委員長報告
地域交流・県土整備常任委員長報告
委員長 大場 芳博
地域交流・県土整備常任委員長の報告をいたします。
6月19日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、6月24日及び25日の両日、委員会を開催し、「特定非営利活動法人灯す屋」における移住者と地域をつなぐ拠点づくりの取組み、「狩立・日ノ峯ダム」における洪水調節機能強化の取組み及び「與賀神社」における国重要文化財の保存修理事業の現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第41号議案中、本委員会関係分、甲第43号議案、乙第53号議案、及び乙第55号議案、以上4件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました、付託議案についての主な意見の概要を申し上げます。
1「JAXAGA宇宙教育文化振興事業」の実施にあたり、子供たちをはじめ幅広い層の県民に科学の面白さを感じてもらえるよう、県立宇宙科学館の展示リニューアルの検討も併せ、JAXAと連携して事業を展開されたい。
1新型コロナウイルス感染症の拡大により県内観光業が深刻な影響を受けていることを踏まえ、県としても「新しい観光スタイル」に早急に対応し、県内観光需要の速やかな回復を図るよう取り組まれたい。
との意見が出されました。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました、主な質疑の概要を申し上げます。
◎西九州新幹線への導入が断念されたフリーゲージトレインのこれまでの開発状況と導入断念に至った理由及び今後の国との協議に対する県の考え方
◎太良高校前駅の新設やICカードの利用エリアの拡大をはじめとする長崎本線の利便性確保に向けたJR九州への働きかけの必要性
◎筑肥線及び唐津線の利用者の減少理由と県の受け止め、県内の線区における利用促進に向けた県の取組み
◎「Go To トラベル事業」における県内観光産業への助成効果と事業活用に対する国への要望の必要性
◎出水期における、県管理ダムの洪水調節機能強化の取組と効果
◎有明海沿岸道路や国道207号、国道498号など、県南西部地域における幹線道路整備の状況と今後の見通し
などの質疑が行われました。
最後に、4月臨時会から引き続き審査中の
1地域交流行政について
1文化・スポーツ交流行政について
1県土整備行政について
1災害対策について
以上4件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、地域交流・県土整備常任委員長の報告を終わります。