関川家住宅 最終更新日:2015年4月10日 第2014-1号 関川家住宅 【江北町大字上小田】 概要 遺産にまつわる物語 長崎街道小田宿は、江戸時代に旅人宿場として栄え、手工業による織物、小田足袋などが生産され、その他農産物の集散地でもあった。 また、この地には奈良時代の僧行基が彫ったとされる馬頭観音堂や江戸初期の造園といわれる石見屋の池園などがある。米倉庫が並び、旅人宿や人家が軒を連ねた町人文化の町であった。 建物の特徴 関川家住宅は、長崎街道沿いに位置し、明治中期に建築されたと推定され、農商銀行株式会社として活用されていた事務所兼住宅である。 また、敷地内には、長崎街道を示す道しるべ(1858:安政5年)もあり、長崎街道小田宿の景観を残す大変貴重な建造物である。 保存や活用の取組 近年は、その町人文化の町を活かした街歩き体験ツアーにおいて、宿の歴史や関川家住宅の説明などが行われている。また、小学生の課外授業場としても活用されている。 その他、地区内では平成25年度から地域おこし協力隊員の始動、古民家再生のワークショップの開催、空き家を活用した高校生カフェやの児童クラブ等の小田宿空き家再生プロジェクトの実施等様々な地域づくりに取り組んでいる。 見学の問い合わせ先 江北町政策課 TEL 0952-86-5612 アクセス