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OKADA-ROOM Vol.21「岡田三郎助が残したもの」の展示がスタートします

最終更新日:





記者発表ヘッダー


令和3年(2021年)8月20日

県立美術館 学芸課 

担当者 安東 慶子

内線 3717 直通 0952-24-3947

E-mail:hakubi@pref.saga.lg.jp

 

OKADA-ROOM Vol.21「岡田三郎助が残したものの展示がスタートします

岡田三郎助(おかだ・さぶろうすけ)は画家として活躍する一方、教育者としても大きな存在感を発揮しました。

岡田は、東京美術学校の助教授として1902年(明治35年)から西洋画を教え始め、さらに、私塾本郷絵画研究所(本郷洋画研究所)を設立。また、当時先進的であった女性のための洋画教育にも取り組み、私立女子美術学校西洋画科で教教鞭を執りながら、自宅に女子洋画研究所を私設しました。

こうした後進のための教育の中で、彼のもとからは古沢岩美(ふるさわ・いわみ)、田村一男(たむら・かずお)、甲斐仁代(かい・ひとよ)など後に活躍する数々の美術家たちが巣立っていきました。

 他にも、岡田は、山口亮一(やまぐち・りょういち)、御厨純一(みくりや・じゅんいち)、北島浅一(きたじま・あさいち)らとともに「佐賀美術協会」を創設し、佐賀で初めて、美術家たちが本格的に展示できる機会を与えたのです。

 今回のOKADA-ROOMでは、教育者としての岡田に焦点を当て、岡田が残した名品と、彼が育てた洋画家たちの作品と合わせて御紹介します。

 なお、本展は9月7日(火曜日)から10月17日(日曜日)まで開催する、特別展「白馬、翔びたつ ―黒田清輝と岡田三郎助―」とあわせて御観覧いただくことで、より深くお楽しみいただけます。

 

 

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、お客様にも入館時のマスク着用、アルコール消毒等の御協力をお願いしています。

 記

1 展覧会名称

OKADA-ROOM vol.21 岡田三郎助が残したもの

2 会期

令和3年(2021年)8月21日(土曜日)~11月4日(木曜日)

3 開館時間

9時30分~18時

4 休館日

毎週月曜日(※9月20日(月曜日・祝日)は開館、21日(火曜日)は休館)

5 会場

佐賀県立美術館 OKADA-ROOM

6 観覧料

無料

 

 
岡田三郎助画像

岡田三郎助  

1869(明治2)~1939(昭和14)

 1869(明治2)年、佐賀県佐賀町(現佐賀市)に旧佐賀藩士石尾孝基(いしお・たかもと)の三男として生まれる。幼時に油絵に関心を持ち、のち洋画を学ぶ。黒田清輝(くろだ・せいき)、久米桂一郎(くめ・けいいちろう)らとともに洋画団体「白馬会」を創立、東京美術学校の西洋画科の助教授に就任する。また文部省の留学生としてフランスに渡り、画家ラファエル・コランから穏やかで明るい色調の作風を学んだ。帰国後は東京美術学校教授として、官展の指導者として、後進の育成に力を注ぎ、1937(昭和12)年、第1回文化勲章を受章した。繊細優美な婦人像を多く描き「美人画の岡田」と呼ばれた。

 

出品作品

岡田三郎助《朝鮮婦人図》岡田三郎助《伊豆山風景》

岡田三郎助《朝鮮婦人図》1922年、佐賀県立美術館蔵

岡田三郎助《伊豆山風景》1935年、佐賀県立美術館蔵


「佐賀美術協会」設立会合の様子

「佐賀美術協会」設立会合の様子

1913年(大正2)、東京上野・精養軒にて

右から田雑五郎、岡田三郎助、久米桂一郎、山口亮一、北島浅一、御厨純一

 
山口亮一《山ゆり》御厨純一《川上風景》

山口亮一《山ゆり》、1929年、

佐賀県立美術館蔵

御厨純一《川上風景》、1946年、

佐賀県立美術館蔵


北島浅一《婦人像》甲斐仁代《薔薇》
北島浅一《婦人像》、1919年、

佐賀県立美術館蔵

甲斐仁代《薔薇》、佐賀県立美術館蔵

 

OKADA-ROOM vol.21 出品目録        ※★印はOKADA-ROOM初公開作品 

 

作者名

作品名

年代

材質

所蔵 他

1

岡田三郎助

風景

1919年

油彩・画布

佐賀県立美術館

40.8×26.6cm

2

岡田三郎助

  朝鮮婦人図

1922年

油彩・画布

佐賀県立美術館

45.5×33.5cm

3

岡田三郎助

  伊豆山風景

1935年

油彩・画布

佐賀県立美術館

65.1×100.1cm

4

岡田三郎助

  藤山雷太像

1914年

油彩・画布

佐賀県立美術館

92.6×72.0cm

5

山口亮一

鳥と子供

1921年

油彩・画布

佐賀県立美術館

162.0×95.5cm

6

山口亮一

山ゆり

1929年

油彩・画布

佐賀県立美術館

90.6×116.5cm

7

清原重以知

婦人像★

1914年

油彩・画布

佐賀県立美術館

114.1×80.0cm

8

御厨純一

川上風景 ★

1946年

油彩・画布

佐賀県立美術館

53.5×46.0cm

9

田村一男

薩南雪の景★

1977年

油彩・画布

佐賀県立美術館

145.5×89.5cm

10

北島浅一

婦人像

1919年

油彩・画布

佐賀県立美術館

80.4×65.2cm

11

古沢岩美

伊達跡風景

1931年

油彩・画布

佐賀県立美術館

45.2×52.9cm

12

高木背水

箱根街道★

1933年

油彩・画布

佐賀県立美術館

96.8×130.0cm

13

甲斐仁代

薔薇★

制作年不詳

油彩・画布

佐賀県立美術館

44.0×27.0cm

 

 

岡田三郎助アトリエ・女子洋画研究所(県立博物館東側)

岡田三郎助アトリエ      岡田三郎助アトリエ内部

 岡田三郎助は、1908(明治41)年から1939(昭和14)年まで、現在の東京都渋谷区恵比寿で暮らし、制作に打ち込みました。自宅に隣接したアトリエは木造の洋風建築で、岡田の没後は洋画家の辻永(つじ・ひさし)が譲り受けました。その後、辻家の人々により守られた後、2018(平成30)年に佐賀県立博物館東隣に移築・復原されました。

 このアトリエで岡田の名作の数々が誕生し、またその一室は、彼が主宰した画塾「女子洋画研究所」の教室として使用され、数多の女性画家たちが巣立ちました。

 御来館の際は、ぜひアトリエもあわせて御見学ください。

 

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