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県指定(名勝の部)01

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佐賀県名勝
旧武雄邑主鍋島氏別邸庭園(御船山楽園)                                    (きゅうたけおゆうしゅなべしましべっていていえん みふねやまらくえん)  1件  

   平成31年4月26日告示
   所在地  武雄市武雄町大字武雄4241番地 外21筆    
   所有者  小原(こはら) (よし)(ひさ)小原(こはら)()惠子(えこ)(占有者は楽園計画株式会社)
    

 

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当庭園は、御船山の断崖(だんがい)絶壁(ぜっぺき)南西(なんせい)(ろく)において、弘化(こうか)2年(1845)に武雄邑主鍋島(しげ)(よし)(1800~1862)が京都から狩野派(かのうは)の絵師を招いて造った「(はぎ)()(えん)」という別邸の()(せん)庭園を基礎とする。その後、明治後期~昭和初期にかけて規模拡張、追加植栽をした庭園である。幕末の佐賀藩主鍋島直正(閑叟公(かんそうこう))(1815~1871)が武雄温泉に持病の治療に訪れた際に、「萩の尾園」にも訪れ、あまりにもすばらしい景観を見て、「渓山(けいざん)崖所(がいしょ)」の書を贈っている。

明治初期には一般に公開されていたが、明治末年には荒廃したため、鍋島家が庭師巌谷(いわや)喜平(きへい)に管理を任せると、巌谷は庭園の区域を拡張しサクラや大量のツツジを植え、遊覧の名所としたという。

 

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現在は、御船山楽園として公開されており、サクラ、ツツジ、紅葉(こうよう)の名所として多くの来園者で賑わっている。入場門を入ると周囲約350mのひょうたん型の池があり、マツの間にサクラやカエデが配されており、点在する巨岩との調和がすばらしい。また、北西(ほくせい)(はん)数寄屋造(すきやづく)りの茶屋が建つ池泉の景観からは往時(おうじ)(しの)ばれる。池の上端を北に約200m上ると、ツツジ谷に面するツツジ園に至る。見上げる者を圧倒する御船山の断崖絶壁の景観は、麓に群植された無数のツツジと調和して、雄大で美しい。

四季それぞれに(おもむき)があり、春はサクラやツツジ、フジが咲き乱れ、夏はアジサイ、深緑(ふかみどり)、秋は紅葉、冬はツバキが(いろどり)を深めている。特に5万株のツツジの開花期には園内が一面花の絨毯(じゅうたん)を敷き詰めたようになり、背景の断崖絶壁と調和して、背山(はいざん)臨水(りんすい)の見事な景観をみせている。  

   本庭園は、(たぐ)いまれな自然景観を取り込み江戸時代に造られた後、近代以降も発展を遂げるなど芸術上・鑑賞上価値が高く、その立地及び造営の経緯の観点から造園史上も価値が高い。それらを裏付ける文献・資料も豊富に存在しており、現在は国の登録記念物に登録されている。

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