佐賀県では、森林の有する水源涵養や二酸化炭素吸収など多面的な機能を重視した森林づくりを進めるため、2050年を目標とした森林・林業・木材産業に関する施策の方向を示す「新しい佐賀の森林づくりビジョン」を平成16年2月に策定しました。 さらに、ビジョンを策定してから一定年が経過し、「こだまの森林づくり」など、これまで取り組んできた施策について一定の成果や課題が明らかになったことや、国において平成22年11月に「森林・林業再生プラン」に基づく改革の姿がとりまとめられ、10年後の木材自給率50%を目標とした各種の取組が開始されることなどから、ビジョンの基本理念や基本方向は変えずに、目標達成を加速化させるため、短期的な施策の追加や数値目標の見直しなど、その一部を見直しました。
<基本理念>
「森林は私達みんなの財産」

<基本方向>
(1)森林の姿は「環境を育む森林づくり」
森林の多面的機能発揮を重視した森林づくりを
すすめます。
(2)県民と森林との関わり方は「県民協働」
森林の恩恵は全ての県民が何らかの形で受ける
ことから、それぞれの役割を果たし、県民協働で森林
づくりをすすめます。
(3)森林資源の利用のあり方は「持続的利用」 
適切な森林管理から生産される木材などの森林
資源の持続的利用を推進します。
なお、ビジョンの一部見直しに当たっては、県民
の方々への意向調査や林業関係者等との意見交
換を行い、ビジョン内容に反映させました。
また、佐賀県森林審議会にはかり、様々な意見
をいただきながら一部見直しを行いました。