文教厚生常任委員長報告
委員長 竹内 和教
文教厚生常任委員長の報告をいたします。
3月6日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件に
つきまして、3月10日及び11日の両日、委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、
その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、討論に移り、甲第1号議案中、本委員会関係分について、反対の立場から、
「評価するべき点以上に反対するべき点が多い。職員給与の削減や福祉関係事業の縮小・
廃止等が盛り込まれ、行財政改革緊急プログラムVer・2.0を推進する内容になっている
こととあわせ、唐津市鎮西町菖蒲の廃棄物処理施設整備における高額の事業費のあり方が
問題である。また、後期高齢者医療制度等の国の医療費抑制路線を反映し、県民の生きる
権利を脅かしている。」との討論がありました。
討論の後、直ちに採決に移り、まず、甲第1号議案中、本委員会関係分を採決の結果、
賛成者多数をもって、原案のとおり可決いたしました。
次に、甲第16号議案、乙第17号議案及び乙第19号議案以上3件の議案を一括して
採決の結果、賛成者多数をもって、原案のとおり可決いたしました。
次に、乙第9号議案、乙第15号議案、乙第16号議案及び乙第20号議案以上4件の
議案を一括して採決の結果、賛成者多数をもって原案のとおり可決いたしました。
次に、甲第3号議案、甲第13号議案、乙第10号議案から乙第14号議案まで5件、
乙第18号議案及び乙第21号議案以上9件の議案を一括して採決の結果、全会一致を
もって原案のとおり可決いたしました。
続いて、付託議案についての主な意見及び要望の概要を申し上げます。
1、唐津市鎮西町菖蒲の廃棄物処理施設整備事業の支援については、公共関与型の
先進例として他自治体が追随するよう努められたい。
1、患者が病院よりも、むしろ医師を選ぶ時代において、新しい県立病院好生館の
スタートというこの時期に、しかも、名だたる技術力を持った医師を十分に確保する
ことが一つの課題にさえなるというのに、任期途中で館長が辞任するという前例の
ない事態は、県民に大きな不安を与える大変大きな問題であると厳しく指摘する。
1、ウィルス性肝炎患者の治療促進、将来的な肝がん死亡の激減を目指して、肝がん
緊急総合対策に強力に取り組まれたい。
1、精神障害者グループホームの整備に当たっては、精神疾患に対する誤解や偏見の
解消にも努められたい。
との意見などが出されました。
続いて、所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 放課後児童クラブと放課後子ども教室との連携に向けての県の取組み
◎ 食品安全行政の現状と今後の対応
◎ 粒子線がん治療施設の設置場所等についての県の考え方
◎ 後期高齢者医療制度の導入に当たっての県の取組みと、県独自の保険料負担軽減策の
可能性
◎ がん対策に対する県の取組みと、がん診療連携拠点病院の果たすべき機能
◎ 動物の愛護及び管理に関する施策の充実に向けての取組み
◎ 伊万里地区の高校再編に係る地元からの提案についての県教委の所見
◎ 少人数学級とティームティーチングの選択制度についての県教委の方針
◎ スーパーティーチャーの配置に伴う人的措置及び今後の配置
◎ 子どもたちのための学校づくりの取組み状況と一層の発展に向けての県教委の所見
◎ 音楽教育の環境整備と教育内容の充実
◎ 名護屋城跡の保存整備の状況と名護屋城博物館における今後の日韓交流事業の取組み
などの質疑が行われました。
最後に、11月定例会から引き続き審査中の
1、くらし環境行政について
1、健康福祉行政について
1、教育の振興について
以上3件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に
申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、文教厚生常任委員長の報告を終わります。
|