議案等の審議結果

平成26年2月定例県議会

委員長報告 

総務常任委員長報告
委員長　桃崎　峰人

　総務常任委員長の報告をいたします。

　2月28日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、3月5日及び6日の両日、現地視察を含め委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。

　まず、採決の結果を申し上げます。

　質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第1号議案中、本委員会関係分、乙第2号議案及び乙第6号議案、以上3件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。

　次に、甲第2号議案、甲第6号議案から甲第8号議案まで3件、甲第12号議案、乙第1号議案、乙第3号議案から乙第5号議案まで3件、乙第7号議案から乙第11号議案まで5件、乙第56号議案及び乙第57号議案、以上16件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。

　次に、乙第58号議案「人事委員会委員の選任について」を採決した結果、全会一致をもってこれに同意することにいたしました。

　続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見及び要望の概要を申し上げます。

1、財政問題について、県債残高縮減とあわせて臨時財政対策債をなくすための国への働きかけを行われたい。
　また、限られた財源の、重点的、効率的な配分による予算編成により、県民の期待に応えられるよう努められたい。
1、年々、団員数が減少している消防団について、団員確保や理解促進のためのPR等に加えて、県職員の入団促進にも積極的に取り組まれたい。
　また、消防団の県庁分団の発足にあたり、県庁周辺の火災対応のみならず県内事業所の分団設置や消防団員確保につながる先導的な事例となるよう取り組まれたい。
1、「佐賀県犯罪の起きにくい安全で安心なまちづくり条例」について、広報等による理解促進に努められたい。
　また、警察本来の責務である防犯活動を通じて、県民の安全・安心の確保にも引き続き努められたい。

などの意見が出されました。

　次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。

◎ 総合看護学院の大学化や有田窯業大学校の4年生大学化、県立大学の設置をはじめとした、これまでの大学設置チャレンジの取組み状況と今後の取組み
◎ 県職員におけるテレワーク推進の目的、「モバイルワーク推進実証事業」や、これまでの在宅　　勤務・サテライト勤務で得られた効果や課題、それらを踏まえた今後の取組み
◎ 福岡で発生した病院火災後の調査結果や県内消防本部の対応、また、嬉野の病院火災後の県の対応や、スプリンクラー設置義務のない病院等に対する設置促進などの防火対策充実の取組み
◎ 県地域防災計画におけるこれまでの見直しの内容及び国の原子力災害対策指針の改定状況に応じた次回の地域防災計画見直しの内容
◎ 県有財産を活用した有料広告の実績と今後の取組み、及び未利用財産の現況と売却実績、今後の売却方針
◎ 包括外部監査による指定管理者に対する指摘事項とその原因、県監査委員による監査結果と指摘事項に対する改善の取組み、及び双方の指摘を踏まえた今後の指定管理者制度のあり方
◎ 県直営事業と、地方独立行政法人化後の県立病院好生館における出納局の役割、及び会計管理者としての出納局の役割についての所見
◎ 交通管制センターの改修の目的と効果、信号機の適切な運用など交通管制のあり方、県内の交通事故の現状と今後の事故防止のための取組み

などの質疑が行われました。

　最後に、11月定例会から引き続き審査中の

1、財政確立について
1、政策の統括及び調整について
1、経営支援一般事項について
1、警察行政について

以上4件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。

　以上をもちまして、総務常任委員長の報告を終わります。