議案等の審議結果

平成24年11月定例県議会

委員長報告 

総務常任委員長報告
委員長　竹内　和教

　総務常任委員長の報告をいたします。

　12月10日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、12月12日及び13日の両日、現地視察を含め委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
　　
　まず、採決の結果を申し上げます。
　質疑終結の後、討論に移り、甲第38号議案中、本委員会関係分及び乙第86号議案について、反対の立場から、「今進められている地方分権及び地域主権の立場か ら、県と市町の財源負担については、きちんと区別し、それぞれの立場から行政を 推進することが望ましく、さらに、繰越明許についても、本来なら、その年度の  事業予算は、その年度に消化することが基本であるが、巨額の予算が次年度に繰り越されている。このような観点から、一般会計補正予算（第4号）及び県事業に対する市町の負担には反対である。」との討論がありました。
　
　討論の後、直ちに採決に移り、甲第38号議案中、本委員会関係分、及び乙第86号議案、以上2件の議案を採決した結果、賛成者多数をもって原案のとおり可決いたしました。
　次に、甲第40号議案、乙第77号議案から乙第79号議案まで3件、乙第88号議案及び乙第99号議案、以上6件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
　次に、甲第41号議案「平成24年度佐賀県一般会計補正予算（第3号）の専決処分について」を採決した結果、全会一致をもってこれを承認することにいたしました。
　次に、乙第97号議案「収用委員会の委員及び予備委員の任命について」を採決した結果、全会一致をもってこれに同意することにいたしました。
　次に、乙第98号議案「土地利用審査会委員の任命について」を採決した結果、全会一致をもってこれに同意することにいたしました。
　次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。

◎　政策監グループの役割、各事業本部の新規事業に対する具体的対応内容と課題、及び長期プロジェクトや、それに従事するスペシャリスト育成の必要性　
◎　消防本部から消防団への迅速かつ的確な情報伝達や、各消防団が抱える課題の解決のための県と市町との連携強化、及び県の支援の必要性　
◎　原子力災害時における避難計画の内容と、避難手段や要援護者の避難体制などの問題点、避難道路の整備の必要性、及び原子力発電所にミサイルが発射された場合の警察や県の対応　
◎　健全な財政運営のための県債に依存しない県税をはじめとする自主財源確保対策の必要性や臨時財政対策債の問題点、及び今後の核燃料税のあり方に関する認識　
◎　県職員の再任用に関する警察や県の具体的な制度内容と今後の計画
◎　最近の県職員の死亡事案に対する県の認識、及び職員の健康管理と、よりよい職場環境をつくっていくための今後の対策　
◎　プルサーマル公開討論会シナリオ作成等の業務委託契約における変更契約処理の問題点、及び追加調査を行った副知事の認識　
◎　交通事故防止のための警察から行政機関への交通事故多発地点の情報提供や道路交通環境の改善、及び道路利用者に対する交通マナー向上のための安全教育の取組み　
◎　暴力団排除に取り組む県民等に対する安全確保の必要性と、その具体的な対策内容

などの質疑が行われました。
 　
　最後に、9月定例会から引き続き審査中の　
1、財政確立について
1、政策の統括及び調整について
1、経営支援一般事項について
1、警察行政について
　
以上4件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。

　以上をもちまして、総務常任委員長の報告を終わります。