九州新幹線・佐賀空港等特別委員会
委員長 瀬戸久司
九州新幹線・佐賀空港等特別委員長の報告をいたします。
九州新幹線建設、在来線対策、佐賀空港の利活用及びこれに関連する道路の
諸問題の調査に関する件につきまして、6月29日に委員会を開催し、慎重に
審議いたしましたので、その過程で申し述べられました主な質疑の概要を報告
いたします。
まず、九州新幹線建設関係としては、
◎ 長崎ルート導入によるマイナス面についての検討と地元に対する説明の有
無
◎ 佐賀県の負担軽減のための長崎県の応分負担についての現在の協議状況及
び今後の協議の目途
◎ 沿線市町の同意が得られない場合の長崎ルート関係の国の本年度及び来年
度予算の取り扱い
◎ フル規格化に対する佐賀県、長崎県及びJR九州それぞれの考え方
◎ 長崎ルート全般についての県民への正確な情報提供
◎ フリーゲージトレイン導入による運賃の上昇、特急等の運行本数減少など
利便性低下の懸念
◎ フリーゲージトレイン導入による山陽新幹線直接乗り入れの効果
◎ 長崎ルートの時間短縮効果についての算出根拠
◎ 長崎ルート導入による費用対効果の見込み
◎ 長崎ルートを整備することによる佐賀県発展への効果
◎ 鹿児島ルート新鳥栖駅に併設される在来線新駅の検討状況及び今後のスケ
ジュール
◎ 鹿児島ルート建設による近隣住民への騒音等に対する県の対応
◎ 長崎ルートを活用して各地域が取り組む振興策に対する県の考え
次に、在来線対策関係としては、
◎ 長崎ルート導入による肥前山口～肥前鹿島間の代替交通案の需要及び収支
予測
◎ 肥前鹿島以南（佐賀県区域及び長崎県区域）の代替交通案の検討状況
◎ JR長崎本線存続期成会との協議状況の確認
◎ 並行在来線が分離経営されることにより沿線地域が受けるデメリットにつ
いての県の考え
次に、佐賀空港の利活用及びこれに関連する道路関係としては、
◎ 利用実績が当初の需要予測を大幅に下回っている事についての県の認識
◎ 昨年7月から就航している夜間貨物便の実績及び貨物便の運航時間等今後
の取り組み
◎ 福岡空港との機能分担の検討状況
◎ 佐賀唐津道路の整備状況及び完成見込み時期
◎ 佐賀唐津道路の早期完成に向けた国への要望状況
などの質疑が行われました。
最後に、九州新幹線建設、在来線対策、佐賀空港の利活用及びこれに関連す
る道路の諸問題の調査に関する件につきましては、重要な問題が残されていま
すので、閉会中の継続審査とする必要があることを議長に申し出ることにいた
しました。
以上をもちまして、九州新幹線・佐賀空港等特別委員長の報告を終わります。
|