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『上絵具カラーサンプルデータ2020』を発行しました

最終更新日:

 

記者発表ヘッダー


 令和2年3月25日

佐賀県窯業技術センター

担当者 松本

直通 0955-43-2185

【E-mail】yougyougijutsusenta@pref.saga.lg.jp

 

『上絵具カラーサンプルデータ2020』を発行しました~陶磁器の新商品開発に使えるカラーデザインツール!!~

佐賀県窯業技術センターでは、有田焼等の絵付けに使用されている無鉛上絵具・計363色のデータベースを作成し、『上絵具カラーサンプルデータ2020』として、発行しました。産地内の窯元、商社、関係企業等に活用していただくことで、陶磁器の新しいデザイン開発をスムーズに行うことができ、商品開発プロセスの効率化が期待されます。

 

●背景

有田焼等の絵付けに使用されている絵具は、販売するメーカーごとに色のバリエーションが異なっており、明度や彩度の基準もなかったため、特定の色を探したいときに、メーカーの枠を超えた系統的な色の一覧を見ることができませんでした。

そのため、陶磁器の新商品開発の際にカラーデザインで決めた色を見つけるためには、絵具メーカーごとに探し、必要な色がなければ混色し、テスト焼成を何度も行って調整するなど、製品としての最終的な色を再現するまでに多くの時間と手間がかかっていました。

 

●製作物の概要

そこで、窯業技術センターでは、カラーデザインツールとして、上絵具の色の系統化、データベース化に取り組みました。

具体的には、産地で使用されている上絵具(無鉛)について、各色の基準設定・測定を行い、363色のカラーデータベースを作成し、『上絵具カラーサンプルデータ2020』として、発行しました。

絵具の色調ごとにまとめており、また客観的な色相データを掲載しているため、遠方のデザイナーと組んだ商品開発においても情報共有がスムーズに行えます。あわせて、363色分の磁器製のカラーサンプルも作製し、新商品開発の打ち合わせ等でも活用していただけるよう、準備を整えました。

 

●活用の方法と期待される展開

『上絵具カラーサンプルデータ2020』冊子版は、有田焼産地の各組合に提供予定です。また、希望者にはExcelファイルの形で提供しています。

上絵具の色を探す際に、この冊子やExcelデータを利用し、必要な色が見つかれば、そのまま絵具メーカーで絵具を購入することもできます。

産地関係者や、産地に関わるデザイナー等、多くの方に活用していただくことで、陶磁器の上絵具が持つ美しい色のバリエーションを知っていただき、さらにそこから色を見つけやすくすることで、陶磁器の新商品開発の効率化や、デザインの活性化、有田焼の伝統を踏まえた新しい商品の誕生が期待されます。


※下絵具・上絵具についての解説

伊万里焼、有田焼等の磁器の伝統的な表面加飾の方法にはいくつか方法があり、そのひとつに絵付があります。絵付には下絵付(したえつけ)と上絵付(うわえつけ)がありますが、今回作成したカラーサンプルデータは上絵付用の絵具を対象にしたものです。下絵付は素焼きの生地に呉須などの下絵具で行い、施釉後、約1300度という高温で本焼成を行うため表現できる色が限られています。一方、上絵付は本焼成後の釉表面に上絵具を用いて行う加飾方法で、焼成温度が約800度と本焼成より低いので、下絵よりも色のバリエーションが豊富で幅広い加飾表現が可能です。

 

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