議案等の審議結果

平成23年9月定例県議会

委員長報告

文教厚生常任委員長報告
委員長　石倉　秀郷

　文教厚生常任委員長の報告をいたします。

  9月14日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、9月20日及び21日の両日、委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。

　まず、採決の結果を申し上げます。
　質疑終結の後、議案について、直ちに採決に移り、甲第38号議案中、本委員会関係分を採決した結果、賛成多数をもって、原案のとおり可決いたしました。
　次に、乙第48号議案、乙第49号議案、及び乙第56号議案、以上、3件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって、原案のとおり可決いたしました。
  続いて、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。

◎今年度限りとなっている雇用基金事業終了後の、新たな県の代替事業継続の必要性
◎県内の認定こども園の設置状況と制度の問題点、及び実質的な一元化に向けた取組み　
◎保育所看護師配置促進特区申請の経緯と、認定後の現場の変化や課題、及びさらなる課題解決に向けた取組み
◎九州電力のやらせメール問題に関する第三者委員会の中間報告に対する県の見解と、今後の対応、及び一連のメール問題の知事の責任の所在、並びに玄海原子力発電所に係るストレステストの現状と今後のスケジュール、及びテスト終了後の対応
◎原子力発電所の高経年化問題に関する国及び県の認識、並びに玄海原子力発電所一号機の照射脆化に関する専門家会議の設置の要請
◎6月21日の知事と九州電力関係者との会談の内容、及びこの問題による社会的影響、並びに一連のやらせメール問題に関する知事の責任
◎5月16日の原子力安全保安院からの説明前の、統括本部長と九州電力大坪佐賀支店長との電話の内容
◎大坪メモの内容に対する知事の認識
◎重粒子線がん治療施設の収支見通しと運営計画の実現性、及び年間患者数が目標を下回った場合の県の対応
◎社会福祉法人祥風会問題の現在の状況、及び監査の対象となっていない18年度より前の経理に関する調査の必要性
◎子ども医療費助成として現物支給を行うことの問題点と、その課題への対応
◎特別養護老人ホームにおける高齢者の口腔ケアのための歯科衛生士の配置の必要性、及び児童や生徒のフッ化物洗口の実施状況と、普及啓発
◎市町国保における一般会計からの繰入問題と改善策、及び医療費適正化に向けた取組み
◎特別養護老人ホームの整備の必要性
◎発達障害児の状況把握と支援対策の取組み
◎在宅で介護している重症心身障害児の県内事業者への受入れ状況、及び拡大に向けた県の取組み
◎AEDの設置状況と普及啓発活動の取組み
◎医師修学資金制度の改善などの医師確保に向けた取組状況と、医師確保に向けた取組の強化
◎県関係課への歯科医師配置による歯科医療体制の充実や、歯科行政の一元化の必要性、及び在宅歯科診療に対する支援の強化
◎食事への配慮が必要な避難者のための災害用食品の備蓄や、避難所での食事の提供、及び避難所での食事相談体制の必要性
◎がん治療における手術、抗がん剤治療、放射線治療の三大療法以外の、食事療法への取組みの必要性
◎特別支援学校における早朝登校への対応状況と課題、及び希望者への今後の対応
◎小中学校の土曜日開校についての県教育委員会の考えと、実施に向けての課題、及び今後の取組み
◎海外留学を増やすための、高校生に対する経済面以外の海外留学支援や海外留学経験者の活用などの取組み
◎県内高等学校の海外修学旅行の状況、及び海外修学旅行に対する教育委員会の考えと今後の対応

などの質疑が行われました。
最後に、6月定例会から引き続き審査中の

1、くらし環境行政について
1、健康福祉行政について
1、教育の振興について

以上3件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
　以上をもちまして、文教厚生常任委員長の報告を終わります。