議案等の審議結果

平成25年9月定例県議会

委員長報告 

産業常任委員長報告
委員長　岡口　重文

　産業常任委員長の報告をいたします。

　9月19日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案、及び継続審査中の事件につきまして、9月25日及び26日の両日、現地視察を含め委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。

　まず、採決の結果を申し上げます。

　質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第37号議案中、本委員会関係分、乙第62号議案及び乙第67号議案、以上3件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。

　続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見、及び要望の概要を申し上げます。

1、有田焼創業400年事業「佐賀県プラン」については、業界団体等との連携を図り、事業の効率的な推進に努められたい。
　また、産地全体の成果指標と目指す姿の実現に向け、事業の推進体制を構築し、スケジュール感をもって取り組まれたい。

1、有田焼創業400年事業を広域的に波及させるため、県と有田町、関係市町や他産地等が連携・役割分担をしながら、肥前窯業圏として取り組めるよう、県が主体となって事業を推進されたい。

との意見などが出されました。

　次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。

◎ 県の海外拠点の主な活動、課題解決に向けた対応状況、各々の運営費や運営形態の現状認識、及び新たな海外拠点展開の可能性
◎ ILC立地評価会議の評価結果に対する認識や検証の必要性、ILC計画に対しての国の対応状況、及び今後の取組み
◎ 肥育農家の経営状況や今後の見通し、及び経営安定のための今後の取組み、並びに県産和牛の国内や海外における販売状況と課題
◎ これまでの観光列車誘致の取組状況と今後の取組み、及びJRと連携した県の観光振興の考え方
◎ 学校給食や福祉施設等における県産食材の利用状況や、「さが地産地消の店」の登録状況、及び今後の地産地消の推進に向けた取組み
◎ 県内の農産物直売所や農家レストランの設置状況、農家民宿や民泊の受入状況、及び今後の都市農村交流の取組み
◎ 農作物の新品種開発に向けた取組状況、及び「いちご」の品種開発の狙いや現状と今後の取組み
◎ 有明海や玄海の水産資源回復に向けた現在の取組状況と今後の取組み、及び諫早湾干拓潮受堤防排水門の開門調査や、海砂採取が玄海地区の水産資源へ及ぼす影響
◎ 玄海地区における不適切な魚類養殖の内容と県の認識、改善に向けた養殖業者と漁協に対する指導内容、及び適正な魚類養殖に向けた今後の指導方針

などの質疑が行われました。

　最後に、6月定例会から引き続き審査中の

 1、農林水産商工行政について
 1、生産振興行政について 

以上2件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。

　以上をもちまして、産業常任委員長の報告を終わります。