから、5人に1人ということ。20歳代以下は、またやはり増えていて、3人に1人ということで、特にBA.5になって、どかーんと(感染者の)人数が増えたわけですけど、これはほとんど子どもが大きく数字を伸ばしたということは、もうみんなの共通認識だと思いますが、簡単に言うと3人に1人が、もう若い人がかかってしまっているので、ある程度感染の中に壁ができているということで、今までみたいに感染者がいない中だったらぶわっと(感染者の)人数が増えるんだけれども、ある程度、壁という言い方が正しいのか分かりませんけれども、そこには感染しないので、引っかかる人がいるということなので、今、感染しない方が増えていますから減ってきて。ただ、確実にもちろん(感染者は)おられますから、なかなかこれが0(ゼロ)とかいうところにいくのはなかなか難しいのかなというのが我々の見立て。先のことは分からないけれども、ということです。ですから、これがまた少しずつ増えていって、また壁をつくっていってということなんですが、そのポイントはどういうことかというと、この若い方々はあんまり発症が強くありませんから、重症化のリスクも少ないわけですけど、なので、なかなかこっちはワクチン接種が進んでいないチームですね。

 問題なのは、重症化リスクの高いこの70歳代以上のチーム、いわゆる高齢者チームにいかに感染が及ばないかということで、こちら(若い方々)がその壁が増えているので、割とガードは効いているところもあるんだけれども、それでもやっぱり感染はしますから。結局さっき言ったように減らないと。ずっと数字がなかなかここから落ちないということを考えると、やっぱりしっかりとワクチン接種をしていただきたいなと思います。

 特に、先ほど説明があったワクチン接種は、BA.5対応ワクチンなんです。ですので、今のこの形に対応して、もちろん重症化リスクを回避するためにも有効ですが、今度はBA.5に対応ワクチンなので予防効果もあるという話ですから、ぜひ接種をお願いしたいなと。これまでのように(接種間隔が)5か月ではなくて、前回接種から3か月空くともう接種ができますので、私も打とうかなと思いますが、そういう形で、ぜひBA.5対応型のワクチンの接種を順次やっていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 ですので、コロナはまだ続いていますので、必要以上に恐れず、ただしっかりとワクチン接種も含めてみんなで対応していけばいいんではないかなというのが今の考え方であります。

 今週末には佐賀さいこうフェスがありますし、いよいよ11月になりますと、唐津くんちですとか、バルーンフェスタが開催されます。ぜひそういった日常に、もちろんコロナが幾らかありながら、しっかり対策を打ちながら過ごしてきてという、まさにコロナとの折り合いのつけ方が試される時期になってきました。ぜひ皆さん方、感染症対策をしっかりしていっていただきながら、このイベントを楽しんでいただく時期だと思います。ぜひ、よろしくお願いしたいと思います。

 結びになりますけれども、そういう今のコロナが日常の中に溶け込みながらイベントを楽しんでいる、そういう時期でありますけれども、そうした中でもやはり医療従事者の皆さん方は相も変わらずかかりつけ医も含めて努力を続けられています。改めて皆さん方には心から感謝申し上げたいと思いますし、そのほか、ワクチン現場とか様々なところで2年半もの間その作業を続けておられている皆さん方にも感謝申し上げたいと思います。

 ぜひこれからも実際に起きていることをしっかり見つめ合いながら、しっかりとした対策を打っていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。

 以上です。

○司会

 ありがとうございます。では、以上をもちまして第144回佐賀県新型コロナウイルス感染症対策本部会議終了いたします。お疲れさまでした。

 

 

県民の皆様へ

 新型コロナウィルス感染症に感染された方やその御家族、濃厚接触者に対して、不当な差別や偏見があっています。
 佐賀県は慈しみ合う県です。感染された方、その御家族、濃厚接触者などに対する情報の詮索、不当な差別、偏見、いじめというのが決してないようにお願いします。


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