令和3年6月定例会概要

令和3年6月定例会概要

　令和3年6月定例県議会は、6月15日に開会し21日間の会期を経て、7月5日に閉会しました。

　本定例会では、令和3年度一般会計補正予算案など20件の議案等が審議され、予算議案4件、条例議案8件、条例外議案4件及び意見書案1件が可決されたほか、予算専決議案1件が承認、人事議案1件が同意されました。

　予算関係では、5月補正後の情勢の推移に対応するとともに、新型コロナウイルス感染症拡大の防止と社会経済活動を両立させていくために、早急に措置を要するものについて所要額を71憶9,864万円追加（追加後総額約5,747億9,452万円、対前年比5.9％減）する令和3年度一般会計補正予算案など5件の補正予算案が原案どおり可決又は承認されました。

　条例関係では、県民の交通安全意識の向上を図るとともに、自転車の安全で適正な利用を推進すること等により、県民の交通安全の一層の確保を図るための「佐賀県交通安全の確保に関する条例の一部を改正する条例」など、8件の議案が原案どおり可決されました。

　このほか、佐賀市諸富町大字為重地内の路線の県道認定を廃止する「県道の路線廃止について」など、4件の条例外議案が原案どおり可決されました。

　また、新たに南里隆氏を副知事に選任する「副知事の選任について」の1件の議案が同意されました。

　意見書関係では、2022年度の政府予算と地方財政の検討にあたっては、コロナ禍による新たな行政需要なども把握しながら、歳入・歳出を的確に見積もり、地方財政の確立をめざすよう、政府に要望する「地方財政の充実・強化に関する意見書」の1件が可決されました。

　本会議（一般質問）では、新型コロナウイルス感染症対策やワクチン接種をはじめ、九州新幹線西九州ルート、佐賀空港の自衛隊使用要請、原発問題、有明海の再生、消防団員の処遇改善、生理の貧困、パートナーシップ制度の導入、農福連携、スポーツ施策、農業の振興、県産木材の生産促進、教育行政、警察行政など、県政全般にわたり幅広い議論が展開され、各委員会においては、質疑や付託議案等の審査が行われました。

　なお、7月26日で任期満了となる佐賀県選挙管理委員及び補充員の選挙が行われました。