遺産にまつわる物語
株式会社戸上電機製作所は大正14年に戸上信文氏が設立した会社である。戸上電機製作所本館は同年8月に完成し、建設時は2階建てであったが、その後、増改築が行われ、昭和13年に現在の木造3階建てになった。昭和36年、天皇皇后両陛下の佐賀県への行幸啓の際には、戸上電機製作所も訪問された。
特徴
佐賀の発展とともに、会社創業時から現在の地にあり続けた本館は、時代を超えて存在する貴重な建造物であるとの所有者の思いから、大切に維持管理されてきた。本館は現在も社業で使われており、令和7年に創業100周年を迎えるにあたり保存のための耐震補強と外壁改修および内部の改修工事が行われたが、創業当時の面影を残すことに配慮された改修となっている。
保存や活用の取組
従業員と地域の方を対象に開催されているTogamiふれあいまつりなどを通して、地域にもより深い愛着や親しみを持ってもらえるようにするとのこと。また、普段は業務に使用されている本館社屋の内部の公開についても検討されている。