担当課の回答(令和3年7月16日)
井原山や雷山は、佐賀・福岡の県境に位置しており、両山を含む佐賀県側一帯は、すぐれた自然の風景地を保護するとともに、県民の皆さまにその自然の中で休息し、自然を学んでいただくことなどを目的として、昭和50年に脊振北山県立自然公園に指定されました。(福岡県側は、昭和40年に脊振雷山県立自然公園に指定されています。)
福岡県側では、古来より霊峰として崇められてきたことから、糸島市において、登山口に駐車場やトイレ、標識などが設置され、自然歩道の整備もなされていると聞いています。
現在、佐賀県側から井原山や雷山への登山は、林業の営みや山村の生活道として使用されている林道からスタートするルートが一般的となっており、ルート案内板は登山愛好家のボランティア等で設置されていますが、駐車場やトイレなどは整備されていないという状況です。
今回いただきましたご意見を踏まえ、佐賀県側からのルートにおいても、山歩きを今以上に楽しんでいただけるよう、佐賀市や登山に関する団体などとともに、地域の方々の意見を伺いながら考えたいと思います。なお、佐賀県では、県内の九州自然歩道の利便性向上や安全確保を目的に、老朽化した案内板や木製階段などの改修を進めていますので、佐賀の山歩きを一層楽しんでいただければ幸いです。