小柳酒造 最終更新日:2016年4月1日 第2005-9号 小柳酒造 【小城市小城町】 概要 遺産にまつわる物語 この地は江戸時代から天山山系の伏流水を利用した酒造り等が盛んで、醸造業を営む町屋が建ち並んでいた。小柳酒造は文化年間(1804~1818)の創業とされ、明治から昭和にかけての酒造工程の一連の建物群が現存する。また、明治時代には紙問屋も営み、中国大陸まで小城和紙を販売していた。小柳家には、小城出身の書聖中村梧竹の書も伝えられており、梧竹との交流も確認できる。 建物の特徴 主屋は江戸後期(推定)の良質な町屋建築で、煉瓦造の煙突は造り酒屋の存在を知らしめるシンボルとなっている。この他、離れ・昭和西蔵・昭和東蔵・釜場・西貯水槽・東貯水槽・ポンプ小屋・ビン詰場・酒母室・麹室・検査室・ムロマエ等から構成されている。 保存や活用の取組 昭和西蔵では、「天山ものづくり塾・人づくり塾」などの団体により、天山アートフェスタや祇園コンサートが企画されるなど、講演会、展覧会場として積極的に活用されている。また、史跡探訪会やウォークラリーなどのチェックポイントにもなっており来訪者も多い。小城出身のガラス工芸家の作品等も展示されている。 写真をクリックすると大きい写真が新しいウィンドウで開きます。 アクセス より大きな地図で 佐賀県遺産 を表示 リンク 小柳酒造(外部リンク)