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旧百﨑家住宅

最終更新日:

 

第2019-1号 旧百﨑家住宅 【佐賀市】

概要

 遺産にまつわる物語

 

 旧百﨑家住宅は佐賀城南堀端から東西に延びる水ヶ江横小路南側に北面して建つ。                      

 現在の所有者の祖父にあたる百﨑欽一が親族より屋敷を買い取って、1914(大正3)年に百﨑医院を開業し、家族の増加に伴い、1931(昭和6)年に二階建ての離れを増築したという。

 また、百﨑欽一の祖父は佐賀藩の御典医を務めた石井長益であり、佐賀御城下絵図等でもこの地に石井家の屋敷が確認できる。かつては、この地は武家地で武家屋敷が建ち並んでいたと言われており、この地域の歴史的景観を今に伝える重要な建造物であると言える。

 

 建物の特徴

 

 広大な屋敷の北側に前庭と主屋を置き、ほぼ中央に昭和初期増築の建物と泉水式の庭園とを並べる。主屋は茅葺き寄棟造りで、三方に棟が折れ、正面の棟に式台玄関が取り付く。全体的に立ちが低く、四方に下屋が巡らされるため、主屋の外観は重厚に感じられる。 

 主屋は家伝によると、武家住宅の形式をそのまま継承しつつ明治初期に建設されたものという。佐賀市歴史的建造物等保存対策調査による判断では、随所に江戸期の質の高い手法が見られるので、19世紀中頃の建築という可能性も否定できない。完成度の高い上質の武家住宅の様式を、屋敷構えを含む空間のみならず、生活様式においても伝える貴重な存在である。【佐賀市教育委員会刊行「城下町佐賀の環境遺産(3)」より引用して一部修正】

 

 保存や活用の取り組み

 

 内部の一般公開はしていないが、佐賀市で発行した「佐賀御城下絵図でまち歩き(城下中部版)」というマップに武家屋敷として掲載しており、公道から容易に外観の望見が可能なため、訪れた方が武家地の面影を感じとり、佐賀城下の歴史や文化等を歩きながら学ぶ歴史的景観資源として活用している。

 また、所有者自身が俳人としての活動を行っており、年間に数回、俳人の集まり等を開催している。

 

 

百﨑家1百﨑家2百﨑家3

 

アクセス

 旧百﨑家住宅

 (住所)佐賀市水ケ江三丁目10番20号

 


 

 

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