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OKADA-ROOM vol.14の展示がスタートします 岡田三郎助名品選 ―館蔵女性画を中心に―

最終更新日:

記者発表ヘッダー


 令和元年(2019年)6月20日

佐賀県立博物館・美術館 学芸課 

担当者 秋山 沙也子

内線 3717 直通 0952-24-3947

E-mail:hakubi@pref.saga.lg.jp

 

OKADA-ROOM vol.14の展示がスタートします  岡田三郎助名品選 ―館蔵女性画を中心に―

佐賀県立美術館は開館以来、明治から昭和初期にかけて活躍した佐賀県出身の日本近代洋画の巨匠、岡田三郎助(おかだ・さぶろうすけ、1869~1939)の画業と人物を顕彰してきました。

 今年、令和元年は岡田三郎助の生誕150年にあたります。今回のOKADA-ROOM Vol.14では、岡田の代名詞ともいえる優美な魅力を湛える女性像の名品を展示します。

 女性という画題を通じ、西欧の技法に日本的な感性を接合させる試みを、岡田は生涯をかけて行いました。彼の香り立つような典雅な画風は、日本近代美術史における美の完成形の一角を示しているといえるでしょう。

 本展では、岡田の女性像の集大成ともいえる《裸婦》、明るい陽光の表現が印象的な《少女読書》、明治期の女性像の佳品《清楚(少女)》など、館蔵作品を中心に、さまざまな個性を持つ女性像を紹介します。

 また、妻・八千代を親密な雰囲気のなかで描いた名品《ぬいとり》は、このたびご寄贈をいただき当館のコレクションに加わりました。本作品の舞台となった岡田三郎助アトリエ(県立博物館東側に隣接)と合わせて、岡田の豊かな芸術世界をお楽しみください。

  ※7月27日~8月18日の間、一部作品の展示替えを行います。

 

1 展覧会名称

OKADA-ROOM vol.14 岡田三郎助名品選~館蔵女性画を中心に~

2 期間

令和元年(2019年)6月21日(金曜日)~11月14日(木曜日)

3 開館時間

9時30分~18時

4 休館日

毎週月曜日 ただし祝日の場合は開館、翌火曜日休館

 ※7月22日から26日、8月1日から3日は全国高校総文祭準備・撤収のため全館休館します。

5 会 場

佐賀県立美術館 OKADA-ROOM

6 観覧料

無料

 

岡田三郎助《清楚(少女)》岡田三郎助《ぬいとり》

岡田三郎助《清楚(少女)》1907 佐賀県立美術館

岡田三郎助《ぬいとり》1914  佐賀県立美術館

 

岡田三郎助《婦人半身像(下絵)》岡田三郎助《裸婦》

岡田三郎助《婦人半身像(下絵)》1936 佐賀県立美術館

岡田三郎助《裸婦》1935 佐賀県立美術館 佐賀県重要文化財

 

 
岡田三郎助肖像

)岡田 三郎助(おかだ さぶろうすけ)  1869(明治2)~1939(昭和14) 

1869(明治2)年、佐賀県佐賀町(現佐賀市)に旧佐賀藩士石尾孝基(いしおたかもと)の三男として生まれる。幼時に油絵に関心を持ち、のち洋画を学ぶ。黒田清輝(くろだせいき)、久米桂一郎(くめけいいちろう)らとともに洋画団体「白馬会」を創立、東京美術学校の西洋画科の助教授に就任する。また文部省初の留学生としてフランスに渡り、画家ラファエル・コランから外光派の穏やかで明るい色調の作風を学んだ。帰国後は東京美術学校教授として、官展の指導者として、後進の育成に力を注ぎ、1937(昭和12)年、第1回文化勲章を受章した。

繊細優美な婦人像を多く描き「美人画の岡田」と呼ばれた。

 


 

 

 

OKADA-ROOM vol.14 岡田三郎助名品選~館蔵女性画を中心に~ 主な出品目録

 

 

作者名

作品名

年代

材質

所蔵

1

岡田三郎助

)中野多津(なかのたつ)像

1893

油彩・画布

個人蔵(寄託)

2

岡田三郎助

矢調べ

1893

油彩・画布

佐賀県立美術館

3

岡田三郎助

西洋婦人像

1900

油彩・画布

佐賀県立美術館

4

岡田三郎助

清楚(少女)

1907

油彩・画布

佐賀県立美術館

  5岡田三郎助  薊(あざみ)  1908    油彩・画布佐賀県立美術館

6

岡田三郎助

婦人像

1909

油彩・画布

佐賀県立美術館

7

岡田三郎助

エスキース

1909

油彩・画布

個人蔵(寄託)

8

岡田三郎助

ぬいとり

1914

油彩・画布

佐賀県立美術館

9

岡田三郎助

花野

1917

油彩・画布

佐賀県立美術館

10

岡田三郎助

風景

1919

油彩・画布

佐賀県立美術館

11

岡田三郎助

朝鮮婦人

1922

油彩・画布

佐賀県立美術館

12

岡田三郎助

少女読書

1924

油彩・画布

佐賀県立美術館

13

岡田三郎助

坐婦

1929

フレスコ・画布

佐賀県立美術館蔵

14

岡田三郎助

少女

1932

油彩・画布

個人蔵

15

岡田三郎助

裸婦

  1935

油彩・画布

佐賀県立美術館

 16

岡田三郎助

淙々園にて

  1935

      油彩・画布

個人蔵(寄託)

 17

岡田三郎助

伊豆山風景

  1935

      油彩・画布

佐賀県立美術館

18

岡田三郎助

婦人半身像(下絵)

  1936

パステル・紙

佐賀県立美術館

19

岡田三郎助

裸婦胸像(習作)

  1936

コンテ・紙

佐賀県立美術館

 ※一部作品は、7月27日(土曜日)から8月18日(日曜日)の間、展示替えを行います。

 

岡田三郎助アトリエ外観

岡田三郎助アトリエ 

岡田三郎助は、明治41(1908)年から昭和14(1939)年まで、現在の東京都渋谷区恵比寿で暮らし、制作に打ち込みました。自宅に隣接したアトリエは木造の洋風建築で、岡田の没後は洋画家の辻永(つじひさし)が譲り受け、その後も辻家の人々により今日まで守られてきました。

このアトリエで岡田の名作の数々が誕生し、またその一室は、彼が主宰した画塾「女子洋画研究所」の教室として使用され、数多の女性画家たちが巣立ちました。

平成30年、佐賀県への移築と建設当初の姿への復原が完了し、博物館の東側で一般公開されています。

御来場の際は、ぜひアトリエもあわせてご見学ください。

 岡田三郎助アトリエ内観
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