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文教厚生常任委員長報告
委員長 稲富康平
文教厚生常任委員長の報告をいたします。
9月22日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び
継続審査中の事件につきまして、9月27日及び28日の両日、委員会を開催
し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いた
します。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、
甲第29号議案中本委員会関係分、乙第56号議案、乙第65号議案及び、乙第
69号議案以上4件の議案を一括して採決の結果、全会一致をもって原案の
とおり可決いたしました。
次に、乙第71号議案「教育委員会委員の任命について」を採決の結果、
全会一致をもってこれに同意することにいたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見
及び要望の概要を申し上げます。
1、公共関与の廃棄物処理施設の整備に当たっては、都市計画法など開発
にかかる法令を遵守し、地域振興策の推進については、地元とのこれま
での交渉経緯を十分考慮されたい。
1、唐津東高校への中高一貫教育導入に伴う、施設設備の新東唐津駅土地
区画整理事業地内への全面移転については、同事業区域内地権者の要望
を踏まえ、地元唐津市と十分協議し、事業の円滑な推進に努められたい。
との意見などが出されました。
次に、所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上
げます。
◎ 市町村合併に伴う一部事務組合の取り扱いと合併後の円滑な運営を行
うための県の指導
◎「次世代育成支援対策推進法」に基づく県の少子化対策の推進体制と今
後の取り組み
◎ プルサーマル計画に対する県の県議会への対応
◎ 諫早湾干拓事業に関する中・長期開門調査実施の国への要請と関係県
との連携強化
◎ 鳥栖・三養基西部環境施設組合のごみ焼却施設におけるダイオキシン
発生検査装置の設置
◎ 福祉制度の変革に対応した県立福祉施設のあり方検討の基本的考え方
と今後の進め方
◎ 保健所等における医師の確保と人材の育成
◎ 児童虐待早期発見のための相談体制強化と虐待防止のネットワーク構築
◎ 障害者の就労条件改善のための対処状況と今後の対応
◎ 県立病院好生館移転の基本的考え方と移転先決定後の対応
◎ 県立病院好生館跡地利用計画の進め方
◎ 増加する自殺の予防のための取り組みと今後の対策
◎ 独居高齢者等に十分配慮した高齢者の健康 ・生きがいづくりの推進
◎ 高齢者の健康指標である「健康寿命」の県内の状況と今後の活用方法
◎ 財団法人佐賀県環境科学検査協会の概要と運営等に対する県の指導・
監督
◎ 三位一体改革による国庫補助負担金改革に伴う義務教育費国庫負担金
等の本県への影響 と教育委員会の見解
◎ 小学校低学年や中学一年生を対象とした少人数学級とチームティーチ
ングの選択的導入に当たっての考え方と今後の進め方
◎ 専門高校グループの再編計画の検討状況と最終的な結論に向けてのス
ケジュール
◎ 学校教育の目的と適切な生徒数の考え方
◎ 中高一貫教育の現状と今後の見通し
◎ 市教育委員会への充て指導主事の配置の継続及び増員の検討
◎ 財政面を考慮した長期的展望に立った教育の推進
◎ 厳しい財政に対処した効率的・効果的な県立博物館施設の運営のあり方
◎ 佐賀城本丸歴史館周辺の埋蔵文化財の状況と保存
◎ 多様な教育効果が期待できる学校給食の更なる充実に向けた取り組み
◎ 学校給食を通した食のマナー教育への取り組み
◎ 全国高校総体の本県開催にあたっての競技施設の現状と整備の考え方
などの質疑が行われました。
最後に、6月定例会から引き続き審査中の
1、くらし環境行政について
1、健康福祉行政について
1、教育の振興について
以上3件につきましては、なお調査検討が
必要なため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、文教厚生常任委員長の報告を終わります。
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