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文教厚生常任委員長報告
委員長 水田唯市
文教厚生常任委員長の報告をいたします。
3月8日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び請願、
並びに継続審査中の事件につきまして、3月10日及び13日の両日、委員会を
開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告い
たします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第1号議案中、本委員会関係分を採
決の結果、賛成者多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、甲第13号議案、乙第6号議案、乙第7号議案、乙第10号議案から乙
第13号議案まで4件、以上7件の議案を一括して採決の結果、賛成者多数を
もって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、甲第2号議案、甲第3号議案、乙第8号議案、乙第9号議案、以上4件
の議案を一括して採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべき
ものと決しました。
次に、請第1号請願「30人学級の早期実現、私学助成の抜本的拡充、教育
費の父母負担軽減を求める請願書」及び請第3号請願「介護保険の改善・充
実を求める請願」、以上2件の請願を一括して採決の結果、賛成者少数をも
って不採択とすべきものと決しました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見
及び要望の概要を申し上げます。
1．福祉サービス苦情解決事業については、サービス利用者等への早急な周
知を図られたい。
1．配食サービスなどの元気な高齢者対策の充実を図られるとともに、市町
村との連携をとり、十分な支援を行われたい。
1．敬老祝い金については、支給金額の減額を見合わされたい。
1．重度心身障害者医療助成事業の対象外となる障害者への助成については、
介護保険の利用状況等を踏まえ、改善を検討されたい。
1．認可外保育施設に対する補助に当たっては、その対象範囲を定められた
い。
1．親子が利用する頻度が高い公共的施設への「ベビーチェア」、「ベビー
シート」の設置を促進されたい。
1．施行事業である子育て相互支援事業は、ファミリー・サポート・センタ
ー事業と連携し、全県的な取り組みとなるよう推進されたい。
1．乳幼児に対するフッ素塗布、洗口等の事業を契機として、保護者にう蝕
予防の意識が高まるよう、啓発に努められたい。
1．日常生活等から発生する新たな環境問題を解決するため、環境新世紀
「エコ・ミレニアム」推進事業を充実させるなど、県民の実践行動の促
進を図られたい。
1．高校生海外留学研修事業の実施に当たっては、留学先での安全性に十分
配慮されたい。
1．教育ルネサンス21プランのうち、学校教育の充実に係る事業については、
早急に拡充を図られたい。
1．日韓両国の友好推進のため、特別史跡「名護屋城跡並びに陣跡」の保存
整備と名護屋城博物館における日韓交流事業を更に充実されたい。
との意見などが出されました。
以上のほか、所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を
申し上げます。
◎ 公共的施設のバリアフリー化の積極的推進
◎ 県庁舎内のオストメイト用トイレの整備促進とオストメイトにも配慮
された新しい県病院の検討
◎ 原子力発電所から10キロ圏内の医療・福祉施設における避難等マニュ
アルの作成とヨウ素剤の追加配備
◎ 一人ひとりの状態に応じた障害者福祉施策の充実
◎ 公立保育所における延長保育事業の充実への県の指導
◎ 医療福祉の充実のための看護行政の推進
◎ 地域コミュニティ形成のための学校施設の複合化の推進
◎ 不登校児童生徒への対応と保護者への配慮の充実
などの質疑が行われました。
最後に、11月定例会から引き続き審査中の
1．福祉保健環境行政について
1．教育の振興について
以上2件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査
といたしたい旨、議長に申し出ることに決しました。
以上をもちまして、文教厚生常任委員長の報告を終わります。
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