地域包括ケアシステムの構築に向けた医療と介護の連携について
高齢者が住み慣れた地域で安心して生活していただくために、医療・介護・介護予防・住まい・生活支援が一体的に提供される地域づくり(地域包括ケアシステムの構築)が必要となっています。高齢者には、医療と介護の両方のサービスを必要とする方も多く、地域包括ケアシステムの構築には、医療と介護の円滑な連携が必要となります。
このため、県内の介護保険者・市町では、医療と介護の連携を促進するための、在宅医療・介護連携推進事業に取り組んでいます。佐賀県では、介護保険者・市町の取組と合わせて、医療と介護の関係者の情報共有を円滑に行うことができるよう、高齢者の入退院時の情報共有のルール(退院支援ルール)の普及を推進しています。
退院支援ルールの普及 ~高齢者に退院後も安心して生活していただくために~
介護が必要な高齢者に退院後に速やかに必要な介護サービスを提供し、退院後も安心して生活していただくためには、医療機関とケアマネジャーで、高齢者の健康状態や生活の状況について、適切に情報共有することが必要となります。このような、高齢者の入退院時の医療機関とケアマネジャーによる情報共有の手順を定めたものを「退院支援ルール」と呼んでいます。
佐賀県では、北部保健医療圏(唐津市、玄海町)で、退院支援ルールを策定し、平成28年度からその運用を開始しました(参考:玄海町ホームページ
(外部リンク))。本ルールの策定によって、圏域内での高齢者の入退院時の情報共有がより円滑になっています。
佐賀県では、この退院支援ルールについて、令和2年度末までに県内全市町が策定済みです。高齢者に退院後も安心して生活していただくために、「退院支援ルール」の普及にご協力いただきますようお願いします。
<佐賀県 退院支援ルール>(※北部保健医療圏で運用している退院支援ルールを他の地域でも活用いただけるように調整したものです。)
退院支援ルールの普及について
(PDF:673.8キロバイト)
退院支援ルールの手引き(時系列版)
(PDF:194.2キロバイト)
参考資料(1)入院時情報提供書(様式例)
(エクセル:37.9キロバイト)
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参考資料(5)退院支援チェックリスト(ケース別)
(エクセル:51.5キロバイト) - ※退院支援ルールに係る様式例等は、平成30年の介護報酬改定の内容を反映させています。今後も、介護保険制度等に変更があった場合には、必要に応じ内容を更新することがありますのでご留意ください。