担当課の回答(令和4年5月25日)
県教育委員会では、令和2年3月に、次の5つの視点を示し、県立学校に校則の見直しを依頼しました。
(1)児童生徒の人権を保障したものであるか
(2)社会通念上合理的と認められる範囲になっているか
(3)必要最小限の規定となっているか
(4)実社会で必要となる規範意識の醸成のための内容であるか
(5)教育目標の達成のための内容であるか
校則の見直しに当たっては、「児童生徒や保護者が何らかの形で参加する」機会や、内容や必要性について「児童生徒と保護者の間に共通理解を持つ」機会を設けるよう依頼しています。
令和3年3月末までに、各県立学校において校則の見直しが行われ、下着の色指定・地毛申請規定の削除等、児童生徒の人権を保障したものとなっていることを確認しました。
また、令和3年9月に、次の基本的な考え方の下、今後も継続的に見直しを行うよう、改めて各県立学校に依頼しました。
・校則は、唯一無二の誇り高き学校づくりを進める上で、学校の特色をいかしたものであること。
・児童生徒の自主性を最大限に尊重したものにし、合意形成を図る過程を大切にすること。
一方、市町立の学校に関しては、各市町教育委員会に、県立学校の校則見直しの取組について情報提供を行うとともに、児童生徒の実情や地域の状況に応じた校則の見直しを行っていただくよう、所管の学校への指導をお願いしています。
各地域や学校の実情も踏まえ、これからも、校則の見直しを進めてまいります。