会議資料
01_県民の皆さまへ
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02‗感染者の状況
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会議内容
○司会
今、10都府県に出されています緊急事態宣言について、昨日開催されました政府対策本部において、福岡など6府県は明日2月28日をもって解除されることが決定いたしました。本日は、カラオケ関連で広がりが見られる県内の感染者状況、そして、福岡などで緊急事態宣言が解除されることを踏まえての対応などについて、確認をしたいと思います。
はじめに、感染者の状況について、健康福祉部長から報告をお願いします。
○健康福祉部長
感染状況について報告をいたします。本県、ここで5日連続でゼロが続いておりましたが、19日に1名出て、その後、多い日で12人とか、連日感染が出ており、19日から昨日までで57人の感染者を確認いたしております。この間の感染拡大の大きな特徴として、カラオケ喫茶の利用がございます。昨日までの57人のうち、36人がカラオケ関連でございます。カラオケ喫茶の利用者、さらには、その方のご家族とか周辺の方々で36人になっております。そういった方々にいろいろお話を聞いておりますと、(クラスター概要図に)同じ色の同じ塗り潰しとか線(模様)とかありますけど、同じデザインの方は同じ方でございます。同じ方が行きつけの1つの店ということでもなくて、友達と一緒に複数の店に回っていくと、そういうような特徴があるようでございます。そして、昼間の利用が多くて、3時間程度の利用、そういった実態もあるようでございます。
そして、もう一つの特徴が60代以上の高齢の方がほとんどです。中には、佐賀県内のお店だけじゃなくて、長崎県や熊本県や福岡県、そういったお店にも出かけられているといったことも確認できました。
それで、顔見知りの方でのご利用でございますので、歌うときの飛沫はもとよりでございますけれども、顔見知りという関係の中で、おしゃべりをしたり、飲食をしたり、そういった時間があるようでございます。そういうことで、飛沫だけでなくて、すごく近い距離でのおしゃべり、そして、飲食をするときにはマスクを外すということもございますから、非常にカラオケ喫茶の中は感染がしやすい、そういったスペースだと考えられます。
そして、60代、70代、80代の方がほとんどでございますので、高齢者の方は重症化率も高うございます。中には、基礎疾患をお持ちの方もいらっしゃいます。そういった方々もございますので、ご自身の健康はもとよりでございますが、高齢の方はホテルではなくて、医療機関に原則入院となりますので、医療機関の負担が大きくなっています。
そういったこともございまして、26日16時30分現在でございますが、病床の使用率も10%を超えてきております。現状、こういったカラオケ喫茶によりまして県内の感染者が増えておりまして、病床に与える影響等も非常に憂慮している、こういった状況にございます。
一方、福岡は先ほどございましたように、明日で緊急事態宣言が解除ということが発表されているようでございます。1枚目を見ていただくと分かるように、感染者数は減ってきております。ステージ2相当というような状況にあるように聞いております。
福岡はまだ病床使用率が42%ぐらいで高いということでございますけれども、病床使用率というものは福岡県内の療養管理の数字でございまして、本県の県民が福岡との往来をするのにどういう影響があるかというときには、その病床使用率の数値については検討から除外していいのではないかと思っております。
○司会
ワクチンの関係でワクチンチームから報告をお願いします。
○政策部副部長
今、ワクチンチームでは県が設置する専門的相談体制の準備を進めているんですけれども、来月上旬にコールセンターを設置することとしておりますので、全体的な相談体制の概要、あと、コールセンターの体制についてご説明します。
まず、コールセンターの体制ですけれども、電話は看護師さんが受けて、一般的な相談、簡単なものについては看護師さんがお答えして、医学的、専門的な分について県薬剤師会の薬剤師さんにつなぎまして、そこで回答していただくというふうになっています。
相談については、事前の相談分、今からワクチンの接種を受けようかどうか迷っていらっしゃるとか、もしくは受けようとは思っているけれども副反応に不安があるなと思っていらっしゃる方、そういった方たちの事前相談というのと、あと、事後相談、受けた方というのがあります。
事前相談ですけれども、受けていらっしゃらない県民の方がコールセンターに相談して、ここで受けた看護師さんが答えるのか、専門的な部分を薬剤師さんが答えるのかという形でお答えして、そこで一応事前相談の分は一旦完了する。
その後、また受けた方が副反応が出たりして、痛みが止まらないとか、腫れが引かないといったことで不安になった方からの相談につきましては、ここの部分は一緒なんですけれども、看護師さんのほうが相談をまず受けて、中身的に副反応で難しい内容だということで薬剤師さんにつないで、薬剤師さんからの回答。薬剤師さんが副反応の状態から医療機関を受診してもらったほうがいいと判断をされた場合には、回答する際に受診の案内をする。受診の案内は、かかりつけ医とか身近な医療機関を受けていただくというご案内をいたします。そういう案内を受けた県民の方は、かかりつけ医、もしくは身近な医療機関を受けていただきます。ここで重い副反応とか、そういったものでかかりつけ医の方たちがもっと専門的な医療機関に相談したがいいということを判断された場合には、専門的な医療機関を紹介して、そこを受診していただくという流れでの相談対応という形になっています。
そのためのコールセンター、これを来月上旬に設置する予定としておりますので、こういう流れで今後進めていきたいと思っております。
○坂本副知事
この上と下の事前相談と事後相談のコールセンターは同一のものということでいいですか。
○政策部副部長
はい。同じコールセンターで両方を受けるという形になります。
○知事
第65回の対策本部会議、今日は令和3年2月27日であります。
思い返せば、1年前の今頃ですかね、学校が止まって。
○教育長
(1年前の)今日の夜ですね。
○知事
(1年前の)今日の夜ですか。
○教育長
首相が発表したのは。
○知事
発表したのが。もうあれから1年なるんだなということで、本当に関係の皆さん方お疲れさまでございます。みんなで頑張っていきたいと思います。
今日は、県民の皆様へのお願いというところからいきたいと思います。
まず最初に、1都3県との不要不急の往来及び会食の自粛ということを月曜日以降お願いします。それは、先ほど説明がありましたように、明日までで10都府県のうち6府県が緊急事態宣言の解除になりますので、解除にならない1都3県について、3月1日以降、月曜日以降、絞った形でお願いをしたいと思っています。
例えば、福岡県のお話をさせていただきますと、今、ステージ3相当になっている部分というのは、病床の使用率だったり、人口当たりの療養者数だったり、言うなれば感染者数とは別の、県内環境の問題であると我々は分析しましたので、基本的にはそこの1都3県以外のものについては、通常どおり、解除ということで、ここの我々の県民へのお願いからも除外したということですので、明日までは10都府県でございます。月曜日からは1都3県ということで一応整理をさせていただこうと思いますので、よろしくお願いします。
もう一点なんですが、カラオケ喫茶は当面利用を控えることも含め、最大限の注意をとお願いさせていただきます。本当に心苦しいんですけれども、先ほど説明したとおりです。2月14日から5日間連続ゼロで、県民の皆さん方も大分安心されたんだと思いますが、その後、数字がずっと入るようになっていて、そのうちの36名の方はカラオケ喫茶を複数利用しているという方が多いということと、高齢者の皆さん方が多いもんですから、どうしても病床に行っていただくことになります。やはり我々そこは危惧しておりますので、しばしの間、カラオケ喫茶について、最大限の注意をいただきたいと思っています。もともと最初は1件であったものが36件に広がるということです。今日、全国知事会でも、もしこれが10件出ると360件ということになる。要は、逆に言えば、種火があるとそれが広がるのと同じように、圧倒的な勢いで広がる可能性があるということで、改めて我々、このコロナの感染のリスクというものに真摯に向き合わなければいけないなと認識を新たにしたところですが、そういったこともあって、今回、本当に心苦しいわけですけれども、カラオケ喫茶についてはご用心いただきたいということを申し上げさせていただきます。
本当にまた医療従事者の皆さん方には大変な危惧をして負担をかけています。改めて心から感謝申し上げます。
そして、また、誹謗中傷の問題でありますけれども、決してそういうことがないように、濃厚接触者に対する情報詮索、不当な差別、偏見いじめということが決してないように改めてお願い申し上げます。
そして、今後とも県民の皆様方におかれましては、手洗い、マスク、換気、3密を避けるといった基本的なことについてはお願いしておきたいと思いますし、少しでも熱がありますと、行動自粛をしていただきたいと思います。
今後も引き続き、医療ですとか、介護ですとか、保育だとか、様々な現場で皆さん方頑張っておられます。そして、市町の皆さん方も頑張っておられます。チーム佐賀オール佐賀で一つになって乗り越えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

県民の皆さまへ
新型コロナウィルス感染症に感染された方やその御家族、濃厚接触者に対して、不当な差別や偏見があっています。
佐賀県は慈しみ合う県です。感染された方、その御家族、濃厚接触者などに対する情報の詮索、不当な差別、偏見、いじめというのが決してないようにお願いします。